夏の風物詩であるセミは毎年数多く発生しているのに亡骸がほとんど無くなるのはなぜ?
毎年、夏休みになると猛烈なセミの鳴き声が、朝から夕方まで響きます。
約7年ほど幼虫として地中で生活し、成虫になってから2週間から1ヵ月ほどの短い生涯を終えるまでに、オスはメスを射止めるために全力で鳴き続けるわけです。
日本全国に分布しているセミたちですが、かなりの数が日本中にいるにも関わらず、パッタリと鳴き声が止むのはなぜなのか。
寿命という理由なら、道端や森林はセミの亡骸で溢れかえるはずですが、それすら消えている理由を知りたくないですか?
個人的に興味を持ってしまったので、いろいろと調べた結果をシェアしたいと思います。
もくじ
日本国内で見かけるセミ
誰もが子ども頃、セミを捕まえた経験はあると思います。
1匹の小さなサイズのセミでも、捕まえるとめちゃくちゃうるさいことにびっくりした記憶があります。
昆虫のパワーを侮っていたのですよ、子どもの頃は。
国内で見かけやすいセミと言えば、
- アブラゼミ
- クマゼミ
- ミンミンゼミ
- ニイニイゼミ
- ツクツクホウシ
- ヒグラシ
あたりでしょうか。
その中でもクマゼミは、一際大きい個体が居たりしますし、なかなか捉えられなかったので、貴重な存在だったと記憶しています。
一方、アブラゼミは飽きるほど居たので、完全にモブ扱いでしたね(汗)
セミが命を落としてしまったら
セミの生態を全く知らない筆者が、なぜ、セミの亡骸がすっきりと無くなるのかを想像すると、
- 鳥や小動物に食べられる
- アリが巣に持ち帰る
- 土に返る
- 人が処分する
ということが浮かびます。
一応、教えて!gooに関連する質疑がありましたので紹介しておきます。
概ね、想像と合っていました。
なぜセミの亡骸は裏返っているのか
もうひとつの疑問としては、道路に落ちているセミの亡骸のほとんどは裏返っています。
きれいに裏返っていますよね。
これは単純に、死後硬直によって脚が伸びてしまい、コロンとひっくり返ってしまうからです。
ただ、セミの腹は決して見た目が美しいとは言えないため、ベランダなどに落ちていると処分ができない人は多い気がします(汗)
特にオスの場合は腹弁(ふくべん)と呼ばれる、仮面ライダーの胸筋のようなモノが付いていて、しかもお腹が蛇腹状になっていますから、ビジュアル的にも苦手な人も多いかもしれません。
放っておいても場所とタイミングさえ良ければ、カラスなどがエサとして持ち帰るでしょう。
まとめ
夏の風物詩であるセミは毎年数多く発生しているのにプツンと居なくなるのは、
- 鳥や小動物に食べられる
- アリが巣に持ち帰る
- 土に返る
- 人が処分する
ということが推測されます。
生態系って、よく機能していますね。