電力会社を選んでも効果なし?新電力は?電気代高騰の状況で考えられる電気代節約手段とは?
全国的に、電気代が急上昇して悲鳴が上がっている家庭が多い気がします。
そんな中でも九州電力などは値上げをしていません。
どうやら原子力発電所の再稼働が進んでいることが大きく影響しているようです。
原発反対の人も恩恵を受けているかもしれませんね・・・。
主義主張はさておき、かつては電力自由化による新電力が盛り上がっていましたが、今はもう意味が無い、あるいは電気料金節約とは無縁なのでしょうか。
筆者も一時期迷いましたが、結局、変更せずに今に至ります。
もう選択肢は無いのでしょうかね?
電力会社の現状
まず大手電力会社と言われるのは、以下の10社です。
- 北海道電力
- 東北電力
- 東京電力ホールディングス
- 中部電力
- 北陸電力
- 関西電力
- 中国電力
- 四国電力
- 九州電力
- 沖縄電力
これに新電力と言われる、電力小売自由化の流れに乗る形で大手電力会社以外の企業が小売事業者として設立した電力会社(以下、新電力)が存在します。
その新電力の数ですが、なんと726社(令和5年2月13日現在)もあります。
これは筆者も調べるまで知らなかった事実で、かなり想定外の数でした。
こんなに多ければ新電力の比較サイトなんて、本当に役に立つのか疑問に感じてしまいますよね、申し訳ないですけど・・・。
新電力比較なら新電力ネット
さて、冒頭で電力会社を選ぶのは、
- 今はもう意味が無い
- 電気料金節約とは無縁
と書きましたが、本当にムダなのかという検証とリスクについて考えてみます。
新電力は726社もありますから、1社ずつチェックするのは合理的ではありません。
家庭用の電力プランを提供している新電力に絞り込んで、さらにリスクを考慮して地域性も加味すると安心かもしれません。
地域性とは、同一都道府県内という意味です。
そこで本記事では、「新電力ネット」という比較サイトを取り上げてみました。
一般社団法人エネルギー情報センター(EIC)運営の新電力総合情報サイトです。
住んでいる地域と世帯人数を選ぶだけで、新電力による年間の電気代の推計値などが表示されるようになっています。
昨年(2022年)の我が家の電気代は1年間で115,250円でした。
これは電力会社からのデータでチェックしましたので、間違いはありません。
新電力ネットで検索したところ、279件の料金プランがヒットしましたので、せっかくですからシミュレーションをしてみます。
新電力に切り替えたら
前述の新電力ネットで検索した料金プラン279件の推計値と、昨年の我が家の電気料金の実績を比較すると、おおむね5,000円~1万円は年間で節約が期待できそうです。
楽天経済圏に身を置いている者として「楽天エナジー」で試算してみると、
楽天エナジー推計値:112,800円(実績より2,450円有利)
となるわけで、あまり旨味がありません。
一応、税抜きの電気料金で200円ごとに1ポンイト、楽天カードでの支払いでは100円に1ポイントが得られることを鑑みても、年間では1,663ポイントにしかならず、これも肩透かしの結果となっています。
最安値は博多電力(熊本電力が設立)の推計値で、年間106,320円です。
年間では約1万円以上の節約が期待できます。
博多電力か・・・。
まとめ
「電力会社を選んでも効果なし?新電力は?電気代高騰の状況で考えられる電気代節約手段とは?」というテーマで新電力による電気代節約の可能性を探ってみました。
結論から言えば、まだ期待はできそうです。
問題は、さらに細かく検討する時間が取れるかどうか、切り替えに支障はないかなどですね。
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