日本の億万長者のリアル 住むエリア・仕事形態・借金事情・お金の使い道など 億万長者の考え方とは?

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日本人のトップ3.5%にあたる億万長者の人たちとは、いったいどのような人たちなのでしょう。どこに住みどのような生活ぶりなのか、仕事形態や投資に対する考え、借金事情やお金の使い道になどをご紹介します。これを真似たら、あなたも億万長者になれるかも?

億万長者は意外と質素

億万長者と聞くとどんなイメージがありますか?

髭をはやしたダンディーなおじさまが、高級家具に囲まれた部屋のなかで、ガウンを着てブランデー片手にたたずんでいる姿とか?

いえいえ、実際の億万長者の暮らしぶりは、意外と質素なようです。

高級家具やブランド品とも縁遠く、普通の人と同様、いや、むしろ普通よりも地味な感じの人が多いそうで、一見して億万長者には見えないほどだそうです。

つまり、パッと見てお金持ちっぽいブランド品をまとった派手な人って、芸能人に憧れているか、成金的な小金持ちな人なのかもしれませんね。

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億万長者には自営業者が多い

富裕層というと超一流サラリーマンでバリバリ稼いでいるというイメージもあるかも知れませんが、実際は自営業者が多いそうです。

それも、わりとそこらにあるようなお店を経営していたりするような。

というのも、自営業者には定年がないので、生涯賃金が多く、死ぬまで収入が途絶えないというケースが稀ではないからです。

それと、億万長者家系の人も多く、先祖から受け継いだ遺産やビジネスを相続しているケースも多いようです。

貯蓄講座の分散、投資は必須

億万長者はペイオフ対策として、銀行口座をいくつも分けて預けているそうです。

ペイオフとは、仮に銀行が倒産しても、銀行の預金が1000万円までは保証されるという制度です。

反対に言うと、1000万円以上預けていた場合、その差額は保証されないということになります。

それを避けるために、1000万円をマックスに、億万長者は銀行口座を分けて預けているというのです。

また、投資に際しても、株だけ外貨だけ、といった投資対象を1つに絞るのではなく、株式、投資信託、外貨、不動産といった、分散して投資することを好むようです。

億万長者の投資習慣の特徴は、いまに始まったことではありません。今ほど日本で投資が話題になる以前から、億万長者たちの間では投資をすることが一般的だったのです。

なかでも不動産投資を行う億万長者は多く、賃貸用不動産を所有する人が多いようです。

その理由は、財産相続をする際の節税面や、賃貸用不動産から得られる収益、といったことを考えてのことのようです。

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億万長者は借金も多い?

億万長者というと、お金に困っていないので借金なんてないんじゃないか、そう思いがちですが、意外にも億万長者ほど借金も多いそうです。

ただ、この借金の内容にこそ秘密があります。

それは、億万長者の借金は、よりお金を増やすための投資に使うための借金なのです。

億万長者になると、そもそも資産をたくさん持っていますから、銀行も普通の人に比べると、より良い条件で融資してくれます。

つまり貸付利率が低いので、それ以上の利回りが出る安全な投資も見つけやすくなり、「お金がお金を稼ぐ」といった良いサイクルを構築しやすくなります。

これこそが、億万長者を生み出す最大の秘訣と言えるかもしれません。

億万長者は都会で広い持ち家に住んでいる

億万長者には都会で広い持ち家に住んでいる人が多いという傾向があります。しかも都会の中でも高級住宅街と呼ばれているエリアに住んでいます。

実はこれにも理由があって、都会(主に都内)の高級住宅エリアは、土地の資産価値も年々上昇していきますので、所有しているだけで資産が増えるのです。

また、日本で住宅を所有する場合、購入時の住宅ローン控除や、固定資産税や相続税に対しても住宅用地の特例措置などがあるため、減額措置により非常に高い節税が可能となります。

高級住宅地に家を持つということは、これらの優遇措置をフル活用していることになるのです。

ちなみに、都内で億万長者が多く住むエリアと言うと、

  • 松濤
  • 白金
  • 田園調布
  • 南麻布
  • 成城

といったエリアになります。

億万長者は家族が多い

億万長者の家庭は、わりと家族が多い傾向にあるようです。

相続を受ける人数を見ても、平均して3人というパターンが多いことから、配偶者+2人の子どもという形が見えてきます。つまり子どもは多めということですね。

また、家族に対してお金をかける割合が高い、というのも億万長者の傾向としてあるようです。

例えとして、子どもの教育費に多額のお金をかけるというものです。

この教育費にお金をかけるという行為には、実は億万長者ならではの意味が隠されています。

というのも、親から子へ、祖父母から孫へと、教育費としてお金を渡す場合、これは相続に当たらず非課税で行うことができるからです。

これにより子どもたちは高学歴を得やすく、海外留学の経験なども豊富となり、必然的に外国語の習得率も高まります。

そうして得たスキルの高さが、また将来のより良い職業に就くための条件へと繋がり、富裕層のレールに乗りやすいスパイラルを生んでいきます。

また、子どもが住宅を購入する際に、1000万円以上の頭金を出すといったこともよく行われるようです。

ここでも「住宅取得金贈与の特例」というものを活用することで、上手に相続税対策を行っています。

その他にも、年間110万円までの贈与は非課税というルールを活用し、親から子へ、祖父母から孫へと、毎年100万円を渡しているということも、億万長者の間では相続税対策として行われることとしてよくあるようです。

まとめ

なんとなく日本に住む億万長者のイメージがこれで掴めたでしょうか。

自分自身と比べて、行動や意識、価値観の中のどこがどう違うのか、一度考えてみると面白いかもしれませんね。

ただ、1代で億万長者になるのもかなり難しそうですよね。資産形成に長い期間をかけているのも特徴ですし、既に持っている資産を上手に運用して、億万長者の状態をキープしている人も少なくないように感じます。

なかなか真面目に働くだけで、田園調布に家を買うことはできませんからねぇ。

ちなみに、よくドラマであるような、遺産相続を巡って相続人同士の骨肉の争いが展開される、ということについてですが、これは殆ど見られないそうです。

むしろ、残された遺産の少ない家庭での相続においてのほうが、こうした醜い係争は多いようです。

無駄遣いをせず資産運用をして、お金がお金を生み出す仕組みを作っていくという点は、より安定した将来を考えると、見習うべきところはたくさんあると思います。

ただ、もしも1代で築けるとしても、小金持ちが限界かなぁ。

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