ニセ電話詐欺はどう防ぐ?被害に遭いやすい高齢者には判断力の低下で済ませて良いのか?
こう言っては何ですが、ニセ電話詐欺については、なぜ高齢者はいとも簡単にひっかかるのかわかりません(汗)
孫や息子を装ったオレオレ詐欺だけでなく、
- 税務署
- 年金事務所
など、官公庁からのニセ電話詐欺もまん延していますが、あまりにも随意反射し過ぎなのではないかと考えます。
本質的にお年寄りは、疑うということを知らなさすぎるから、ターゲットにされ続けているわけで・・・。
そこで今回は、こうした電話による詐欺についての個人的見解や対策などをシェアしたいと思います。
もくじ
ニセ電話詐欺の分類
まず、警察ではニセ電話詐欺を10種類に分類しています。
- オレオレ詐欺
- 預貯金詐欺
- 架空料金請求詐欺
- 還付金詐欺
- 融資保証金詐欺
- 金融商品詐欺
- ギャンブル詐欺
- 交際あっせん詐欺
- その他の特殊詐欺
- キャッシュカード詐欺盗
このような種類があるのだと、お年寄りに対して、何度も啓蒙することが肝心なのではないでしょうか。
判断力低下を理由にすると被害は減らない
お年寄りは判断力が低下しているから騙されやすいと言われますし、実際に、それが原因となって大金を奪われた事件もあったでしょう。
しかし、そこにフォーカスすると、何も問題は解決しません。
判断力が低下する原因は何なのか?
恐らく、危機感への感応力がマヒしているのではないかと推測しています。
昔から「お年寄りを大切にしましょう」というフレーズが尊重されました。
あまりに大切にし過ぎたせいで、自己防衛能力が低下したということは考えられないでしょうか。
70歳まで定年延長が叫ばれる中で、そんなに判断力が低下してしまうのならば、延長する意味がありません。
カギはコンビニと金融機関
電話詐欺事件予防の前線に立っているのは、コンビニの店員さんと金融機関の窓口担当の方々の印象が強いです。
新聞記事でも事前に余地として説得に当たり、未然に防いだということが、たくさん掲載されていることから、非常に重要な役割を果たしていると感じます。
素晴らしいの一言です。
ただ肝心のお年寄りに、聞き分けが無いというのが問題。
ヒステリックに感情を高ぶらせているお年寄りをなだめ透かし、随分と時間も取られるでしょう。
赤の他人なのですから、放っておいても構わないはず。
しかし、コンビニと金融機関は最後の砦であり、新聞記事になるのは氷山の一角で、表に出ない被害は多いのかもしれませんね。
電話詐欺への対策
前述の10種類に対して書くのはシンドイので、代表的なニセ電話詐欺についてのみ、私見を述べます。
孫や息子を装っての電話詐欺対策は、電話口での金の無心を止めさせるだけで効果はあります。
つまり、カネを貸して欲しければ、自宅まで話に来いといって切れば良いだけ。
本当に必要なら行動で示しますよ。
お金の価値がお互いにわかっているなら、電話で指図されながらフラフラとコンビニや銀行などには行かないです。
官公庁からの還付金などの電話詐欺対策は、まず、お金絡みで電話はかかってこないという教育を徹底する必要があります。
必ず文書で通知です。
簡単なことなのですけど、誰も教えないのでしょうかね。
まとめ
「ニセ電話詐欺はどう防ぐ?被害に遭いやすい高齢者には判断力の低下で済ませて良いのか?」というテーマで、減らないニセ電話詐欺について書きました。
あくまでも私見なので参考にもならないかも知れませんが、せめてニセ電話詐欺は10種類もあるのだということだけでも、家族で共有しておくことは必要なのではないかなと思います。
私は大丈夫、オレは騙されない、と強情な人は痛い目に遭って見るのも社会勉強と言いたいところですが、それだと益々被害が増えるだけなので、やはり自助努力をして欲しいものです。
参照
各都道府県警察の特殊詐欺対策ページ | 警察庁・SOS47特殊詐欺対策ページ