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映画007シリーズ「ノー・タイム・トゥ・ダイ」を観た感想 タイトルの意味【ネタバレあり】

映画007シリーズの「ノー・タイム・トゥ・ダイ」を観ました。そのタイトルの意味や感想、あらすじ、キャストなどをお伝えします。現段階では007シリーズの25作品目にして最新作である「ノー・タイム・トゥ・ダイ」です。この記事にはネタバレも含まれますので まだ作品を観ていない方はご注意ください。

「ノー・タイム・トゥ・ダイ」ってどういう意味?

まずはタイトルの「ノー・タイム・トゥ・ダイ」ですが、これってどういう意味なのでしょう。

邦題の「ノー・タイム・トゥ・ダイ」は、もともとの原題が「No Time To Die」であり、そのままカタカナにしただけです。

意味としては、「死ぬ暇もない」となります。

それくらい次から次に様々なことが襲いかかってくる。そういうことなのでしょうかね。

【ネタバレあり】「ノー・タイム・トゥ・ダイ」のあらすじ

※ここからはネタバレありなので、まだ観ていない方はご注意ください。

前作「スペクター」で恋仲になったマドレーヌは子供の頃に自宅にいるところを、「能面の男」によって襲撃され母親を殺される。マドレーヌ自身も襲われ、逃げる途中に凍った湖面の中に落ちるものの、なぜかその能面の男はマドレーヌを救い上げる。そんな事がかつてあったことを、マドレーヌはまだボンドに話せないでいた…。

スペクターとの戦いが終わり、恋人のマドレーヌと共にイタリア・マテーラで平穏な生活を送っているところへ再びスペクターの手下が現れ襲撃される。逃げる中でマドレーヌの携帯に収監中であるはずの元「スペクター」の首領ブロフェルドから電話の通知が。そのことによりマドレーヌに対し疑いの念が湧いてしまうボンド。マドレーヌは誤解を解こうとするも、結局ボンドは彼女への疑いを拭いきれず別れを告げる。

その5年後、ボンドは一人ジャマイカで引退生活を送っていたところ、旧友のCIAエージェントであるフィリックスが誘拐されたロシアの細菌学者ヴァルドの救出を手伝ってほしいとボンドに依頼。ボンドは断るもノーミと名乗る女性にと出会い、それが現007だと知り、実は英国(M16)側も細菌学者ヴァルドを追っていることを理解する。

そこでボンドはフィリックスと手を組み、細菌学者ヴァルドを救い出すが、フィリックスと共にいたアッシュの裏切りに会い、フィリックスは死にオブルチェフを連れ去られてしまう。

ボンドはロンドンに戻り、Qやマネーペニーの協力のもと細菌学者ヴァルドが開発していた殺人兵器ナノマシンがイギリスが命じて開発していたことを知るも、それが純粋に国防のためであったとわかり、ブロフェルド奪還を図るために収監中のブロフェルドに接見しようとする。しかしブロフェルドはマドレーヌ以外との面会を断っている旨を聞かされ、そこでマドレーヌと再び顔を合わせることになる。

しかしそのとき、マドレーヌは「能面の男」リューツィファーにブロフェルド殺害を強要されており…。

「ノー・タイム・トゥ・ダイ」のキャスト

「ノー・タイム・トゥ・ダイ」のキャストはこちら。

ジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ):ジェームズ・ボンド
マドレーヌ・スワン(レア・セドゥ):ボンドの恋人?医師。ミスター・ホワイトの娘
リューツィファー・サフィン(ラミ・マレック):能面の男。スペクターを殲滅し、世界をもナノマシンで滅ぼそうとするテロリスト
ノーミ(ラシャーナ・リンチ):ボンド引退後の007
ギャレス・マロリー / M(レイフ・ファインズ):MI6部長
Q(ベン・ウィショー):MI6の兵器開発課長
イヴ・マネーペニー(ナオミ・ハリス):Mの秘書。ボンドの仲間
ビル・タナー(ロリー・キニア):Mの補佐を務めるMI6の幕僚主任
フィリックス・ライター(ジェフリー・ライト):ボンドの旧友。CIA局員
ローガン・アッシュ(ビリー・マグヌッセン):フィリックスと一緒にいた国務省の役人。実はサフィンの一味
エルンスト・スタヴロ・ブロフェルド(クリストフ・ヴァルツ):巨大組織「スペクター」の元首領。ボンドの義兄
ヴァルド・オブルチェフ(デヴィッド・デンシック):サフィンに誘拐されたロシア出身の細菌学者
パロマ(アナ・デ・アルマス):ボンドをキューバで支援する新人CIAエージェント
プリモ(ダリ・ベンサラ):スペクターの傭兵。やがてサフィンの一味に加わる。左目が義眼
マチルド(リサ=ドラ・ソネット):マドレーヌの5歳になる娘。実はボンドの娘

