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原因と要因の違いってわかりますか?類義語や反対語はある?英訳すると?使い方や意味を復習

「原因」と「要因」は、両方とも何かが起こった理由を説明する言葉ですが、微妙な違いがあります。

記事を書いている身としては、「原因」が適切か、「要因」を使うべきか、はっきりと認識していない時期も確かにありました。

反省して、勉強し直したわけですが、いまでも判断に難しいときはあります。

そこで今回は、「原因」と「要因」の違いについて書きます。

原因と要因の違い

「原因」は、何かが起こった直接的な理由を表します。

つまり、ある出来事が発生することを引き起こした具体的な要素です。

例えば、交通事故が起こった原因は、運転者の飲酒やスピード超過などという使い方がわかりやすいかと。

一方、「要因」は、何かが起こった間接的な理由を表します。

つまり、ある出来事を引き起こす要素や条件です。

例えば、交通事故が起こる要因には、交通量の多さ、道路状況、運転者の疲労度合いなどが含まれます。

簡単に言うと、

  • 原因:出来事が起こる直接的な理由
  • 要因:出来事が起こる間接的な理由

です。

スッキリしたでしょうか。

原因と要因の違いの覚え方

原因と要因の違い、もし、使い方に迷ったときは、このように覚えてください。

  • 原因:ものごとの原始
  • 要因:ものごとの要素

これで大丈夫です。

しばしば同じ文脈で使用されがちですが、その違いを理解しておくことで、より正確に使うことができます。

学生なら論文執筆で役立ちます。

社会人ならレポートや報告書の作成においても、その違いが理解できていれば、余計に悩むこともないですし、先輩や上司からツッコミもありません。

類義語の誘因は?

類義語に「誘因」という言葉があります。

原因と要因と、どう違うのか、これも知らないケースは多いはずです。

「誘因」は、「ある現象が起こる原因や要因となった引き金」という意味を持ちます。

つまり、ある現象が引き起こされる要因のうち、その現象を誘発したものを指します。

動機やきっかけに近いものがありますが、少しわかりにくいので、「誘因
」の使用頻度は個人的にもライティングでは高くないです。

ライティングの基本は「わかりやすく」が基本ですからね。

これが学術的な論文とか医療的なレポートなどであれば、「誘因」という言葉を使った方が適切な印象です。

やはり先ほど書いたように、「引き金」「動機」「きっかけ」が一般的に使い方としてはふさわしいかなと感じます。

「原因」と「要因」の反対語や反意語

実はコレ、存在しません・・・。

出来事の理由に対する反対の意味を持つ言葉がないからです。

ただし右と左のように、対になる言葉は存在します。

  • 原因と結果

これぐらいしか見つかりませんでしたケド・・・。

「原因」と「要因」の英訳

参考までに英訳しておきます。

  • 原因:cause(コーズ)
  • 要因:Factors(ファクター)

なんとなく違いがわかりますね・・・。

ちなみにcauseの対はeffectで、resultではないという点が不思議です。

cause and effectが慣用句ですが、effectだと映画や動画の「効果」を連想しますけどね。

まとめ

「原因と要因の違いってわかりますか?類義語や反対語はある?英訳すると?使い方や意味を復習」というテーマでの英訳も含めて、学び直し備忘録です。

ちょっとした疑問は、すぐに調べることが肝心ですね。

英訳するとスッと頭に入ることもあると知りました。

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