ジョブチューンのコンビニ商品をシェフがジャッジする企画に疑問や批判殺到
元旦は、TBS系の番組、
「ジョブチューン ~アノ職業のヒミツぶっちゃけます!」の正月スペシャル企画である「セブン‐イレブン・ファミリーマート・ローソン×超一流料理人」
を見ていました。
内容は濃かったのですが、どこか疑問に感じる点が大前提としてあります。
筆者は、このコンテンツが大好きなのですが、コンビニには行く機会が無いので、新商品や売れ筋を知るために見ています。
料理人のジャッジは二の次。
しかし今年の放送では、ちょっとネットが荒れたことがあったようで、それについて言及したいと思います。
もくじ
コンテンツの内容
コンテンツの内容をざっくり紹介すると、大手コンビニ3社であるセブンイレブン、ファミリーマート、ローソン(五十音順)の自信作を、著名な料理人が「合格」か「不合格」を判定するというものです。
今回は総菜5品、スイーツ3品を持ち寄って、判定してもらうという内容でした。
結果から申し上げますと、
- セブンイレブン:合格6品、不合格2品
- ファミリーマート:合格6品、不合格2品
- ローソン:合格4品、不合格4品
ということとなりました。
取り上げられた商品
各社で判定された商品は、以下のようになっています。
商品の詳細は各コンビニの公式サイトをご覧ください。
なお、金額は税込みです。
セブンイレブン
- セブンプレミアムゴールド金のマルゲリータ:537円
- 香ばし麺の五目あんかけ焼そば:572円
- サックサク衣の牛肉コロッケ:95円
- こだわり手巻おにぎり炭火焼き紅鮭切り身:213円
- ななたま使用 たまごサンド:248円
- ふわれあ:248円
- セブンプレミアム練乳の味わい白くま:311円
- イタリア栗のモンブランマリトッツォ:321円
ファミリーマート
- クリスピーチキン:145円
- コクと旨みの濃厚ビーフシチュー:398円
- 極旨黒豚マン:198円
- もちもち麺と濃厚だれの汁なし担々麺:248円
- 直巻和風ツナマヨネーズ:118円
- 窯出しとろけるプリン:149円
- ふわふわケーキオムレットチーズ:248円
- 濃厚ショコラエクレール:178円
ローソン
- 海鮮かき揚げ丼:500円
- 金しゃりおにぎり熟成生たらこ:198円
- センターグリルお墨付きナポリタン:450円
- からあげクンレッド:216円
- マルハニチロナガラ食品監修ホルモン炒飯:298円
- 生ガトーショコラ:220円
- 澄(すみ)ふわマリトッツォ(ヘーゼルナッツチョコ入り):260円
- 濃厚ミルクワッフルコーン:238円
企画上の疑問点
あくまでも私見ですが、偉そうに述べてみたいと思います。
まず、合格か不合格かを判定するという時点で、販売にGoサインを出した各社の責任者のメンツは蚊帳の外です。
その責任者が部長や事業部長レベルだと、不合格だった場合はメンツ丸つぶれではないでしょうか。
それさえも覚悟で出演にGOサインを出しているとは思いますが、開発者だけでなく製造工程の従業員も、いい気分はしないでしょう。
ジャッジするシェフも炎上覚悟は承知で出演していることも考えられますが、どうしても、
コンビニ < シェフ(ジャッジ)
という図式が頭から離れません。
筆者の性格からすると、まずジャッジが監修した商品も一品加えて、判定に挑めよと言いたくなります。
隣のジャッジが監修した商品を、他のジャッジが不合格と判断した場合、スッとフダを出せるならマジな審査だと考えます。
批判されたシーン
ファミリーマートの直巻和風ツナマヨネーズ(118円)を一口も食べずに不合格を出そうとしたジャッジがいました。
アナウンサーからの進言で仕方なく齧った程度で済ませて不合格を出した部分に、大手数の人は違和感や嫌悪感を感じたようです。
参照:ファミマ担当者ガチ泣き…辛辣審査が波紋 ジョブチューン酷評シェフに「流石に失礼」「見ていてつらかった」: J-CAST ニュース【全文表示】
「このおにぎりは、僕に食べてみたいって気にさせない」
こう言い放ったのは、コチラのお店のオーナーです。
フォリオリーナ・デッラ・ポルタ・フォルトゥーナ (Fogliolina della Porta Fortuna) – 中軽井沢/イタリアン | 食べログ
これはもはや判定ではなく、クレームです。
ご自身の料理に対して、一般客から同じ言葉を言い放たれたとしても受け入れる度量があるからこその発言と、判断しても良いのではないでしょうか。
Twitterなどでも、かなり辛辣な投稿が散見されています。
まとめ
「ジョブチューンのコンビニ商品をシェフがジャッジする企画に疑問や批判殺到」というテーマで書きました。
筆者は元メーカー勤務でした。
コンビニは滅多に行きませんが、業種は違えど、メーカーとして共通する部分はあるので、このような審査シーンを見ていると胸がキュッとすることもあります。
製品をレビューするのは構いませんが、個人的な基準で判断されるのは勘弁して欲しいところ。
新年早々、いやな気分になったシーンではありました。
コンビニがんばれ!