インフルエンサーマーケティングの信頼性に疑問の声が増加中!費用対効果は全くの未知数?
ビジネスにおける集客方法は、時代とともに変わってきています。
近年は、SNSが台頭しており、Web広告も相変わらず好調ですが、一時期、もてはやされたインフルエンサーマーケティングに陰りが見えています。
特にYouTuberの界隈では、「稼げなくなった」「収入が激減した」というメッセージを運営者が投稿し出す事態に。
これはYouTubeサイドの収益化レギュレーションの変更が影響していると考えますが、インフルエンサーの影響力も問われています。
収益が低下しても真の影響力があったならば、動じる必要性はありません。
ただし経営者の間では、インフルエンサーマーケティングの費用対効果に、やや不信感を抱いている様子が垣間見えます。
そこで本記事では、インフルエンサーマーケティングの信頼性に焦点を当て、その未知数とされる費用対効果について考察していきます。
もくじ
インフルエンサーマーケティングのリスク
インフルエンサーマーケティングは、新たなブランド展開や製品プロモーションにおいて注目を集めていました。
しかし、その裏には隠れた課題が潜んでいたことが、徐々に露呈されてきています。
一般的な広告手法と異なり、個々の影響力が成果を左右することから、魅力的な反応を引き起こす反面、潜在的なリスクも元々孕んでいます。
まず、インフルエンサーマーケティングにおけるリスクの一つは、信頼性の確保です。
一部のインフルエンサーが広告主との契約に従わない、または製品やサービスに対する不正確な情報を提供するケースも取り上げられています。
これにより、企業そのものの信頼性も損なわれ、ブランドイメージが損害を受ける可能性があります。
さらに、一過性の注目を浴びることができたとしても、その後の継続的なブランド認知や顧客獲得につながるかどうかも不透明です。
ゆえに、インフルエンサーマーケティングの目的を、一時的な注目集めと割り切るなど、長期的な戦略とは別に考える方が得策と言えます。
費用対効果の算出方法と実践的なヒント
インフルエンサーマーケティングの導入において、経営者が最も懸念するのは、その費用対効果の見積もりです。
このマーケティング手法が、企業にとって本当に効果的であるかどうかを評価するためには、適切な算出方法が求められます。
まず、費用対効果を算出するためには、導入前に明確な目標を設定することが不可欠です。
目標が具体的で測定可能でなければ、効果の評価が難しくなります。
たとえば、新規顧客獲得、ブランド認知向上、または直接的な売上向上など、目標を具体的に定義することです。
次に、適切な指標を設定します。
インフルエンサーマーケティングの効果を測るには、クリック数、コンバージョン率、ソーシャルメディアでのシェア数などが考えられます。
これらの指標を元に、投資した費用と実際の成果を比較し、費用対効果を算出します。
できれば登録者数との相関関係も、分析できるとよいです。
一方で、費用対効果を向上させるための実践的なヒントも存在します。
例えば、複数のインフルエンサーを組み合わせてキャンペーンを展開することで、異なる視点からのアプローチを実現し、効果の最大化を目指す方法です。
また、データ分析ツールの活用やキャンペーンの最適化に努めることで、リアルタイムでの調整が可能となり、費用対効果の向上に繋がります。
経営者が費用対効果を見極め、インフルエンサーマーケティングを成功させるためには、戦略的かつ計画的なアプローチが欠かせません。
それによって、未知数であるこの手法がビジネスにプラスの影響を与える可能性を、最大限に引き出すことが期待できるものと考えます。
インフルエンサーの選択
最も難しいとされるのは、インフルエンサーの選択です。
どのインフルエンサーに広告案件を依頼するかという、選定の基準があるかないかでは、成果も大きく異なるものと考えます。
その基準とは、SNS、YouTubeなどのメディアにおける、
- フォロワー数
- 平均再生回数
- 案件の実績
- 検索からの流入数
- 実効性を示す数字
などは少なくとも欲しいところです。
ただ、人気だから、流行っているから、注目されているからという定性的なものさしで判断するのは、非常にリスクが高いです。
またインフルエンサーの人物、つまり人間性や製作スタッフの仕事ぶり、運営体制、個人か法人かなども、ヒアリングまたは取材すべきと考えます。
ある意味、人気は水物と言えますし、表面上の数字だけで判断しないことが重要です。
まとめ
「インフルエンサーマーケティングの信頼性に疑問の声が増加中!費用対効果は全くの未知数?」というテーマで、インフルエンサーを活用したマーケティングについて書きました。
一時期より求心力や影響力が低下していると感じられるインフルエンサー界隈。
そもそも影響力などを、フォロワー数で判断すること事態がリスクと言えます。
フォロワー数イコール客層とは限らないからです。
しかもフォロワー数の何割が、高い頻度で当人の動画を視聴しているのか、それが実効性を示すカギのひとつですから、表面的なモノサシでの判断は禁物と言えそうです。
