日焼け後のアフターケア その日に必ずした方が良いこと 日焼けのケア・皮むけを早く治すには
日焼けをした後のアフターケアについてご紹介します。日焼けは放置すると炎症が起きたり、そうでなくともシミやしわ、くすみの原因になります。日焼け後、その日のうちに必ずした方が良いことや、皮がむけてきた場合に早く治す方法についてもお伝えします。
もくじ
日焼けを放置すると
日焼けは放置すると肌に炎症が起こったり、シミやしわ、くすみなどの原因にもなります。
そのため、日焼けをしたときには、すぐにアフターケアをする必要があります。
同じアフターケアをしたとしても、日焼けをしたその日にした場合と後日した場合とでは、後に起こる肌のトラブル状態は大きく変わってきます。
特に、シミやくすみなどを気にされる方は、すぐに対処したほうが良いでしょう。そうしないと、その後ずっと後悔することになりますよ。
日焼けした日にした方が良いこと
日焼けをしたらまずすべきことは「冷やすこと」です。これが何よりも大事。
冷やし方は保冷剤や氷をタオルに包み、それを日焼けした箇所にあててほてりを鎮めます。
ただし、同じ場所ばかりを長時間冷やし続けると、冷えすぎて凍傷になる可能性もあるので、その点は注意しながら冷やすようにしてください。
日焼け後の肌はとても乾燥した状態になっています。言わば皮膚の脱水状態です。なので、赤みやほてりが落ち着いてた後に保湿をします。
日焼けをした後にシミにならないようにとすぐに美白ケアをしてしまう人がいますが(気持ちはわかります!)、皮膚の熱がクールダウンした後でないと、帰って肌トラブルを招きかねませんのでご注意ください。
火照った肌がクールダウンしたら、化粧水でたっぷり水分を補い、その後にクリームを塗って水分が蒸発しないようにカバーします。
日焼けした後の肌はとても刺激に敏感になっています。できるだけ敏感肌用など、低刺激のものを使用することをおすすめします。
とにかくここまでのケアは、その日のうちに、なるべく早めに行うようにしましょう。
これをその日のうちに行うかどうかで、その後の肌の明暗を分けることになります。
また日焼けをしたら、ビタミンや栄養のある食事を摂り、しっかりと眠るようにしましょう。そうすることで、肌の回復力が増し、早く日焼けを治すことに繋がります。
重度の日焼けのケアについて
日焼けとは、強い紫外線を長時間浴びることで「日光皮膚炎」が起きた状態です。これは、皮膚のバリア機能が壊れてしまったために起こります。
日光皮膚炎には軽度から重度まであり、それぞれ度合いにより症状も異なります。
軽度であれば、肌が赤みをおび、ほてりや多少ヒリヒリする程度で済みますが、中程度になれば冷やした後も赤みが残り、ヒリヒリ痛もしばらく続きます。また時に水疱などができることもあります。
軽度の日焼けの場合は、適切なアフターケアを行えば、翌日には治まるでしょう。
肌が赤くなって熱を持った中程度の日焼けの場合、6時間経った頃から痛みが出始めます。ピークは24時間後くらいで、痛みは3日間程度続きます。
水ぶくれができ、触らずとも痛いといった日焼けの場合だと、痛みは5日くらい続くでしょう。
更に重度ともなると、発熱や倦怠感、頭痛、嘔吐などの症状が現れることもあります。この場合はすぐに医療機関を受診するようにしてください。
日焼けによる皮むけを早く治す
日焼けをしてしばらく経つと、今度は皮膚がむけてくることがあります。
この日焼けによる皮むけは痛くはないのですが、なんともみすぼらしいのが難点です。
これを早く治すには、しっかりと保湿することです。初めに紹介した化粧水とクリームで保湿をしましょう。ワセリンを塗るのも効果的です。
もっともやってはいけないことが、むりやりに皮をむいてしまうことです。日焼け後の肌はとても弱くデリケートな状態のため、皮をむりはがすとかさぶたになったり、場合によってはその部分だけが色素沈着して跡に残ってしまうこともあります。
皮がひどくむける期間はだいたい1週間程度です。この間は保湿ケアをしっかりしながら、肌が落ち着いてくるのをじっと我慢しましょう。
まとめ
日焼けは放置すると肌に炎症が起きたり、シミやしわ、くすみの原因となります。それを避けるためには、日焼け後は、すぐにアフターケアをする必要があります。
日焼けをしたらまずすべきことは、冷やすことです。保冷剤や氷をタオルに包み、それを患部にあててほてりを鎮めます。
肌がクールダウンしたら、刺激の少ない化粧水でたっぷり水分を補い、その後にクリームを塗って保湿しましょう。肌が乾燥して突っ張った状態にあるため、ワセリンを薄く塗っておくのも良いです。
その後はビタミンと栄養のある食事を摂り、しっかりと眠ることで肌の再生を促します。
日焼けをしてしばらくした後、皮膚がむけてきた場合は、むりやりに皮をはがさないでください。
むりに皮をむいてしまうとかさぶたになったり、その部分だけが色素沈着して跡に残ってしまいます。
皮がむける期間はおよそ1週間程度です。この間は下手にいじらず、しっかりと保湿ケアをすることが、皮むけを最短で治す方法となります。