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2022年の夏は政府からの節電要求が出るらしい!室温28度設定はホントに快適?

個人的には大嫌いな夏がやってきます・・・。

我が子もプールの授業が再開されるとあって、めちゃくちゃ凹んでいて、

「全部のプールの授業サボる!」

と力強く宣言する始末(汗)

筆者はOKだしてます(笑)

プールの授業なんてホントに要らん!!

しかも、この夏はかなり暑いようで、まあいろいろあって政府からも節電要求が7年ぶりに出るようです。

そこで今回は、政府の節電要請やエアコン28度設定について、適当にまくしたてたいと思います。

電力供給余力がショボいため

どうも老朽した火力発電所の休廃止増加、3月の福島県沖地震などの影響で、電力の供給余力がショボくなっているようです。

政府が節電要求するのは2015年以来7年ぶり。

さらに来月7月の需給が2017年以降、最も厳しいとも言われています。

期間は7月1日から9月20日まで、時間対としては午後5時から8時が濃厚です。

太陽光発電の発電力が落ちかける時間帯は、一気に電力需給が厳しくなるからでしょうね。

とはいえ電力が足りなくて停電なんてことなると、真夏だけに地獄です・・・。

それを防ぐために休止中の古い火力発電施設の再稼働などもあるようですが、運転させるための電力はどうすんのって話しは聞かないですね。

各家庭に具体的な節電の目標は設けないとしても、いわれるのはエアコン設定28度ではないでしょうか。

室内温度28度は効果あり?

さて、何を根拠に室内温度を28度にすることがまかり通っているのかと言えば、

  • 建築物における衛生的環境の確保に関する法律施行令
  • 事務所衛生基準規則(労働安全衛生法)

には、室温は17度-28度と書かれているからです。

だから、28度設定は、

  • エアコン:×
  • 室内温度:〇

というのが正確な解釈です。

ただし、「努めましょう」という呼びかけに過ぎないので、それでも暑かったら下げるべき。

命まで削る必要はないですからね。

28度は現代では暑いんじゃない?

前述したように室温28度というのは、法律の中での上限です。

下限は17度ですから、その間ならば、好きに設定しても良いはず。

しかも、いつ定められたかが問題。

調べたところによると、前述の法律のもとになる研究は、戦前から1960年ごろに行われていて、昭和45年と昭和47年の施行ですから、今の環境はまったく考慮も想定もされていません。

つまり根拠としては古すぎるんです。

だから室内を28度に保っても暑いと苦情が出るんですよ。

28度にこだわるのもどうかと思いますけどね。

快適と思う室温が適温

ぶっちゃけますと、その場にいる半数以上が快適と思える室温が適温ではないのかと考えます。

それが27度か26度か、まったくわかりませんが、1フロアに大勢いると、室温は下げ気味じゃないとムンムンしますし、小人数だと28度でも涼しすぎると感じるかもしれません。

建物の気密性やエアコンの性能にも大きく左右されるので、一概に28度に決めつけるのは、言い出しっぺや決定者が何も考えてない証拠です。

暑いと生産性が落ちるという研究結果も出てるのに、それが活かされてないのが学校ですよ。

学校は「暑さの我慢を教える必要がある」と、どこかの市長だか教育委員会が抜かしてるぐらい思考停止なんでね。

あんな暑いジャングルはないですよ。

まとめ

「2022年の夏は政府からの節電要求で出るらしい!室温28度設定はホントに快適?」というテーマで、節電と言えば室温28度がイメージされるため、それについて言及しました。

それにしても室温28度の根拠がショボいですよね・・・。

びっくりしました。

しかも上限をひとり歩きさせるとは、犯人はだれだよいったい。

暑いと生産性が落ちるってこと、まだわかんない人がいるってことでしょうか。

参照

建築物における衛生的環境の確保に関する法律施行令(◆昭和45年10月12日政令第304号)

事務所衛生基準規則(◆昭和47年09月30日労働省令第43号)

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