密かに増えているソバーキュリアスとは ソバ?キュウリ?それって美味しいの?実は身体にも美味しい

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ミレニアル世代やZ世代を中心に密かに増えている「ソバーキュリアス」。いまお酒にまつわる価値観が変わりつつあるようです。実は身体にも美味しいソバーキュリアス。アラフィフ世代こそ身に着けられれば、素晴らしいかも。

ソバーキュリアスとは

「ソバーキュリアス」という言葉をご存知ですか。

「ソバーキュリアス」はソバもキュウリも関係はなく、「Sober Curious」と言う英語から来た造語で、Sober(しらふ)とCurious(好奇心が強い)とを組み合わせたものだそうです。

てっきり、キュウリを練り込んだソバのことかと思いましたよ!(って、誰も思わないだろ)

そんなソバーキュリアスですが、なんのことかと言うと「お酒は飲めるんだけれど、あえて飲まない」というライフスタイルのことだそうです。

なんでも2019年ころから欧米のミレニアル世代やZ世代を中心に始まり、今では世界中で静かにムーヴメントとなっているそうです。

もともとは2018年末頃に、ルビー・ウォリントン氏による「ソバーキュリアス」という本が出版され、お酒は飲めるけれど「あえて飲まない」「少ししか飲まない」という選択をすることが紹介され、欧米で話題になったことがきっかけのようです。

我々アラフィフは「酒はあまり飲めないのに、あえて飲む」なんてことをしてきた世代。まったくもって逆ですね。

ソバーキュリアスはここ日本でも新型コロナウイルスの感染拡大時期から、20代を中心に広がってきているそうです。

コロナ禍では在宅ワークが増え、家飲み増えたせいで昼間から飲んでしまう人が増えたなんて言うニュースは目にしていましたが、それはきっとおじさんたちの話だったのかもしれません。

言われてみれば、最近やたらとノンアル飲料がやたらと増えていますよね。そういうこと?納得!

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いわゆる禁酒や断酒とは違うもの

「自分だって、平日はお酒飲まないように我慢してるんですよ。今週だってもう3日も禁酒しているし。これって立派なソバーキュリアスじゃない?」

なんて呟くおじさんの声が、いま耳に聞こえてきました。

ノンノン!それはソバーキュリアスではありません。「本当は飲みたいけど、飲むのを我慢する」のは、ただの禁酒・断酒です。

そうではなくて、「お酒を飲まない方がクール」という考えこそがソバーキュリアスです。

そう聞いてピンときたのが、こんなこと。

我々アラフィフ世代は「ブランド物(だとわかるロゴ物)や(ゴテゴテした)高級品、派手なものをたくさん身につけることを良し」としてきたところを、ミレニアル世代やZ世代は「モノを持たない・シンプルなファストファッションの方がクール」といった感がどこかありますよね。

「お金はあるだけ使う・なくても使う」「借金してでも買う」アラフィフと、「お金はあるけど、あえて使わない・モノを持たない」「使わない・持たないほうがクール」というミレニアル世代・Z世代の感覚の違い。

なんだか、この「かっこいい」に対する価値観の違いにも似ているような気がしてしまい、ハッとさせられました。

ソバーキュリアスの楽しみ方

ソバーキュリアスは絶対お酒を飲んではいけないのかというと、そういうわけでもありません。選択肢はあくまでも自由なのです。

いうなれば考え方の問題なので、以前よりも健康志向の人も増え、「お酒はもうあまり飲まなくてもいいかな」と思ったりするように、時代的な嗜好そのものが変化してきているのかもしれませんね。

何もお酒を飲むことだけが楽しみではないと。

また、お酒を飲むと頭の働きも鈍化するので、もっと一日の多くの時間を頭が冴えた状態で過ごしたいと考えるなら、お酒よりもノンアルコール飲料や炭酸水にしておこうかなとなったりするのかもしれません。

私なんて同じ値段出すならアルコールの度数が高い方を選ばなくちゃ損!みたいな貧乏根性が刷り込まれていますから、全くもって今の若い世代から見るとクールじゃありませんよね(笑)。

仕事を終えて、1日の終りに乾杯!お酒をぐびっと飲んで、今日も一日頑張った!と誰も褒めてくれないので自分でほめて日々を乗り越える。

これがかっこいいかと言われるとなんとも微妙ですが、こうやって人生の苦難を頑張って乗り越えてきたところは少なからずあります。

逆に今の若い人たちには、そこまでストレスを抱えて生きていないのかも?

「絶対金持ちになって、欲しいものを全部買ってやる!」「欲しがりません、勝つまでは!」といったどこか貧乏が根付いているアラフィフ世代と、「今のままで十分」「別に欲しいものはない」と生まれたときから全てが揃っているミレニアル世代やZ世代。

生まれ育った環境の違いも大きいよな。きっと…。

でも絶対、ソバーキュリアスの方が、クールなのは間違いない。

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ソバーキュリアスのメリット

なんとなくソバーキュリアスがクールなのはわかってきたところで、ついでにソバーキュリアスのメリットもお伝えしておきましょう。

ソバーキュリアスのメリットには、主に次のような点があげられます。

  • 睡眠の質が上がる
  • 自由に使える時間が増える
  • お金が貯まる
  • 健康になる
  • 美しくなる

それぞれの理由は、ここでは割愛しますが、まぁ、メリットこそはあれデメリットはそうなさそうですね。

お酒の席に参加しないというのでもないので、飲みニケーションも取れますしね。ただ自分はノンアルを飲むというだけで。

反対に、お酒を飲むということは、上であげたソバーキュリアスのメリットを失っているということなのかと思うと、なんだか考えさせられますね。

特にアラフィフという年令になって、健康やお金、時間、美貌というものの大切さを思い知らされているわけですから。

うーん、アラフォー、アラフィフからこそ、ソバーキュリアス的思考に自然となれたら、最高かもしれません。

まとめ

「ソバーキュリアス」とは、「Sober Curious」(「しらふ」と「好奇心が強い」)という単語による造語で、2018年末頃にルビー・ウォリントン氏の「ソバーキュリアス」という本がきっかけとなり広まり始めたものです。

意味は、お酒は飲めるけれど「あえて飲まない」「少ししか飲まない」という選択をするというもの。欧米を中心に今では世界中のミレニアム世代・Z世代を中心に広がりを見せているようです。

ソバーキュリアスはアルコールを飲む代わりに、ノンアルコール飲料やソフトドリンク、炭酸水などを好んで飲みます。かと言って、絶対にアルコールを飲まないというルールがあるわけではありません。あくまでも本人の自由意志によります。

なので、ソバーキュリアスは禁酒や断酒とは異なるものです。

言うなれば、「お酒を飲まないほうがクール!」という価値観とも言えるでしょう。

また、ソバーキュリアスには次のようなメリットもあります。

  • 睡眠の質が上がる
  • 自由に使える時間が増える
  • お金が貯まる
  • 健康になる
  • 美しくなる

逆にいうと、お酒にはこれらを失うというデメリットがあるわけです。

ソバーキュリアスで得られるメリットは、当にアラフォー、アラフィフになってから気づく大切なもの。

できることなら、自然とソバーキュリアス的思考にスイッチできたなら、この先の人生も少しは明るい方に向かいそうな気がします。

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