高校入試の種類が増えて選択肢が多様化!これから受験生を抱える親のための高校受験システム

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無事に我が子の高校入試が終わり、進路も決定して、本人は悠々自適の毎日です。

ただ学校には真面目に通っていて、まだこれから受験を控えているクラスメイトに気を遣って、浮かれた様子は微塵も見せていません。

我ながら子育ては間違ってなかったと自負しています。

今は安堵していますが、今の高校入試は種類が増えて選択肢が多様化していて、その理解が追いつかなかったという経緯があります。

筆者が高校受験したのは、もう30年以上前です。

当時としくみが変って当然ではありますが、これから受験生を抱える親御さんのために、少しでも高校入試の種類について書き残しておこうと思います。

ただし自治体により異なることもありますから、そこは割り引いてご覧ください。

一般入試と推薦入試

まず大きくわけて、

  • 一般入試
  • 推薦入試(専願・併願)

があります。

一般入試は言わずもがな、当日の入学試験による学力での選抜方式です。

志望すれば誰でも受験可能と言えば良いでしょうか、いわゆるオープンでスタンダードな入試です。

次に推薦入試ですが、これは、

  • 一定レベル以上の内申点
  • 学校長の推薦書

を必須とする入試方法です。

主に私立高校で採用されていますが、推薦入試においても、

  • 学力推薦
  • スポーツ推薦

の2つがあり、さらに専願と併願のしばりもあります。

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学力推薦とスポーツ推薦

学力推薦は主に私立高校の特進(特別進学)コースの受験が対象となります。

特進コースは同一高でもランク分けがあり、例えば、

  • 医学系など難関大学
  • 国公立大学
  • 私立大学

などによって、推薦基準となる内申点が異なります。

内申点の最高点は45点ですが、難関大学や国公立を目指す特進コースでは40以上はザラです。

さらに当日の入試の結果も加味されますから、狭き門ということになります。

ちなみに入試の内容は、作文、面接、学科(科目数は高校でそれぞれ違う)が指定されます。

スポーツ推薦は、高校側から「お誘い」があった場合に、受験するしくみです。

部活動での実績だけでなく、入試当日は面接、作文、学科などが指定されます。

専願と併願

私立高校の推薦入試では、専願と併願があります。

専願とは、合格したならば必ず入学する意思があることが前提の制度で、併願の場合は他校の受験結果を踏まえて、改めて入学を決めてよいとする制度です。

特進コースのある私立の進学校では、入学試験の成績優秀者に対して特待生として入学可能とする制度を設定している場合があります。

あらかじめ特待生として入学したいという枠も設けていることもあるので、これは私立高校それぞれで確認が必要です。

特待生は、

  • 入学金
  • 施設費用
  • 授業料
  • その他費用

を全額、あるいは一部を免除するという特典があるため、公立高校と同レベルにある私立高校であれば、あえて特待生での入学を選ぶという選択肢がでてきます。

特待生での受験では専願制のことが多いので、しっかりと確認するようにしてください。

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特色(特色化)選抜

主に公立高校で採用が増えているのが特色(特色化)選抜です。

簡単に言えば、自己推薦による入学試験と言えば、イメージがしやすいかもしれません。

通学する中学校からの推薦書は不要であり、当日の入試内容も作文と面接のみというケースも少なくないです。

どうしても入学したい、あるいは学びたいコースがある公立高校が特色化選抜に対応していれば、積極的に活用してみてはいかがでしょうか。

ちなみに採用している高校は、実践的な科目が多い学校が目立ちます。

ただし必ず合格する保証はありませんので、勉強は怠らずに。

また現状では、一部の自治体の限られた公立高校のみが採用していることだけは、知っておいてください。

まとめ

「高校入試の種類が増えて選択肢が多様化!これから受験生を抱える親のための高校受験システム」というテーマで、多様化した高校入試のしくみについて書きました。

特色化選抜なんて、我が子が受験生になる1年前ぐらいにボンヤリ耳に入った制度ですが、非常によいしくみだなと感じています。

学力はどうしても個人差がありますから、行きたい高校があったとしても、当日の試験結果次第というフルイにかけられます。

多少、学力が劣っていても、学びたいという意欲を汲み取るという意味では、ありがたい制度ではないかと考えています。

高校に入って、その道で化けるかもしれませんからね。

参照

高等学校入学者選抜について:文部科学省

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