年末の大掃除 効率良く進める方法 あえて大掃除の時期に掃除しなくていいところとは?
年末の大掃除を効率良く進める方法や、今の時代にあった大掃除の考え方などをご紹介します。大掃除の段取りの注意点や、あえて大掃除の時期に掃除しなくていいところなどもご紹介します。大掃除のハードルを下げて、サクッと終わらせちゃいましょう!
年末の大掃除
年末というと、「大掃除」しなくちゃ!というのが頭に浮かぶ人も少なくないと思います。
特にある程度の年齢以上の人にとっては、年末の大掃除は頭に深く刷り込まれているような気がします。かくいう私もその1人です。
しかし、12月は「師走」と書くように、1年で最も忙しい時期でもあります。
仕事でもプライベートでも忙しく、年末になる頃にはかなりお疲れモードで、もう大掃除などせずに少しはゆっくりしたい!となっていませんか?
なので、家中ピカピカにする大掃除はやめて、掃除すべきところとそうでないところを決めてやることにしてはどうでしょうか。
すべてを浄化して新年を迎えなくては、という呪縛から逃れ、ポイントを決めて掃除することにすれば、少しはモチベーションも上がるかもしれませんよ。
大掃除のその前に
年末の大掃除と言いますが、実は大掃除ってもう少し前から始めないと、意外と段取り良く進められないものなのです。
というのも、掃除できれいにする前に、「片付け」をしないとならないからです。
普段忙しくてなかなか掃除ができないという家であるほど、不用品も溜まっているように思います。
これら不用品を処分するところから始めるには、粗大ごみなどに出したり、各種ゴミの年内最終回収日を考慮して計画的に進める必要があるからです。
なので、本当は12月の頭からぼちぼち不用品の片付けを始め、ある程度ものがなくなって部屋がスッキリした状態で、汚れた箇所の掃除に入るというのがベストな流れです。
ならもう年末には間に合わないな…そう思った方、それでも不用品をまとめておくことはできますので、とりあえず要らないものをまとめ、あとは捨てるだけというところまではやってしまいましょう。
そして、年が明けたらすぐに捨てられる状態にしておけば、それでも気持ちはかなりすっきりとして、年を越すことができますよ。
大掃除を効率良く進める方法
大掃除は全てを完璧にやろうとしてはいけません。初めはいいのですが、それだと最後まで完走できないからです。
なので、手をつける前に、ここだけはやるという箇所を決めてから始めることをおすすめします。そのためには紙に書いてリスト化し、1つ終わったら斜線で消していきましょう。
リストは優先順位の高いものを上から順に書き、上位5つの下に一旦横線を引いて、その下の6番目以降は余裕があったらやることとし、仮に手を付けられなかったとしても良しとしましょう。
上位5つを掃除する際に必要となる道具は、掃除を始める前に準備しましょう。掃除に足りないものがあれば、先に買い物を済ませます。6位以下で必要なものは、この時はあえて買わなくてもいいでしょう。
また、掃除の時間は、1箇所につき最長1時間以内に終わらせるよう、頭の中でイメージして進めましょう。
1箇所ばかりを一生懸命完璧にきれいにしても、全体がきれいにならないとなんとなくスッキリしないものです。
あえて100点は目指さず、80点でOKとしてください。
あえて年末の大掃除でやらないところ
では次に、あえて年末の大掃除でやらないことにするおすすめの場所というのをご紹介します。
それはズバリ、
- キッチンの油まわり
- ベランダや外回りの掃除
です。
年末の大掃除というと、換気扇の掃除は筆頭に上がりそうですが、キッチンの油まわりは油がこびりついているので、お湯でないとなかなか汚れが落ちません。
しかし、寒い年末はお湯がすぐに冷えてしまうため、油汚れのある箇所の掃除には向いていない季節なのです。
同じ作業なら、効率良くできる季節に行ったほうが短時間で済みますよね。なので、油汚れの掃除は暖かくなってからにしましょう。
それと同様、ベランダや庭先など外回りの掃除も、寒い中で行うのはどうしても気が滅入ります。なのでこれも、暖かくなってからやるようにします。
ただ、あまりにも気になるという場合は、大掃除の時期には2割程度済ます感じで簡単にさっと行うと良いでしょう。
まとめ
年末には大掃除というイメージがありますが、現代は以前と比べ物にならないほど忙しさも増しています。また、夫婦共働きも増え、家事をする時間も足りないという状態にあるでしょう。
なので、大掃除の意味あいも以前とは変わって当然なのです。なので、もう完璧は求めないでください。
仕事納めの後、やっと少し時間ができたと思いきや、家中の大掃除をして、年賀状を書いて、お正月の買い出しや準備をして、実家にも挨拶に行って、なんてやっていたら、年が明けて仕事が始まる頃にはヘトヘトに、なんていうことになりかねません。
お正月休みは意外と短いので、翌年からまた元気に頑張るためにも、少しは骨を休めて自分を労る時間に使いましょう。
完璧主義はメンタルが病む原因になりますので、ぼちぼちいきましょう。