今どきの子どもたちのなりたい職業ランキングに異変が?夢を見るより安定志向 子供たちはもう夢を見ない?

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今どきの子どもたちのなりたい職業ランキングに、どうも異変が起きているようです。あんなに人気だったあこがれの職業のユーチューバーに、もうなりたくない?夢を見るより安定志向に。子供たちはもう夢を見なくなってしまったのでしょうか?

もう子供はユーチューバーには憧れない

2020年から子供たちのあこがれの職業は、ずっとユーチューバーでした。

楽しいことをしてお金をたくさん稼いでいる、ヒカキンのようなユーチューバーになりたい!

そんなふうに思うのも、至極当然のことだと思います。

しかし、そんな人気のユーチューバーも、そろそろ人気に陰りがさしてきたのか、ここに来て子供たちのなりたい職業に変化が現れ始めているようです。

いったいどんな変化が起きているのでしょうか。

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子どもたちのなりたい職業ランキング

ということで、最新の中高生のなりたい職業ランキングを男女別に見てみましょう。

男子編

まずは、男子中学生のなりたい職業はと言うと、

1位:YouTuber
2位:ITエンジニア・プログラマー
3位:プロスポーツ選手
4位:ゲーム実況者
5位:ゲームクリエイター

となっています。

なんだ、まだユーチューバーは人気じゃないか!そんな感じがしますよね。

では男子高校生になると、なりたい職業はどう変わるかと言うと、

1位:公務員
2位:ITエンジニア・プログラマー
3位:会社員
4位:教師・教員
5位:学者・研究者

という結果に。

なんだか一気に現実めいてきますね。

1位のユーチューバーは跡形もなく消え、プロスポーツ選手の夢も消えています。

ゲーム実況者もある意味ユーチューバーみたいなものですが、こちらもランキングから消えています。

そして1位はなんと公務員、そして3位は会社員と、かなり現実味を帯びています。

これが悪いということではもちろん決してありませんが、中学生までの男子はどこかまだ子供っぽさが残っていたのでしょうが、高校生になると一気に現実的になり、すっかり安定志向になってしまっています。

1位から5位まで、どれも実現可能な職業です。起業家とか、いないんですね…。

女子編

では、続いて女子中学生のなりたい職業を見てみましょう。

1位:イラストレーター、アニメーター、漫画家など
2位:ボカロクリエイター
3位:YouTuber
3位:芸能人(歌手・俳優・声優など)
5位:ゲーム実況者

女子は男子よりも大人びているので、わりと現実的な職業が多いかと思いきや、なんだか男子以上にドリーマーな感じですね。

自分が中学生の頃の女子は、もっと現実的な将来像を描いている人が多かった気がしますが、これって意識が低年齢化しているという現れでしょうか。

ちなみに、女子高校生になると、

1位:看護師
2位:公務員
3位:保育士・幼稚園教諭
4位:芸能人(歌手・俳優・声優など)
5位:デザイナー

なってきます。

たしかに中学生と比べると現実的になってきますね。

それでも4位に芸能人というのがランキングしている点が、男子よりもまだドリーマーな気がします。

昨今は男子よりも女子の方が夢を追いかけている人が多いのでしょうか。

子どもたちは未来に不安をいだいている

なんだか自分が子供の頃よりも、現実的な考えを持つ子供が増えているような気がしますが、それもそのはず。

というのも、アンケートによると、中高生の半数近くが、10年後の自分に不安を感じていると答えているのです。

中学1年生の10年後というと23歳ですから、大学を卒業してちょうど社会に出る頃です。

つまり、将来働く頃の自分を思い描くと、不安になってきてしまうわけです。

更に、10年後の日本についてどう思うかという問いに対しては、およそ70%が不安を感じているという結果に。

つまり、日本の将来に不安を感じている子どもたちが多いから、自分の将来も上手くいくのかどうか不安に感じてしまうのでしょう。

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子どもたちが不安を感じない未来に

未来のことは未知のことなので、多かれ少なかれ誰しも不安に感じるものです。

しかし、子供の頃の私たちは、それほど未来に対して不安を感じていたでしょうか。少なくとも私は全く感じていませんでした。

でも今の子供達は7割もが10年後の日本に不安を感じているわけです。

この不安感を与えているのは、世の中の雰囲気であり社会の姿がそうさせているのでしょう。そしてこれはある意味、大人の責任とも言えると思います。

きっと現代の大人たちは暗い顔をして生きている人が多いのかもしれません。それを見ていると、自分が大人になったときも、「きっと大変なんだろうな」と想像してしまうのでしょう。

そんな子どもたちが抱く未来に対する暗いイメージを払拭するためにも、私たち大人がもっと明るい顔をして生きていかなくてはならないと思います。

まとめ

最新の中高生のなりたい職業ランキングを見るに、もう子供たちは以前ほどユーチューバーには憧れていないようです。

そして、男子は公務員や会社員など、女子は看護師や公務員といった、もっと堅実な職業を目指そうと思うように、考えが変わってきていいるようです。

その背景に、自分の将来や日本の未来に対して、あまり楽観視していないということがあるようです。

確かに未来に不安を感じるようでは、子どもたちでさえ夢を描けず、どうしても現実的な考えになってしまうでしょう。

大人になれば当然現実が見えてきて、だいそれた夢など誰もが描かなくなりますが、それでも子供の頃は自分の将来に対して、もっと自由に馬鹿げた大きな夢を抱いても良いように思います。

人生100年時代なわけですから、時間のある子どもたちは、何にだってなれるはず。

私たち大人だってまだまだ何にでもなれる!

そんな明るい雰囲気に徐々に変わっていくよう、大人たちからまず顔を上げて生きていきたいですね。

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