公立学校の教員不足の問題は半数以上が学校運営機能不全の状態でなければ政府は動かないと予想
公立学校の教員不足、特に小学校は深刻な状況なのですが、この話題は今に始まったわけではありません。
管理職たる教頭や、先生方のリーダー的な存在でもある教務主任が、クラス担任を兼務するなんて、もはや珍しいことではないのです。
それなのに文科省は相変わらず、
- 教師の資質を上げる
- 受験者数増加の対策を実行する
- 教員免許のない人の登用を進める
という、タスクが多すぎるという本質を誰も見抜いていないという異常な集団です。
ワケのわからない管轄が差配する組織なんて、抜けたほうが身のためです。
とある小学校の実態
公立小学校での教員不足ネタは、はっきり言って尽きることがありません。
どの小学校も困っているからです。
足りない部分は講師をあてがわれるわけですが、正規職員と同じ業務量を誰が好き好んでやるのでしょうか?
報酬は正規職員の6割7割レベルで、責任だけは同じなんて、どう考えてもブラックでしかありません。
組合も全く機能しないですし、ましてや講師登録者も担任を恐れて減っているのが現状です。
ゆえに担任を断固拒否する講師が続出したため、教務主任が担任を兼務することになっている学校を知っています。
その講師は一部の教科を受け持つことで、なんとか学級を運営しているわけですが、講師の主張に非はなく正当です。
教員の守備範囲が広すぎる
教員不足の問題は、タスクの範囲が広すぎることにあります。
完全に教師の業務を逸脱したこともやらなければならないため、疲弊した上で体調を崩し、休職や退職に追い込まれるわけです。
その片棒を担いでいるのは、ワケのわからない保護者。
残念な保護者が、何から何まで学校に押し付けることで、貴重な時間を削られていることが、そもそもの原因です。
決して教師の能力が劣っている、資質が足りないなんてことはなく、一部の保護者の異常な人間性に起因する問題行動も大きな要因となっています。
ホントにいますからね、自覚のない残念な保護者って。
片方だけでもシンドイのに、両方がおかしいと教師のモチベーションにも良くないです。
授業以外の問題はシカトを提案
小学校ではクラス内でのトラブルもあります。
誰かと誰かが揉めたといったとです。
こうしたことも担任が対応することになるのですが、ここでまた残念な親ほど、学校にクレームを入れてくるわけです。
いやいや、当事者同士で話しせーやって感じなんですよね。
当事者同士で話すのが怖いのかと、教師だったら言いやすいから好き勝手言うのかと、そういう性根の部分に閉口します。
子ども同士のいざこざ、親同士で解決したら良いのですよ。
それまで、当事者となっている子どもは、問題が収まるまで学校に来なくてもいいですってルールにすれば、教師の負担は相当に軽くなります。
しらんがな、そんなことまでって気持ちの教師もいると思います、相当数。
免許のない社会人登用
これやると、教師側がやっかむ可能性を考えたりしないのでしょうか、文科省は。
教育系の大学で4年間学び、さらには採用試験をパスして今の立場にある教師からすると、免許なしで教壇に立つ人が羨ましいはずです。
逆に免許なしで教壇に立つ方も気まずいですよ・・・。
免許制度はなんなのかって根本的な話しになりますからね。
だから免許なし社会人を登用するならば、事務処理、教材作成補助、保護者との諸連絡、プリントや書類の作成、授業準備とか、いわゆるアシスタント的な業務専門で。
教師1人につき1名が付くといった感じです。
ただしパートタイム。
業務範囲は明確にしないと、その社会人登用もブラック化するのが目に見えてますからね。
動かない文科省
あのー抜本的な改革はできなさそうですし、全国の公立学校の半分以上が崩壊しないと文科省は本腰入れないと見ています。
完全に希望は捨てましたし、一切の期待もしていません。
一応、ポーズとして対応策は出しているようですが、全く効果も無さそうですし、何より本質が見えてない・・・。
タスクが多すぎる、守備範囲が広すぎるという本質の部分で、対応するという気概すら見えないです。
予算がないからという理由で、できないことばかり考えるのが得意なのかもしれませんが。
まとめ
「公立学校の教員不足の問題は半数以上が学校運営機能不全の状態でなければ政府は動かないと予想」というテーマで、教員不足について言及しました。
現場を知っているので、書けないこともあるわけですが、ホントに公立小学校の現場は毎日が修羅場です。
働き甲斐を感じる暇もなく、自己犠牲の精神で保っているようなもの。
心身共にタフでなければ、やってられない職業です。
コスパも当然最悪。
参照
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