年収と住宅ローンの関係 年収別購入可能物件価格 絶対に無理なローンだけは組んじゃダメ!

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年収と住宅ローンの最適な関係についてお伝えします。先の見えずらい時代だけに無理な住宅ローンは絶対に避けましょう。適度なバッファーをもたせ、安全に払い切れる住宅ローンを組むためのヒントをお伝えします。現役時代も老後も安心できる年収別購入可能物件価格の導き出し方です。

人生で最も高い買い物が住宅

生涯のうち最も支払いの大きい費用上位3つが、

  • 住宅費
  • (子どもの)教育費
  • 保険

と言われています。

なかでも人生で最も高い買い物となるのが「住宅」でしょう。

この3つ共に大きく関係してくるのが子供です。子供の数に応じて子供の教育費は増えますし、子供が多いほど保険も厚く掛ける必要が生まれます。当然、住宅も子供が多いほど部屋は広くなり費用は嵩んできますよね。

つまり、子供がいるということはそれだけ人生にかかる費用が、掛け算的に増えるということです。

こういったことを考えるから、今の若い人たちは生涯独身か結婚してもDINKSを貫こうとする人が多いのでしょうね。

これについてはどちらが良いかという議論はあえてここでは問わないことにしますが、住宅ローンに関する悩みは、独身者よりも既婚者、特に子供のいる家庭でこそ大きな問題になりやすいと思われます。

なので、住宅は購入前にしっかりとシミュレーションをしてから、無理のない住宅ローンを組むようにしましょう。

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無理のない住宅ローンを設計する

住宅ローンは、他のローンと異なり、かなりの長い年月を払い続けることになります。

言うなれば、先のわからないことに対して決断し、リスクを背負おうとしていることを、まずはしっかりと認識すべきです。

なので、決してその時の一時的な感情や勢いのみで住宅購入に踏み切らないでください。

特にこれからの日本は、今まで以上に先が見通しづらくなってきています。と言うのも、働き方がこれまでと全く変わってきたからです。

なので、先に住宅ローンを組んでいる10歳、20歳上の上司や親と同じような金銭感覚で住宅ローンを組むと、とんでもないことになりかねないということです。もはや人生の先輩の例は、あまり(というか全く)参考にならないのです。

年収と支払い可能な住宅ローンの関係

住宅購入に際して最も気になるのは、「年収に対していくらの物件が購入できるか」ではないでしょうか。

ここで最も注意しなければならないことが、「銀行の融資の審査が通る=支払える額」ではないということです。これだけはしっかりと覚えておいてください。

借りれるだけ借りるなどという危険なことをすると、すぐに破綻してしまうでしょう。

それをりかしたうえで、まずは一般的な年収と支払い可能な住宅ローンの関係についてお伝えします。

購入可能な物件価格の目安は「年収の5倍」程度です。

例えば年収500万円なら、購入できる物件は2500万円ということです。

以前は年収に対して7倍くらいのローンまでなら良しとする風潮がありましたが、先の見えない現代では5倍までに抑えておいた方が良いです。

そしてローン期間は30年とします。35年ローンではなく、30年で払いきれるプランを立てましょう。年収の5倍以内の物件であれば、そう無理なプランではありません。

また、住宅購入時は10%程度の諸費用が掛かります。これらも含めてフルローンを組む人がいますが、せめて10%の諸費用くらいは現金で用意しましょう。

10%の諸費用も貯金できないようであれば、この先何十年も住宅ローンを払い続けることは難しいと思われます。

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自由を重視し超安全な住宅ローンを組むなら

先程の年収5倍以下の物件で、30年ローン、頭金は現金で用意という住宅購入でも、実は絶対に安全かというとそうとも言い切れません。

と言うのも、1つは終身雇用と年功序列制度が崩壊したからです。なので、今よりも給料が下がるということが、この先起こらないとも言えません。ボーナスカットだってあるでしょう。会社員でも収入が不安定になるのです。

また、一番はじめにお伝えしたように、子供が増えることで、学費や保険など人生の3大費用が一気に増えることが、この先起こるかもしれません。

そうした出来事に対して多少のバッファーを設けておかないと、住宅ローンを払って子供を育てるだけで精一杯、その他は何もできないという人生になりかねません。

というわけで、多少の自由度があって超安全に支払うことのできる住宅ローンを目指しましょう。

そのような安全な住宅ローンを組むには、手取り(ボーナスは含まない)の20%以下で購入できる物件を選ぶことです。しかもこの基準となる手取りは、世帯全体の手取りではなく、メインで稼ぐ世帯主の手取りとします。

というのも、子供が生まれると妻は子育てのために離職しなければならないこともありうるからです。

例えばボーナスを除く年収が500万円の場合、月の手取り額は年収の約6.5%なので32万円程度となります。

32万円の20%である6万4000円が住宅ローンの支払い目安となります。

住宅ローン金利にもよりますが、毎月6万4000円の30年で購入できる物件は、逆算すると2300万円くらいの物件となります。

この支払額の範囲内で購入できる住宅であれば、ボーナスや給与が減ったり、妻の収入がなくなったり、子供が増えたりした場合でも、安心して住宅ローンを払い続けながら多少の自由度を持って楽しく生活を続けることができるでしょう。

ぜひこの考え方を参考にしてみて下さい。

まとめ

人生で最もお金がかかるのは、

  • 住宅費
  • (子どもの)教育費
  • 保険

と言われています。

子供が増えると一気に教育費も保険料も増えますので、住宅購入時はそうした子供が増える可能性も見据えて、安全に払い終えることのできる住宅ローンプランを立てる必要があります。

そのうえで最も大事な考えは、絶対に無理をした住宅ローンを組まないということです。

先の予測が難しい現代においては、年収に対する住宅購入価格はかなり安全圏に抑える必要があります。大まかな目安としては、年収の5倍以内の物件にとどめておくようにしましょう。

なお、頭金は現金で用意し、30年で完済するプランを選択肢ます。

更により安心して生活していくためには、住宅ローンの返済負担率を手取りの20%以下に抑えられるような物件を購入することです。

この際の手取りは世帯での手取りではなく、ボーナスを除いた世帯主の手取りで計算します。

そうすることで、途中で生活に多少の変化が訪れようと、心穏やかに現役時代を乗り切り、安心して老後生活も迎えることができるでしょう。

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