平均勤続年数が短い会社・長い会社 その特徴や傾向と変化 自分に合った企業選びとは?

あなたは今の会社に何年努めていますか?平均勤続年の短い会社・長い会社にはどういった企業があるのでしょう。従業員100人以上の会社での平均勤続年数について見ていきます。その特徴や傾向・変化から見て取れるものとは?また、自分に合った企業選びについても言及します。

平均勤続年数

以前は終身雇用が当たり前と言われており、多くの人が生涯を通して1つの会社で勤め上げる、というケースが一般的でした。

しかし時代は移り変わり、近年ではそうした日本の慣習も崩れてきており、年功序列と共に終身雇用という考えも、かなり薄れてきました。

その背景として、1つは年金受給開始年齢の後ろ倒しに伴う労働人生の延長があると思います。

またこのことにより、企業の寿命よりも労働人生の方が長くなってしまったことで、終身雇用が現実的に難しくなり、途中で転職を余儀なくされてしまうという事実も関係していることでしょう

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仕事に就くことの意識の変化

生涯を通して1つの会社のみで努め上げるのであれば、その会社内でのみ通用するスキルでも生き延びていくことはできるかもしれませんが、転職を考えると客観的に評価されるべきスキルを身につけることも考える必要があります。

そうした意味から、より実力主義・成果主義的要素に重点が置かれ始め、社内でも実力のある人が評価され始めると共に年功序列の制度が薄れ始めています。

今後はよりこういった傾向が強まることでしょう。

そうなると、企業に勤める社員が求めるものも、変化してくることが考えられます。

これまでのように給与や福利厚生などではなく、その企業に勤めることで得られるスキルや次の転職に繋げるための経験値・職務経歴が目的といった具合に。

実際、独立起業を考えている人の割合も、以前と比べると格段に上がっているでしょう。

また、働き方に対する考え方も、どう生きるかといった価値観の多様性と共に、変化してきています。

こうしたことを考えると、1つの企業での平均勤続年数は、今後更に短くなることが予想されます。

平均勤続年数が短い会社

ここ最近の平均勤続年数が短い会社として、どの様な企業があるかを見ていきましょう。

プレジデントオンラインの全上場企業「平均勤続年数ランキング(2021年度版)」によると、最も平均勤続年数が短い会社はメディアドゥの1.3年となっています。

平均勤続年数の短いランキング上位5社の結果がこちらです。

1.メディアドゥ 1.3年(35.6歳)
2.霞ヶ関キャピタル 1.4年(37.5歳)
2.アイフリークモバイル 1.4年(28.5歳)
4.Branding Engineer 1.5年(29.1歳)
5.AI inside 1.6年(34.7歳)
5.GA technologies 1.6年(31.1歳)
5.KADOKAWA 1.6年(42.2歳)
※( )内は平均年齢

平均勤続年数の短い企業は、平均年齢もわりと低いようです。

平均年齢がわりと高く従業員数の多いKADOKAWA(1710人)のような会社は、これまではわりと長く勤める社員が多かったようですが、近年ルールの変更等があったのか、平均勤続年数がかなり短くなっています。

また、平均給与が高い霞ヶ関キャピタル(1311.7万)やKADOKAWA(840.9万)などから、決して給与面のみで長く勤続するというわけでもないことが伺えます。

ちなみに、平均勤続年数が最も短いメディアドゥは、電子書籍の配信事業を行う会社ですが、会社の設立が1999年とわりと若く、更に若い会社を買収・合併したことにより平均勤続年数が短いという理由があります。

確かに設立年数の若い会社と積極的に合併した場合、平均勤続年数が短くなるということも考えられますね。

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平均勤続年数が長い会社

では反対に、平均勤続年数の長い会社を見ていきましょう。

平均勤続年数の長いランキング上位5社の結果がこちらです。

1.フィデアHD 27.1年(50.7歳)
2.桂川電機 26.4年(51.7歳)
2.松尾電機 26.4年(48.2歳)
4.平川ヒューテック 26.0年(47.0歳)
5.三菱製紙 25.8年(47.4歳)
※( )内は平均年齢

平均勤続年数の長い企業は、当然ですが平均年齢も高めですね。

このことから、社員の年齢分布がわりと高い方に偏りがあることが考えられますので、場合によると新卒者をあまり近年積極的に採用していないのかもしれません。

少なくとも設立年数の若い会社との合併は、行われていないようです。

また勤続年数が長いということは、少なくとも労働環境はさほど悪くないこと、社員はわりと保守的な人が多そうだということも想像できそうです。

転職などを考えていて、できるだけ長く勤めたいと思うのであれば、こうした平均勤続年数が長生き企業を選ぶというのは1つの手かもしれません。

ただし、考え方が少し古い会社が多いという予測もできますので、給与面では年功序列や勤続年数が反映されている可能性も考慮に入れておいたほうが良さそうです。

まとめ

社員の勤続年数が短い会社の業種としては「情報・通信業」や「サービス業」が多いようです。

時代に合った業務内容が要求されるため、若い人にも人気のある職種が多いことや新しく設立したIT関連の企業なども多いといえるでしょう。

反対に、勤続年数の長い会社の業種には、製造業や素材、運輸関連などが多い傾向がありそうです。

これまでのビジネスモデルのベース部分が大きく変わらず、その上に技術力の継承や製品の開発を行っているなくならない産業に携わる企業が多いようです。

もちろん、平均勤続年数の長短と企業の優良性とは関係ありません。

ただ、それぞれ特徴はあるようですので、自身に見合った企業や業界で働くことが、自分の価値と合った幸せな働き方につながるかと思いますので、その点は考慮されると良いかと思います。

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