老人ホームの種類について再確認!ショートステイも含めて費用の相場や入居者の条件を見てみよう!
40代50代ともなると、若いころには想像もしなかったことが、現実として待ち構えています。
その中でも最たるものは、親絡み・・・。
特に介護が必要になって、とてもじゃないが自活もギリギリという状況においては、老人ホームへの入居などを考えることは避けられません。
子どもに対してデカイ態度で接していた人間が、いざとなると、何も決められないだけでなく、プライドだけはムダに高いから、問題先送り・・・。
そんなお年寄りは、家族からも見放されるわけですが、中には、冷静に自分を客観視して身の振り方を考えて実行できる人もいるわけです。
まさに高齢者の鑑と言えるでしょう。
そこで今回は、老人ホームについて、改めて情報を整理したいと思います。
もくじ
老人ホームの種類
一般的に老人ホームと言いますが、その種類やサービス内容は、わかっているようでわかってないことが多いです。
筆者は、ほとんど無知なので、改めてまとめるわけですが、まず、公的施設と民間施設に分けられます。
そこからスタートします。
公的施設
公的施設は、
- 介護医療院(介護療養型医療施設)
- 特別養護老人ホーム
- 介護老人保健施設
- ケアハウス
の4種類に分けられます。
ざっくりと特徴を言えば、ランニングコストは経済的ですが、介護度の高い人から受け入れる傾向にありますので、順番待ちが発生しやすいです。
低所得者層も含めて、自宅での介護が困難で、経済的な負担も抑えやすいとなると、まあ、誰もが希望しますよね。
しかも公的施設という安心感もあります。
ランニングコストが安いと言っても、大体、相場観としては月額10万円程度からの負担は必要な印象です。
民間施設
民間施設となると、
- グループホーム
- サービス付き高齢者向け住宅
- 介護付き有料老人ホーム
- 住宅型有料老人ホーム
に分けられます。
ここはもう、カネがあったら選び放題、という言い方はアレですが、しかたがありません。
民間企業が運営しているわけですから、費用もそれなりに出せば、充実したサービスが受けられるという、単純な世界です。
言い換えれば、ニーズに合った入居先を自ら選ぶことができるとも言えます。
どの施設に入居する場合でも、月額利用料以外に初期費用の払込みが必要です。
中でも、住宅型有料老人ホームは、ピンキリの度合いが広いことを、覚えておくと良いでしょう。
まあ、一部の施設は、裕福な高齢者しか入れない可能性が高いです(汗)
要支援レベルでも受け入れ可能な施設が多いですから、もし、ある程度の自立が可能であれば、民間施設から探しはじめるのがセオリーかもしれません。
ショートステイ
ショートステイにも、実はさまざまな選択肢があり、
- 短期入所生活介護
- 特別養護老人ホーム
- 有料老人ホーム(一部)
- ショートステイ専門施設
- 短期入所療養介護
- 介護老人保健施設
- 介護療養型医療施設
- 介護保険適用外の滞在(有料ショートステイ)
- 有料老人ホーム
- サービス付き高齢者向け住宅
といったように、種類によって受け入れの施設が異なります。
例えば、入院療養した後の生活が自宅では不安だというケースであっても、当人と家族だけで判断するのではなく、ケアマネージャーとの相談の上で決定することが適切です。
ちなみにショートステイの料金体系は、1日いくらという基本料金と加算分によって決まります。
大体、1割負担で700円から900円台が、最も多いレンジになる印象です。
1ヵ月だと、2万円から3万円というところですが、所得に応じて2割負担、3割負担となると、それ以上の支払いになります。
医療費控除
ちなみにショートステイは医療費控除の対象です。
ところがグループホーム、あるいは有料老人ホームでの介護サービスについては対象外となるので、その辺も頭に入れておいた方がよいかと考えます。
詳細は国税庁のホームページに掲載されています。
まとめ
「老人ホームの種類について再確認!ショートステイも含めて費用の相場や入居者の条件を見てみよう!」というテーマで、一般的に言う老人ホームについて書きました。
ショートステイも含めて、この辺のサービス体系は複雑です。
ケアマネージャーは大変ですね・・・。
アケマネを頼らずには、もう自力での介護問題等の解消は、非常に困難だと感じます。
参照
介護事業所・生活関連情報検索「介護サービス情報公表システム」
医療費控除の対象となる介護保険制度下での居宅サービス等の対価|国税庁