『コンサル一年目が学ぶこと』を読んで デスクワーク術・ビジネスマインド編【要約2】

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大石哲之さんの『コンサル一年目が学ぶこと』を読んだ要約の第2回。今回はデスクワーク術・ビジネスマインド編です。今回は少しビジネスよりの内容に重点が置かれています。しかし、コンサルタント以外の職業の方でも、ビジネスマンにとっては役立つ内容が沢山あります。

今回も見返した際に理解できるよう、一部表現等を変えている部分もあります。よろしければ参考にしてください。

コンサル流デスクワーク術

議事録書きをマスターする。

アジェンダ(論点)
①決ったこと
②決らなかったこと(次への持ち越し)
③確認が必要なこと
④次回に向けてのToDo(誰がいつまでに)

パワポ資料作成

ワンスライド・ワンメッセージで。
エクセル、パワポの作成スピードを上げる(スキルアップ)。

最終成果物から逆算して、作業プランを作る

アウトプットドリブン。
流れ・見出しから作る。

コンサル流検索式読書術

資料に関する読書は、まんべんなく読むのではなく、資料として拾い読みする。

仕事を加速化する重点思考

余計なことは極力やらない。
大事なことにフォーカス&ディープに掘り下げ。
些末なことは切り捨てる。

プロジェクト管理「課題管理表」(エクセル)

①カテゴリ
②課題
③対応方針
④対応結果
⑤担当者
⑥ステータス
⑦期限

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「デスクワーク術」からの気づき

まず、議事録書きはマスターすべきというか、議事録に記述する項目を抑えておくことが必要ですね。

アジェンダ(論点)をタイトルに、①決ったこと②決らなかったこと(次への持ち越し)③確認が必要なこと④次回に向けてのToDo(誰がいつまでに)を明確にしておけば、プロジェクトの参加者も一目で理解できますし、誰の課題なのか、期限はいつまでなのかも明確になります。

仕事以外のプロジェクト全般において、会議ごとにサクッとまとめておくと、その後の進捗も理解でき便利です。

それをベースに発展させたものが、エクセルで作るプロジェクト管理ツールの「課題管理表」です。

プロジェクトの管理者は、こういった「課題管理表」を作っておき、進捗を把握することで、担当者に作業を促しやすくもなります。

家族での役割なども簡単な「課題管理表」を作ると、役割を忘れにくくなり約束も守りやすくなるかもしれませんね。

分かりやすいパワポ資料を作るという点では、ワンスライド・ワンメッセージは覚えておきたいところです。

1つのスライドにごちゃごちゃと書かれると、説明を受ける側の頭には入っていきません。

同じくプレゼン用のレジュメも、ワンスライド・ワンメッセージで作るべきでしょう。

こういった資料や文章を作成するうえで覚えておくと良いのが、流れ・見出しから作るアウトプットドリブン。

まずは骨格から作り、その後で細部を詰めていくというやり方です。

全体の流れが見えていると、完成がイメージしやすく、仕上がり時間も把握しやすくなります。

ここでも仕事を加速化する重点思考として登場しましたが、極力余計なことはせずに、重要なことにフォーカス&掘り下げることの重要性が訴えられています。

100点を目指すのではなく、まずは80点(60点でもいい!)くらいを目指し、些末なことはどんどん切り捨てる勇気も必要です。

プロフェッショナル・ビジネスマインド

ヴァリューを出す

クライアントにとっての価値を提供することに集中。

喋らないなら会議に出るな

会議における沈黙は無に等しい。
会議に出ている時間もコストがかかっている。
時間はお金と同じという意識を忘れない。

スピードと質

Quick and Dirty
完璧でなくていいから早く出す。
時間を掛けずに、まずは大枠の方向性を決めて連絡せよ。
「何も出てこない」場合は、まずそれを知らせることが大事。
0→90、90→99、99→100は、それぞれ同じくらいの時間がかかる。
はじめは60点でいい。

コミットメント力を高める

一度約束したことは、何があってもやり遂げる。
仕事の成果、クライアントへの貢献にコミットする。
人の手を借りてでも約束を果たす。

コミット力を高めるには、
①仕事内容に納得していること
②コミット力の高い組織にいること(相互影響力)

自分にとっての師匠を見つける。
フォロワーシップを発揮する。

プロフェッショナルのチームワーク

チームワークは分業。
人とは違う役割を果たす。
同じ役割の人は必要ない。
はじめは簡単なことでもいいので、今の自分の能力でチームに貢献できることを考える。

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「ビジネスマインド」からの気づき

コンサルタントではなくとも与えられた課題に対して、価値(結果)を提供することに集中する、「バリューを出す」という思考は重要ですね。

これができていることが、つまりは「デキる人」なわけですから。

またバリューを出すうえでも、スピード(納期を意識)は大事です。

完璧でなくていいから早く出す(Quick and Dirty)な思考も忘れてはなりませんね。

0→90点、90→99点、99→100点が、それぞれ同じくらいの時間がかかるという、精度と時間の関係性を念頭に、はじめはざっくり60点くらいを目指して取り組むのがちょうど良いようです。

おそらく99→100点は必要ないと思われますので、完璧主義もやめましょう(笑)。クライアント(依頼者)もそこまで求めていないと思いますので。

一度約束したことは、何があってもやり遂げるには、コミットメント力が大切となります。そのためにも納得のいく仕事内容に従事するようにする必要性がありますね。

チームで仕事をする場合は、自分のできることでチームに貢献する意欲が大切です。

リーダーではない人でも、リーダーに協力する姿勢を示すフォロワーシップはとても大事だと思いました。

チームの結束が高まると良い関係が築かれるわけで、それが良い結果を運んでくることにつながるわけですから。

まとめ

私自身コンサルタントが主な仕事ではないのですが、企業にアドバイスを求められる機会がわりと多く、提案が発端となり仕事が発生するケースが非常に多いです。

そのため、ヒアリング時に抜け漏れがないよう、質問内容(課題)をリストアップしまとめておきたいと以前から思っており、今回参考に『コンサル一年目が学ぶこと』を読みはじめました。

すると、意外にも個人で完結する仕事のプランニングやプライベートでの利用価値も高く、また企業で働くビジネスマンの方々にとっても有用な内容だと思い、ここにまとめておくことにしました。

論理的思考をベースに系統立てて物事を進めるプランニングと進捗管理ができれば、怖いものはないのではないかというのが思うところです。

しっかり自分のスキルとして身に着け、仕事もプライベートも無駄なくより充実させていきたいと思います。

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