親が子に言う「ウチはウチ他所はよそ」は自分の中の価値観とルールを押し付けるバカな方便

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親子関係において、「ウチはウチ、他所はよそ」という言葉は、多くの親が口にする言葉の一つです。

このフレーズには、親が子どもたちに対して、他の家庭との違いを示し、それを理由にして特定の要求や期待に応じないための方便とも言えます。

なぜ親たちは他人と比較せず、独自の価値観を大切にするのか?

しかも大抵は、尊重に値しないレベルのものです。

ほとんどの親は、子どもたちが健やかに成長し、幸せな人生を歩んでほしいと願っています。

それでも、なぜ「ウチはウチ、他所はよそ」という方便で、子どもの願いを一方的に却下するのか。

今回は、しつけや教育という観点から、この無意味なフレーズについて、考えてみたいと思います。

無能な親ほど言う

親が口にする「ウチはウチ、他所はよそ」の言葉には、深い意味が込められているとは、個人的には全く思いません。

結論から言えば、説得する材料や言語化する能力が劣っているからこそ、もっともらしい言葉で、子どもを煙に巻いているだけだと感じます。

ます。このフレーズが持つ真意を理解することは、実は重要なことではなく、単に子どもの意見をねじ伏せるに都合の良い言葉でしかありません。

未熟な子どもは、反論することができないからです。

あえて親が口にする心理を解説すると、自分たちの家庭における価値観やルールを「押し付ける」ための手段でしかないということです。

しかも、その価値観やルールは、事前に子どもたちには伝えていないにも関わらず、いきなり自分たちだけの基準を持ち出す、非常に卑怯な方法と言えます。

無能な親ほど口にするフレーズであることは、間違いありません。

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よその家庭との差を認知

子どもは、どうしても自分の願いを通したいときは、友人の情報を担保として持ち出すしかありません。

  • 〇〇くんは持っている
  • クラスで私だけが
  • みんなやっている

この程度のことですが、本人からすると必死の訴えです。

無能な親ほど、ちっぽけなプライドがあります。

他の家庭のように出来ない事情、例えば、年収が低いなどを認知しながらも、子どもには言えないことから、それらしい言葉でねじ伏せます。

もしくは、子どものくだらない一時的な衝動に振り回されたくないという、非常に「子どもを理解しない」態度が、そうさせるわけです。

つまり、自己中心的で「検討」ということもしない、狭い知見の中でモノゴトを処理してきたことが伺えます。

自分たちが正しく、周りは無関係ということだけを根拠にした、実に哀れな思考回路のため、子どもにとってはイライラする対象でしかありません。

多分、このような親の元で育った子は、成人すると親を一切、頼ることはしないでしょう。

ちっぽけな存在に見えてしまうからです。

親ガチャに外れた人は、かなり共感すると思います。

子どもの情報を尊重

子どもが発した情報や要求は、たとえ、明らかにおかしいと感じても、頭ごなしに全否定することは避けるべき。

未熟だから間違える、認識も誤るわけです。

そんな未熟な子を育てるのが子育てなのですから、それを否定するということは、子育ての否定と同じ。

それに気付かない親は、ゴマンといます。

個人的には、この「ウチはウチ他所はよそ」は一度も使ったことはありません。

バカ親と同じレベルにはなりたくないからです。

子どもの言うことを尊重しつつ、間違いは頭ごなしに否定せず、訂正するということを心がけました。

それでも子どもは信じないケースもありますが、そこは、何らかの方法で、子どもが納得するようにしなければなりません。

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親が悪い見本

あれ欲しい、これ欲しいという訴えは、確かに困ります。

ただし、実は親が普段から口にしているから、子どもも自然発生的に言いだしているフシがあるわけです。

何かを見ては、ひとり言のように「あれ欲しい、これ欲しい」と言ってませんか?

大人は、ある程度の自制が効きますが、子どもはそうはなりません。

欲しがっていいんだと、勝手に解釈してしまっていたら、それはもう、親の悪い背中を見て育ったと言えます。

つまり自業自得で、アナタが悪い見本だったというオチです。

物欲は遺伝する?

ちなみに、我が子は「あまりモノを欲しがりません」でしたよ?

子どもなりに考えて、必要なものかどうかを、幼いころから考えていたようですし、本人も、そのように言っています。

筆者も物欲は少ない方で、何かを購入するとしても、

  • 流行だから
  • どうしても欲しかった

といった短絡的な思考で買うことは、あまり記憶にありません。

ウチはウチ他所はよそ、というフレーズは、子ども頃には頻繁に聞きましたが、納得したことは一度もありません。

だから心の中で、我が親はバカなのだと、段々と察するようになってしまったのは、自然な流れです。

まとめ

「親が子に言う「ウチはウチ他所はよそ」は自分の中の価値観とルールを押し付けるバカな方便」というタイトルで、このフレーズを使う親の心理を書いてみました。

結論から言えば、親ガチャに外れた子どもほど、たくさん聞いている気がします。

子どもの要求は面倒臭いから、それを言っておけば、子どもは反論できないですからね。

そのリスクとしては、将来、子どもからバカにされるか、愛想尽かされるかということがあります。

自業自得ってやつですね。

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