ぎんなんの食べ方 電子レンジを使った超簡単な調理法 ただし食べ過ぎ注意!ぎんなん中毒とは?
ぎんなんの電子レンジを使った超簡単な炒り方をご紹介します。ぎんなんを調理する際の面倒な手間が一気になくなり、ぎんなんがぐっと身近なものになりますよ。ただし、ぎんなんは食べ過ぎると危険な食べ物でもあります。ぎんなん中毒の危険性や1日に食べても良い目安をお伝えします。その他、ぎんなんの保存方法もご紹介します。
もくじ
秋はぎんなんの季節
ぎんなんは秋の味覚の1つで、9~11月半ば頃が旬です。
子供の頃はぎんなんの美味しさがわかりませんでしたが、今はあのねっとりとした食感とほのかな苦味や風味がたまりません。
茶碗蒸しや炊き込みごはんなどに入っているぎんなんも良いですが、私はシンプルに炒ったり焼いたりした銀杏が好きですね。それに塩を少し降りかけたら、ビールのおつまみに最高!
そんなぎんなんは、なんとなく調理が面倒というイメージがありますが、実は超簡単なぎんなんの調理法があるのでご紹介します。
電子レンジを使った超簡単な炒り方
ぎんなんはフライパンなどを使ってじっくりと炒るのもいいですが、殻をトンカチで叩いて割れ目を入れたりと、ちょっと面倒だったりします。
そんなときは電子レンジを使った簡単な炒り方がおすすめです。
用意するものは茶封筒です。この茶封筒にぎんなんを入れ(20個程度)、封筒の口を2回折りにします。
ぎんなんは加熱すると破裂するので、封筒の口はしっかり折っておいてください。それを電子レンジに入れたら、500Wで30~40秒加熱します。
途中で2、3個、ぎんなんの弾ける音がしたら、そこで電子レンジを止めましょう。あまり加熱しすぎると、あの独特なねっちり食感が失われ固くなってしまいますのでご注意ください。
加熱したぎんなんはたいてい殻にヒビが入っているので、殻をむいて中身を取り出します。
このとき殻がすごく熱くなっているので、気をつけて殻をむいてください。
殻にヒビが入らなかったものは、キッチンバサミの根本に付いているくるみを割る部分に挟んで、殻を割ると良いでしょう。
この電子レンジでぎんなんを炒る方法だと、ハンマーで叩いたりしないのでぎんなんの実が潰れることもありませんし、フライパンで炒るよりも圧倒的な早さで炒ることができます。
食べ過ぎ注意!ぎんなん中毒とは?
お手軽にぎんなんを炒る方法も分かったし、毎日たくさん食べるぞ!と思った方、ちょっと待ってください。
実はぎんなんは1度にあまりたくさん食べてはいけません。
実はぎんなんには「メチルピリドキシン」という毒性物質が含まれており、たくさん食べると中毒症状を起こし、嘔吐や痙攣、呼吸困難、めまい、下痢、発熱などの症状が現れることがあります。
では1日人どれくらいまでならぎんなんを食べても大丈夫かというと、大人は6個までです。また、5歳未満の子供には、ぎんなんは与えないほうが良いでしょう。
ぎんなんの効能
ぎんなんは美味しいだけでなく、実はアンチエイジング効果があるとされています。
と言うのも、ぎんなんには抗酸化物質であるβ-カロテンが含まれているため、美肌効果が期待できるのだそうです。
また、ぎんなんに含まれるカリウムが体の水分量を調整してくれるため、むくみや高血圧の改善効果もあるのだとか。
食べ過ぎに注意しながら、上手にぎんなんの効果も得られるといいですね。
ぎんなんの保存期間と保存方法
一度にたくさん食べてはいけないとなると、ぎんなんを買っても腐らせてしまうのではと心配になってきますよね。
ということで、ぎんなんの保存期間と保存方法についてお伝えします。
ぎんなんは固い殻に包まれているので、一見そのまま常温で保存できそうにも見えますが、実は常温や冷蔵保存すると、中の実が乾燥して固くなってしまうのだそうです。
なのでぎんなんを冷蔵庫で保存する場合は、蓋付きの容器にぎんなんを殻つきのまま入れ、そこに水を注いで水に浸けた状態で保存しましょう。そうすれば約1ヶ月は保存が可能です。その際は、水は3日ごとに取り替えてください。
水に浸けたぎんなんは殻がやわらかくなることで、殻がかんたんにむけるようになります。
また、ぎんなんを冷凍保存する方法もあります。
殻つきのまま冷凍保存する場合は、冷凍保存袋に入れて空気を抜き、しっかりと口を閉じて冷凍庫で保存します。2ヵ月程度は保存が可能です。
レンジで加熱して殻をむいたぎんなんの場合でも、ラップに並べて平たく包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍庫へ入れておけば約1ヶ月保存可能です。
これでぎんなんをたくさん買っても大丈夫ですね!
まとめ
ぎんなんは9~11月半ばが旬の秋の味覚です。
調理が面倒なイメージのぎんなんですが、電子レンジと封筒を使うことで、驚くほど簡単に炒ることができます。また、時間も圧倒的に短縮できますので、ぜひ活用してみてください。
ただし、簡単で美味しいからといって、ぎんなんを1度にたくさん食べてしまうと、中毒を起こしてしまうので注意が必要です。
ぎんなんの1日の目安は、大人で6個までです。5歳未満の子供には与えないようにしましょう。
中毒を起こすと、嘔吐や痙攣、呼吸困難、めまい、下痢、発熱などの症状を引き起こすことがあります。
ぎんなんを保存するときは、冷蔵保存なら銀杏を水に浸した状態で冷蔵庫に入れておきます。3日に1度水を変えることで、1ヶ月ほど保存可能です。
また、殻付きのまま冷凍保存袋に入れて冷凍庫に入れておくと、2ヶ月は保存できます。殻をむいて炒った状態でも、ラップに並べて平たく包み、冷凍保存袋に入れて冷凍庫にしまっておけば、1ヶ月程度は保存できます。
ぎんなんにはアンチエイジニング効果やむくみや高血圧の改善効果もあるので、中毒に気をつけながら上手に楽しんでください。