ヒノキのまな板の手入れ法 食器用洗剤やハイターなどの漂白剤、食洗機使用はNG?

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ヒノキのまな板を何気なく食器用洗剤で洗ったり、ハイターなどの漂白剤を使って除菌したりしていませんか?ヒノキのまな板にこれらの行為は基本的にNGです。どうやって手入れをすればいいのか、また、食洗機の使用の可否などについてもお伝えします。

ヒノキのまな板の手入れにハイターはNG

ヒノキのまな板の手入れはどうしていますか?

まさか食器用洗剤であわあわにして洗ったり、ときどきハイターなどの漂白剤に付けたりしてませんか?

これはヒノキのまな板の手入れ方法としてはNGです。

「だって、いつの間にか、まな板の表面に黒カビみたいな点々がついてるんだもん」

って、それは確かに黒カビです!

でも、ヒノキのまな板を使うなら、そもそも黒カビが発生するような使い方をしてはいけないんですね。

これはきちんと手入れができていない証拠。

知らなかった…。

だったらこの際、ヒノキのまな板の手入れ方法をマスターしておきましょう。

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ヒノキのまな板の手入れ方法

ヒノキのまな板は、その名の通りまんま木の塊です。

当然、樹脂製(プラスチックなど)のまな板とは手入れの方法が異なります。

樹脂製のまな板なら、使用後に初期医用洗剤を使ってスポンジで洗い、時々ハイターなどの漂白剤に付けてカビが生えないよう殺菌しておけばOKです。

しかし、ヒノキのまな板の場合はこれではダメ。

ヒノキのまな板の手入れ方法は、まず使い終わったら、なるべくすぐに水ですすぎます。

そして、亀の子たわしのような固い毛のブラシで、木目に沿って水を流しながらゴシゴシと力強く洗います。

食器洗い用のスポンジのような柔らかいものではダメです。

この際、使用した面だけでなく、裏面や側面もよく洗うのがポイントです。

魚や肉などの汁が側面や裏面に付着している場合もありますからね。

そして、手で触ってヌルヌルした感じがなくなるまでよくたわしでこすり洗いをしたら、最後に全体に熱湯をかけ消毒し、きれいなふきんで表面の水を拭き取ります。

なるべく風通しのよい場所で縦にして立てかけ陰干しし、完全に乾燥させたら完了です。

これをしないとカビの発生の原因になります。

たったこれだけなのですが、これが毎回のこととなると結構面倒なんですよね。

ヒノキのまな板は食洗機で洗ってはダメ

また、ヒノキのまな板は食洗機で洗ってもいけません。

急激に乾燥させると、板が割れたり反ったりして使い物にならなくなってしまいます。

ヒノキ以外にイチョウやヒバなどのまな板も、ヒノキのまな板と手入れの仕方も含め同じです。

ただ、最近は抗菌加工がされたものや、食洗機対応と書かれた木のまな板も出ているようですが、基本的には木製のまな板である限り、樹脂製のまな板と同様にはいかないと思っていた方が良いでしょう。

なお、樹脂製のまな板でも食洗機に対応していないものもあります。

食洗機を使いたいなら、食洗機対応のまな板であることを確認をしたうえで購入するよう注意してください。

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昔は木のまな板しかなかった

ヒノキのまな板は昔から使われています。

というより、昔は樹脂製のまな板などなく、木のまな板しかありませんでした。

それに食器用洗剤もナイロンの食器用スポンジもありませんでした。

当然ハイターなどの漂白剤もありません。

なので、亀の子たわしでゴシゴシ洗って、熱湯掛けてふきんで拭いて日陰干し。

これは物のない昔でもできることでした。

和食料理の板前さんなどは、昔ながらの日本料理を伝統に則って作っているわけですから、包丁の手入れひとつとっても昔ながらの砥石で手で研いだりしています。

間違っても簡易的なシャッシャと磨げる電動の包丁磨ぎ機など使いません。

仕事ですし、こだわりがあるからです。

しかし、それと同じことを日常でやるのは、この忙しい現代ではもう難しいのではないかと思います。

時間のある専業主婦とか、趣味で料理をしている方とか、料理にこだわりを持っていて、時間のある方にはひのきのまな板も使いこなせるでしょうが、普段仕事をしていたり子育てをしていたりして忙しい現代人には、樹脂製のまな板の方がマッチしていると思います。

まとめ

ヒノキのまな板は昔から使用されているまな板の定番ですが、最近はプラスチックなどの樹脂製まな板の方が一般的になりました。

それはやはり、手入れのお手軽さ故だと思います。

食洗器なども一般化した現代において、ヒノキのまな板を使うということは、もはやこだわりの部類に入るのかもしれません。

こだわるということは、手間や面倒を受け入れるということで、そのための時間を割く必要があります。

そのためには時間に余裕のある生活スタイルが必須。

憧れはしますが、なかなか現代では難しいのが、昔ながらのていねいな暮らしなのかもしれませんね。

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