ふと高校と大学進学・卒業までの教育費を計算してみた!具体的な計算結果を大公開!

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来年、受験を控えた我が子に対して、いったいこれからどのぐらいの教育費が必要なのかと、ふと思い立って計算してみました。

全て国公立学校だといくら、全て私立だといくら、なんて記事もありますが、地域性が加味されていないので全く参考にならんのです。

現実的に積み上げることが重要なのではないかと、FPでもある筆者は思うのであります。

なんせ各家庭によって、お子さんの進路や人数とか、いろいろ違うわけですからね。

もし漠然とでも、具体的に進みたい高校、大学あるいは専門学校があれば、学費は公開されているでしょうし、交通費なんかも計算可能。

ということで、ドンと高校と大学の進学に必要な教育費について公開します。

教育費の内訳

教育費とひとくくりにすると、見積もりもざっくりになってしまいます。

そもそも見積もりが細かい業者ほど信頼性が高いというのは定番ですから、どんぶり勘定は役立ちません。

教育費の明細としては、

  • 高校・大学の授業料(月間または年間)
  • 学校設備費
  • 入学金
  • 受験費用
  • 塾費用
  • 模試費用
  • 交通費

ぐらいは少なくとも数値化しておきたいですね。

希望の進路としては公立高校と国立大学で、大学の場合は県内でありながら、微妙に通学がシンドイ距離のため、一人暮らしの想定です。

ゆえに仕送りに関しては不透明なので後付けとします。

また奨学金は考えていません。

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公立高校の進学に必要な費用

公立高校における費用の内訳は、

  • 授業料(全日制課程・月額):9,900円×36=356,400円
  • その他必要経費(※):200,000円(3年間の見込み)
    ※制服・教材・PTA・受験料・入学一時金など

となりました。

これに通学のための交通費が、3年間で約170,000円でした。

交通費の計算で重要な通学日数ですが、土日祝日が大体年間で120日ほどあるため、1年間で245日としています。

合計で約730,000円です。

これに予備費、つまり部活動などで必要とする費用なども見込むと、100万円あれば十分かなという見通しが付きます。

塾に通うとなれば、プラスすれば良いだけの話です。

国立大学の進学に必要な費用

国立大学における費用の内訳は、

  • 検定料:17,000円
  • 入学料:282,000円
  • 授業料:535,800円/年額×4=2,143,200円

で、さらに別途、教材や一時金を年間で10万円と見込んで、予備費として400,000円を計上すると、合計で2,842,200円になりました。

ざっくり4年間で300万円ですね。

仮に、学生寮に入ると想定して4年間に必要な金額を算出し、仕送りも最低5万円と最高10万円で見積もりすると、以下がプラスされます。

  • 寮費:465,600円~1,440,000
  • 仕送り:2,400,000円~4,800,000円

ひっくるめて600万円~950万円という範囲です。

まじか・・・。

ちなみに、中学3年生の1年間の教育費をざっと計算すると、

  • 校納金:100,000円
  • 塾月謝:300,000円
  • 模試他:50,000円

で、大体450,000円~500,000万円を見込んでいます。

ふう・・・(汗)

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学資保険は合理的か

大学進学に備えて、18歳から毎年学資金を受け取る学資保険の契約を結ぶご家庭は多いですが、ここまでの概算を参考にして十分ですか?

全てを学資保険でカバーするのは無理があるとして、どの部分の費用を学資保険で賄うかを考えるようにした方がよさそうです。

まとめ

「ふと高校と大学進学・卒業までの教育費を計算してみた!具体的な計算結果を大公開!」というテーマで、現実的な教育費の計算をシミュレーションしてみました。

進路が変わったとしても、費用項目さえわかっていれば、金額を書き換えれば良いだけなので、すごく便利です。

ただ私立への変更となると、かなりの教育費用の上昇を想定しなければなりません。

そうなれば戦略を考え直す必要があります。

参照

国公私立大学の授業料等の推移 文科省

私立高等学校(全日制)の授業料等について(平成30年度~令和4年度) 文科省

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