カッコつける前にカッコの使い方をおさらい!ライターは少なくとも知っておきたい基礎知識

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Webライターを副業にしたいと考える人は多いものですが、句読点や括弧類の使い分けすらできない人も、また多いのが現実です。

それらは地味ですが重要なスキルであり、校正者や編集者、ディレクターからすると、使い方次第では信頼性を損なう可能性があります。

少なくとも、ライティングの基礎知識ぐらいは学んでおくべき。

案件が獲得できないと嘆くのではなく、こうした地道な努力も含めて、どうすれば採用してもらえるか、考えて実行するほうが得策です。

そこで今回は、それぞれの記号の意味と役割を正しく理解し、適切に使用するために解説することにします。

各記号の意味と役割

カッコの意味を知らずして、カッコよくWebライターの仕事なんてできませんよ。

スタバで澄ました顔してMacBookを開いている人が、どれだカッコつけても、カッコの使い方を知らなければ、そのスキルは使えません

各カッコの簡単に違いをまとめると、

  • ():補足説明、挿入文、列挙など
  • 【】:強調、補足説明、対比など
  • 「」:会話文、引用文、文中の会話など
  • 『』:書名、章題、作品名など

という意味と役割があります。

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具体的な使い分け

難しいのは使い分けですが、できるだけ例を挙げて説明します。

強調の強弱

ここでは、()と【】について書きます。

()は比較的軽い強調を表します。

例えば、「彼は(とても)優秀です」という文では、()内の「とても」はある程度の強調を表しますが、文全体としてはそれほど強い印象を与えません。

一方、【】は()よりも強い強調を表します。

「彼は【非常に】優秀です」という文では、【】内の「非常に」が非常に強い強調を感じるはずです。

引用文と地の文の区別

ここでは、「」と『』についての解説です。

「」は一般的な引用文を示します。

例えば、「彼は『明日来る』と言った」という文では、『』内の言葉が直接の引用であることが示されています。

一方、『』は、特定の用法や表現を示す場合に使われる頻度が高いです。

「彼はその道を『往復する』と言った」という文では、『』内の「往復する」が、特定の言葉や用語を示します。

ちなみに「地の文(じのぶん)」とは、会話以外の説明や叙述の部分を指す文章です。

句読点との組み合わせ

カッコは句読点と組み合わせて使うこともあります。

例えば、「(明日は雨かな?)」という文では、()内に疑問符が含まれているため、最後に句点を付けることで文全体の意味を明確にします。

特殊な場合の使い分け

文脈によっては、カッコの使い分けが特殊な場合もあります。

例えば、論文などの学術的な文章では、()や【】が異なる用途で使われることは、実はよくあることです。

また、小説などの文学作品では、カッコの使い方が独自のスタイルに従うこともあるため、必ずしも、真似する必要はありません。

校正者目線の確認ポイント

納品された記事を校正者の目線でチェックするわけですが、カッコだけでなく句読点の配置、数などにも、意外に気を使います。

校正者としては、

  • それぞれの記号の使い方が適切か
  • 記号の向きや位置は正しいか
  • 句読点との組み合わせは適切か
  • 記号の使い方が一貫しているか

という部分を少なくともチェックします。

具体的には、強調が必要な部分に適切なカッコが使われているかどうか、カッコの位置が正しいかどうかを確認します。

()や【】の開始と終了が、たまに間違っていることもあるので、そこらへんも見ます。

「」や『』については、引用文や特定の表現を示すのに適切に使用されているか、引用文や特定の表現が適切に囲まれているかがチェックポイントです。

一番の注意点は、カッコの使い方が1つの記事内で、一貫したものになっているかどうか。

同じ役割を果たす部分で、異なるカッコが使われることもあります。

例えば、強調の場合に()と【】が混在して使われるなど、Webライターの感覚的なもので記述されると、非常に困ります・・・。

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まとめ

「カッコつける前にカッコの使い方をおさらい!ライターは少なくとも知っておきたい基礎知識」というテーマで、カッコについて書きました。

カッコや句読点は、文章の意味やニュアンスを伝える重要な役割を果します。

Webライターは参入が簡単ですが、それぞれの記号の意味と役割を正しく理解し、適切に使用できる人は多くありません。

本記事を参考に、正しいカッコの使い方をマスターし、より質の高い文章作成を目指して欲しいところです。

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