意外と知られていない生で食べられる野菜 生で食べるメリット 生で食べてはいけない野菜は?

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生野菜は体に良いと言われるように、大きなメリットがあります。そして、生野菜といわれてイメージするもの以外にも、実はあまり知られていないけれど生で食べられる野菜というものが実はかなりあるんです。そんな生で食べられる野菜と、食べる際の注意点についてご紹介します。また、生で食べれそうだけれど食べてはいけない野菜についてもご紹介します。ぜひ、上手に生野菜を食事に取り入れ、健康に役立ててください。

野菜を生で食べるメリット・デメリット

生野菜はカラダにいい!なんて言われますが、本当にそうなの?

野菜を生で食べるメリットって、一体何なのでしょうか。

野菜を生で食べるメリットは、その野菜の持つ栄養素を無駄なく全て摂れるところにあります。

実は野菜の持つビタミンやミネラルの多くは、加熱することで壊れ、茹でたり煮たりすると水の中に流れ出して失われてしまうのです。

よくスープが良いと言われるのも、溶け出した栄養素を飲むことができるからです。

そんなスープにするよりも、野菜は生で食べるのが、身体にとって最も無駄なく栄養素を取り込むことのできる方法です。

では反対に野菜を生で食べることに、デメリットはないのでしょうか。

実はデメリットもあります。

デメリットの1つは、加熱した野菜と比べると消化が悪いということです。

そしてもう1つ、食中毒のリスクが少なからずあるということです。

食中毒を防ぐには加熱調理をした方がリスクは軽減できます。ただ、しっかり野菜を洗い衛生面に配慮すれば、生野菜による食中毒は防げます。

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意外と知られていない生で食べられる野菜

生野菜と聞くと、まず思い浮かべるのがサラダではないかと思います。

そしてサラダというと、レタスやトマト、玉ねぎ、キャベツ、ピーマン、人参…。

意外と生で食べられると思っている野菜って、限られるのかなと思ってしまいますよね。

しかし、実はあまり知られていないけれど、生で食べられる野菜って意外とあるのです。

ということで、生で食べられる意義な野菜をご紹介しましょう。

意外と知られていない生で食べられる野菜がこちらです。

  • ブロッコリー
  • カリフラワー
  • トウモロコシ
  • オクラ
  • カブ
  • ナス
  • 小松菜
  • ズッキーニ
  • コリンキー
  • ジャガイモ
  • アスパラガス

知ってるよ!と言う野菜もあれば、えー、ホント?と思った野菜もあるのではないでしょうか。

ただ、食べる時に少し注意のいる野菜もありますので。少し補足しておきますね。

まず、ブロッコリーとカリフラワーを生で食べる場合は、よく洗ってください。汚れを落とすには小房に分けてから洗うことです。更に、10分程度水にさらして、汚れをしっかり落としてから食べましょう。

オクラを生で食べる時は、産毛を塩でよくもんで、しっかり落としてからの方が食べやすいです。

ナスを生で食べる時は、えぐみがあることと変色して見た目が変わるので、アク抜きをしましょう。アク抜きは0.5~1%の塩水に切ったなすをすぐに入れ、5分ほどしたら水を切ります。そのあと、キッチンペーパーなどで水気を取ることで栄養素の流出が防げます。

ズッキーニを生で食べる時も、若干えぐみを感じる場合があるので、できたらアク抜きをすると良いでしょう。

ジャガイモについては、ちょっと詳しく説明します。

ジャガイモを生で食べる時の注意点

ジャガイモを生で食べる時には、すこし注意が必要になります。

ジャガイモには皮や芽の部分にソラニンという毒素があるため、生で食べる場合は皮をむき、芽は丁寧に取り除く必要があります。

また、生のジャガイモに含まれるでんぷん質(βでんぷん)は、人間の消化酵素では消化しづらいでんぷんです(熱を通すと消化しやすいαでんぷんに変わる)。

なので、生のジャガイモをたくさん食べてしまうと、消化不良を起こしやすくなります。

ジャガイモを生で食べるなら、毎日食べないこと、1回の分量は1/2~1個までにすると安心です。

そして食べる前は水に晒すとアクが抜けて、食べやすくなります。

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生で食べちゃだめな野菜

一見、生で食べられそうと思うものの、生では食べられない野菜もあります。

それは、

  • もやし
  • ほうれん草

です。

もやしはとても食中毒菌が繁殖しやすい野菜です。そのため、生では絶対に食べず、必ず加熱調理して食べるようにしてください。

ほうれん草はアクの強い野菜で、ほうれん草のアクに含まれるシュウ酸を摂りすぎると、尿路結石症の原因になる可能性が高まります。

シュウ酸は水溶性のため茹でると減少します。なのでほうれん草は必ず茹でて食べましょう。

ただ、実は品種改良をしてシュウ酸をほとんど含まない「サラダほうれん草」というものがあります。これであれば生で食べることは可能です。

まとめ

野菜を生で食べるメリットは、加熱することで失うその野菜の持つ栄養素を全て摂れるところです。

反対にデメリットは消化が悪いことと、食中毒のリスクです。

食中毒を防ぐためには、清潔な環境でよく野菜を洗って食べるようにしましょう。

意外と知られていない生で食べられる野菜には、

  • ブロッコリー
  • カリフラワー
  • トウモロコシ
  • オクラ
  • カブ
  • ナス
  • 小松菜
  • ズッキーニ
  • コリンキー
  • ジャガイモ
  • アスパラガス

などがあります。

それぞれ生で食べる際に注意すべきものもありますが、特にジャガイモを生で食べる場合は、扱いに注意が必要です。

また、生で食べてはいけない野菜に、

  • もやし
  • ほうれん草

があります。

もやしはとても食中毒菌が繁殖しやすい野菜なので、必ず加熱してから食べましょう。

ほうれん草のアクにはシュウ酸が含まれており、このシュウ酸が尿路結石症の原因になると言われています。シュウ酸は茹でることで減らすことができますので、ほうれん草は必ず茹でてから食べましょう。

ただし、品種改良によりシュウ酸をほぼなくした「サラダほうれん草」というものがあります。これなら生で食べても大丈夫です。

上手に生で野菜を食べて、しっかりと野菜の持つ栄養を身体に取り込み、健康に役立ててくださいね。

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