一日の中での適切な自由時間とは? 多いほど幸せではなかった! 幸福感を生み出す3つの要素について
1日の中において、適切な自由時間とはどれくらいだと思いますか? 実は自由時間は多いほど幸せではないそうです。では、適切な自由時間とは、どれくらいなのでしょう? また、幸福感を生み出す3つの要素とは?
もくじ
自由と幸せの時間にまつわる関係
もしあなたが、毎日仕事もせずに自由に暮らせるとしたら、どう過ごしますか?
まぁ、なかなかそのようにはいきませんが、こういう妄想ってついしちゃいますよね(笑)。
自由な時間なんて、いくらあっても足りない!って思うかもしれませんが、実は自由時間って沢山あれば幸せに感じるかと言うと、そうでもないようなのです。
自由な時間は足りなければ、もちろん幸せな気持ちを妨げてしまいます。
その一方、自由時間があり過ぎるのも、実は幸福感にとって悪影響を及ぼすのだそうです。
1日における適切な自由時間とは
では、どれくらいの自由時間が幸福感を感じるうえで適切なのでしょう。
それはだいたい1日2時間~5時間が適当な時間だそうです。
2~5時間はかなりばらつきがありますが、ここは個人差によりまちまちのようですね。
しかし、自由時間が5時間を超えてくると、反対に幸福度は下がるという検証結果が出ているそうです。
幸福感を生み出すもの
人間の幸福感は、自由時間のみが生み出しているわけではありません。
その他の欲求による影響も大きくかかわっています。
幸せは主に、「独立心」と「社会性」、「自己能力の認識」の3つが満たされることで、強く感じることができるようにできているそうです。
独立心は働いて自分のお金で生活したり家族を養ったり、社会性は仕事やコミュニティの中で責任あるポジションを担ったり、自己能力の認識は自分が成長していると感じる成果を得たりすることで得られたりします。
こうした要素は必ずしも自由に過ごすだけでは得ることはできません。中には多少の苦痛を伴う事柄をやり遂げた後に、代償として得られるものも少なくないでしょう。
こう考えると、自由時間もただの余暇として過ごすのではなく、自己研鑽の時間としても使うことができれば、より幸福度が増していくことにつながるかもしれませんね。
まとめ
ずっと仕事ばかりしていても駄目ですし、自由時間ばかりでも駄目だということ、少し想像すれば確かにその通りだと思えますよね。
FIRE(経済的自立&早期退職)を達成した人たちの中には、「意外とやることがなくてつまらない。こんなはずじゃなかった…」と言う人もいるようです。
やりたいことのためにFIREできれば、それはそれできっと新たな夢に向かう充実な人生となるのでしょうが、ただ働きたくないからという理由だけでFIREを目指すと、目的がなくなった状況で自由時間ばかりあっても、すぐにつまらなくなってしまうのかもしれません。
やはり、人はお金だけでなく、自分が人の役に立っていると感じることは、幸せを感じるうえで重要な要素のようです。
となると、自由時間と働く時間との良いバランスこそが、幸福度を上げるうえで大事なポイントとなってくるのでしょう。
自分にとっての適切な自由時間はどれくらいか、この機会に考えてみるといいかもしれません。