「ノー・タイム・トゥ・ダイ」のボンドガールは、前半に登場するキューバの女性CIAエージェントであるパロマ(アナ・デ・アルマス)と言えるでしょう。

とてもキュートでカワイイ。ちょっとベッキーに似ているような。

「ノー・タイム・トゥ・ダイ」の感想【ネタバレあり】

今回の「ノー・タイム・トゥ・ダイ」も、2時間43分とかなり長かったです。そして過去作品とも登場人物や背景などがつながっているため、「ノー・タイム・トゥ・ダイ」を存分に楽しむためには、ダニエル・クレイグがボンドとなった21作目の「カジノ・ロワイヤル」から観ることをおすすめします。

少なくともマドレーヌが登場する前作の「スペクター」から観ないと、あまり楽しめないかもしれません。

「ノー・タイム・トゥ・ダイ」自体は、前作「スペクター」よりも面白く、ストーリー的には複合的で凝った作りになっているものの、内容はとてもわかりやすいものでした。

お決まりのアクションも、さすがダニエル・クレイグといった感じで、今回もかなり激しかったです。近年の007作品では、冒頭に激しめのアクションシーンがありますが、今回もイタリアでのカーチェイス及びバイクチェイスはすごかった!

個人的には今回のボンドガールであるパロマがとても可愛くて、もっと他のシーンにも登場して欲しかったです(笑)。そしてボンドの娘のマチルド役として、珍しく小さな子役が登場しましたが、この子もとても可愛らしかったですね。

今回こそはやっとハッピーエンドになるかと思いきや、最後の最後でまさかの…。

そりゃないんじゃないの?っていう顛末でしたが、007のこと、まだ何かあるのかもしれませんね。

ジェームズ・ボンドは死んだのか?

ところで、ラストシーン。明らかにボンドが死んだ体で終わっていますが、本当に殉職してしまったのでしょうか。

普通なら絶体絶命だと思いますが、ただ、あのジェームズ・ボンドですからね。

エンディングの最後で、「James Bond will return.」という文字がありましたので、シリーズはこれで終わりということはなさそうです。まだ何の発表もないようですが。

しかし、ダニエル・クレイグはこの「ノー・タイム・トゥ・ダイ」で引退だそうです。

つまり次回作があるとするとするならば、7代目のボンドが登場することになります。

ということは、やはりボンドは死んだのですかね…。

まとめ

これで映画007シリーズ作品の全25作品をコンプリートしました!

全体を通して観てきた感想としては、始めは最も違和感を感じていたダニエル・クレイグの6代目ボンドでしたが、作品としてはダニエルがボンドとなった21作目以降が全体的に最も面白いです。

これは、それまでの1話完結型と違って、作品ごとに繋がりがあるという大きな背景でつながっているところも大きいと思います。それとアクションが激しく、迫力があるところも見応えがありました。

そんなわけで、「ノー・タイム・トゥ・ダイ」で遂にダニエルもボンド卒業となってしまいますが、これは非常に残念です。まぁ、ダニエルも今年55歳を迎えますから、段々と激しいアクションが難しくなってきたというのもあるのでしょう。これがボンド卒業の理由なのかもしれませんね。

そう考えると60歳となったトム・クルーズは、今も新作の「ミッション:インポッシブル」を制作中とのこと。とんでもなくタフな人だなと改めて思ってしまいます。トム・クルーズは、もはやアクションスターですね。

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