紫外線による目の日焼けと症状 紫外線による目の痛み・充血したときの対処法 目の紫外線対策について
紫外線による目の日焼けと症状について解説します。また、紫外線による目の痛みや充血した際の対処法もご紹介します。目も肌同様紫外線により日焼けをしますので、紫外線対策をしっかりと行うようにしましょう。
もくじ
紫外線による目の日焼け
陽焼けというと肌の話かと思われがちですが、実は目も日焼けします。
眼の角膜は肌同様紫外線の影響を受けやすく、紫外線を受けると炎症が起こります。
紫外線による角膜の炎症が目の日焼けです。
目の陽焼けにより起こる炎症を「表層角膜炎」と言います。これは「雪目(ゆきめ)」とも呼ばれています。
紫外線による目のダメージを受け続けると、やがて目の細胞が破壊され、白内障につながることがありますので注意が必要です。
目の日焼けによる症状
目を日焼けするとあらわれる症状として、
- ドライアイ
- 目の痛み
- まぶしさ
- 目の異物感(ゴロゴロ感)
- 涙がでる
- 充血
などがあげられます。
紫外線による目の痛み・充血したときの対処法
目が日焼けをした場合、まずは目を閉じ安静にすることです。冷たいタオルで目を冷やすことも有効です。
目に炎症や充血が現れた場合は、目薬の利用も有効です。
ただし、症状があまりにひどい場合は、早めに眼科を受診するようにしましょう。
目の紫外線対策について
目の紫外線対策として、帽子の着用や日傘の利用は有効です。
これらを利用することで、目に入る紫外線量をおよそ20%減少させることができます。
ただし、帽子や日傘が有効なのは、太陽が高い位置にある正午前後の時間帯です。
反対に太陽が低い位置にある朝夕は、UVカットのサングラスが有効です。
もちろん常に両方使用するに越したことはありません。
目から出血がある場合
目から出血がある場合も紫外線による目の日焼けによるものかと言うと、直接目の日焼けが原因とは言い切れません。
目からの出血は「結膜下出血」といい、これは結膜下の毛細血管が破れて出血したものです。
切れた血管の位置にもよりますが、時に白目全体が赤く染まることがあります。
目に異物感を感じることもありますが、基本的には痛みはないことがほとんどです。
結膜下出血が起こる原因はさまざまですが、ドライアイやストレスにより起こることもあります。
夏の日差しの強い中、外出が多いと常に目に紫外線を浴び、ドライアイ気味になりますし、目にも相当のストレスが掛かっています。
そのため、ちょっとしたはずみで毛細血管が切れ、結膜下出血が起こることもあるかもしれません。
軽度のものであれば10日程度で自然に血液が吸収され白目に戻ります。
ただし頻繁になる場合や、血液が引かない場合は、眼科を受診するようにしてください。
まとめ
目も肌同様、紫外線により日焼けをします。
目が日焼けをすると炎症を起こし「表層角膜炎」になります。これは「雪目(ゆきめ)」とも呼ばれるものです。
目が日焼けをすると、
- ドライアイ
- 目の痛み
- まぶしさ
- 目の異物感(ゴロゴロ感)
- 涙がでる
- 充血
といった症状が現れます。
目を日焼けした場合は、目を閉じて安静にすることです。冷たいタオルで目を冷やすことも有効です。炎症や充血がある場合は、目薬も有効です。
目の紫外線対策は、日が高い時間帯は日傘や帽子の着用が有効です。日が低い朝夕はUVサングラスが有効です。
目から出血の出血は日焼けが直接の原因であることはありませんが、日焼けによりドライアイ化しダメージを受けた際に擦ってしまったなど、ちょっとしたきっかけで「結膜下出血」を起こすこともありえます。
軽度の出血であれば10日程度で自然に血液が吸収され白目に戻りますが、頻繁に出血する場合や、眼球内の血液が引かない場合は、眼科を受診するようにしてください。