地方の私立高校入学から卒業までに必要な校納金を試算!特待生だと公立高校と負担変化せず?

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年の瀬も押し迫り、全国的にも寒波が押し寄せるという予報の今、すでに大雪で大変な地域の人も含めて、いかがお過ごしでしょうか。

年が明ければ、いよいよ推薦での入学を志望する学生向けの試験がスタートする時期です。

もはや試験当日に向けて体調を整えることが最優先されるべきでしょうね。

ところで入試のスタイルも多様化していて、これまでは一般入試と推薦入試が主でしたが、今では「専願入試」「特色化選抜」なる方式もあって、時代は変ったことを痛感したものです。

それよりも親として気になるのは校納金であり、特に私立高校の相場がわからないため、調べてみることにしました。

入試スタイル

まず、ざっと現在の入試スタイルについて書いておきます。

都道府県独自のスタイルもあると思いますので、あくまでも参考程度に見ておいてください。

  • 一般入試
    いわゆるオーソドックスな選抜方法
  • 推薦入試
    学校長の推薦を得て挑む選抜方法
  • 専願入試
    合格後は必ず入学が義務付けられる私立学校の選抜方法
  • 特色化選抜
    公立高校における自己推薦のような選抜方法

ちなみに専願入試においても学校長の推薦を必要とする場合があります。

特待生や特進クラスの受験では専願入試が増えている傾向です。

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私立高校の総費用

高校3年間で納入する校納金などは、なかなか見積もりしにくいものです。

学校ごとにホームページがありますが、丁寧に校納金について言及している学校は多くありません。

ゆえに、とある私立高校を例にして、3年間で必要な費用を試算してみました。

  • 受験料:12,000円
  • 入学金:90,000円(入学時のみ)
  • 施設設備費:90,000円(年一回)
  • 授業料:33,000円(毎月)

金額が公開されているのは上記の3つのみで、その他にも関連費用や修学旅行の積み立てなど都度徴収される費用もあります。

単純に計算すると、

  • 初年度:588,000円
  • 2年目:486,000円
  • 3年目:486,000円

となり3年間トータルで156万円となりました。

通学のための交通費、昼食代、先に上げた関連費用や都度徴収される費用をざっくりと予想して含めると、少なくとも200万円は見ておくべきかなという感じです。

公立高校については、すでに記事化しているので、比較材料にして頂ければと思います。

特待生だとかなり負担軽減

授業料免除などの特典が得られる特待生に選ばれると、校納金の負担はグーンと少なくなります。

試算した私立高校では、最高レベルの特待生となった場合、「入学金」「施設節設備費」「授業料」の納入が免除されるしくみです。

関連費用が毎月、どの程度の金額なのかは正確には不明ですが、家計には大きなアドバンテージであることは間違いありません。

ちなみに公立学校の授業料は全日制だと月額9,900といったラインが相場です。

特待生などの特典が得られない場合は、高等学校等就学支援金制度などの負担軽減の措置を利用することができます。

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高等学校等就学支援金制度

いわゆる私立高校授業料実質無償化の一環ですが、これは国の制度ですから、理由するには所得要件などの条件をクリアしなければなりません。

所得要件については、例として両親が共働きで子ども1人が高校生の場合、

  • 年収約660万円未満:月額33,000円
  • 年収約1030万円未満:月額9,900円

が支給されます。

両親のどちらかが主婦・主夫である場合、または子どもの人数などによって所得要件も若干の違いがあるので要チェックです。

まとめ

「地方の私立高校入学から卒業までに必要な校納金を試算!特待生だと公立高校と負担変化せず?」というテーマで、私立高校の学費について書きました。

見積もりは恐らくアテにはなりませんが、何となくのラインは見えた印象です。

不透明なのは学用品の中でもタブレットが支給なのか、自費での購入なのかということもありますし、修学旅行の行き先によっても負担は違ってきます。

さらには部活動、PTAなどの費用負担、おまけに寄付なんて話しも出てくるかもしれませんね・・・。

参照

高校生等への修学支援:文部科学省

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