漫画の原作とは何をする?最近の新しいマンガ制作の形態 アニメ化したときの著作権など

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漫画の原作とは何をする?最近の新しいマンガ制作の形態では、絵を描く人とストーリーを考える人が別々なようですね。そんな近年の漫画家についてや漫画がアニメ化や映画化、ゲーム化したり、グッズ販売などされた場合の、漫画家の著作権などについてお伝えします。

漫画原作とは

漫画原作とは、漫画を制作する上での設定やプロット(章立て)、ストーリーを考えることです。

漫画原作の形態は様々で、映画の脚本のように書く場合もあれば、小説のように書きたり、漫画ならではのネーム(絵コンテ)形式を取るなどの手法があります。

漫画原作を考える人のことを、漫画原作者と呼びます。

編集者はプロットなどを考えることがあるため、漫画原作者になる人も少なくないようです。

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マンガ制作の新しい形

近年では、原作と作画とが別々の作品が一般的になりつつあるようです。

こうした原作と作画とが分かれた漫画のことを、「原作付きマンガ」と呼ぶそうですが、実は以前にも「原作付きマンガ」の形態で大ヒットした作品はあります。例えば、『キャンディ・キャンディ』や『北斗の拳』などがそうですね。

原作者と作画者が別々であることには様々なメリットがあります。それは、ストーリーを考える才能と、絵を描く才能とを兼ね備えた人は少なく、より自分の得意な部分に専念できるからです。

また、これまで、絵は描けるがストーリーが考えられない、反対にストーリーは考えられるが絵が描けないといった人でも、協力することで漫画制作が可能となるわけです。おぉ、画期的!

読者にとっても、「原作付きマンガ」だから生まれた名作に触れることができるというのは、メリットでしょう。名作が生まれずして終わる機会が減るということですからね。

逆に、これまでの漫画家の方たちは、漫画を書くと同時にストーリーも考えるといったことをこなしていたわけですから、すごい才能の持ち主たちということにもなりますよね。

きっと、編集者やアシスタントにストーリーを考える役割の人がいたりしたのかもしれませんけれど。

アニメ化の流れ

昨今のアニメは、漫画からアニメ作品へとなることが一般的です。なので、漫画が売れないと、アニメ化もないということになります。

反対の視点から言えば、アニメ化されたという時点で、更にヒットする可能性が出てくるということになります。

もしアニメ化されたなら、漫画の原作者や作画者にも、大きなお金が転がり込むビッグチャンスとなりそうですね。

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アニメ化したときの著作権について

一般的には、原作漫画のアニメ化などにあたり制作されるキャラクターなどは、原作漫画のイラストの二次的著作物に該当します。

そうなると、原作付きマンガの著作者にもアニメやグッズ等の二次的著作物に対する著作権を有していることになります。これは著作権法28条で定められたことです。

このように、アニメ化や映画化、ゲーム化、グッズ販売などにより、原作付きマンガの著作者たちにも著作権収入が入ることが期待できます。

そういった著作権などの問題もあり、作画と原作との役割分担がはっきりさせる傾向にあるののかもしれませんね。

ただ、駆け出しの漫画制作者の場合は、売れるかどうかわからない漫画に対して原稿料等をしっかり払うことで、後に漫画がヒットしてアニメ化や映画化されたときの著作権も込みで支払われたり、反対に原稿料は少なめで、後の二次的著作物での著作権をしっかり確保するなど、出版社との契約も様々なようです。

まとめ

「原作付きマンガ」が一般的だということで、なんだか少し自分にも可能性が感じられてきたという人もいるかも知れませんね。

ふと思いついたのですが、これなら副業感覚というか、ライフワーク的な感覚で、マンガ制作にトライしてみるのも面白いかもしれません。

知人で漫画家になりたいけどストーリーが思いつかないという人が数人います。反対に私はストーリーを考えるのはわりと得意だけど、絵は描けません。

こうした2人がタッグを組めば、ひょっとすると大ヒット漫画が出来上がり、それがアニメ化された暁には…。

妄想が膨らみますね(笑)。

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