ウェルビーイングってなに?また意識高い系の話?ぼんやりとした概念がわかりにくい!!
どうしてこうも意識高い系の言葉がもてはやされるのでしょうか?
定義があいまいどころか、多種多様だったり、ともかくポーズを取りたい個人や法人が好みそうな言葉って、言うほど浸透しない印象です。
逆に、そんなことを話題にしてたら「引かれる」のがオチというのが庶民の生活でもあります。
聞いたことありますか、ウェルービイングって言葉を会話の中で。
無いですよね?
だから意味すら知ろうとしない人が居て当然ですよ、ピンとこないわけですからね。
そこで今回は、このわかりにくい「ウェルビーイング」について調べてみました。
もくじ
ウェルビーイングとは
言葉の由来や意味としては、直訳すると、
「善いあり方」である
とウィキペディアでは書かれています。
なんだそれは?
これまでの直訳は、主に「健康的」「幸福感」「多幸感」といった、要は満たされている状況を言ってるのだなと推測できる言葉でしたが、さすがに「善いあり方」は解釈が多方展開できそうですね。
ちなみに世界保健機関(WHO)憲章の前文では、
「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。(日本WHO協会訳)」
https://japan-who.or.jp/about/who-what/identification-health/
と記されているため、これがベースであると言えます。
ウェルビーイングを構成する5本柱
概念の世界は難しいですが、このウェルビーイングの度合いを示す指標として、以下の5つが有名です。
- Positive Emotion(ポジティブ感情)
- Engagement(エンゲージメント:つながり)
- Relationship(交流関係)
- Meaning and Purpose(人生の意義・目的)
- Achievement/ Accomplish(成果・達成)
うーん、何とも申し上げようがないわけですが、この5つの指標が満たされていれば、いわゆる幸福的な感情や状況であるとされています。
考え方次第やんね、こんなのは(汗)
米国のコンサルティング会社においては、
- Career Wellbeing(キャリア)
- Social Wellbeing(ソーシャル:社会性)
- Financial Wellbeing(経済力)
- Physical Wellbeing(心身)
- Community Wellbeing(地域社会)
がカギであると言っています。
なんとなく、分りかけてきましたね。
なぜウェルビーイングを取り入れるのか
では、日本の企業がなぜ、外国発祥のウェルビーイングを取り入れようとする動きがあるのかということですが、
- モノから心の豊かさ
- 多様で柔軟な働き方
- SDGsの目標3との関連性
などが求められているからです。
ざっくりと言えば、企業としては人材確保や従業員への福利厚生につながり、それによって企業イメージも向上するメリットが期待できます。
企業規模に関係なく取り組めることもあるのですが、その内容は、さまざまであるという想像できます。
かつて筆者が所属していた会社ならば、
- 標語の募集
- ポスターの掲示
- 全体朝礼での説明
という、やっつけ仕事に終始したことでしょうwww
標語の募集って、小学校か。
まとめ
「ウェルビーイングってなに?また意識高い系の話?ぼんやりとした概念がわかりにくい!!」というテーマで、調べたことを書きました。
こうした概念への取り組みは、得てして「手ごたえがない」ものですよね、従業員としては。
手ごたえを感じるのは実務面を取り仕切る担当部署だけ。
役員連中は、手ごたえを感じると発言すればそれが既成事実になりますから、面倒くさいのは下々なんですよね、こういう取り組みって。
これをやったからって収入が増えることは無く、ただ、会社のイメージがよく見えるだけなので、余計な仕事は増やしてくれるなというのが従業員側の本音だったりします。
参照
JAPAN SDGs Action Platform | 外務省