サラリーマン時代に疑問に感じていた社内での光景についてやはりおかしいと再確認した件
会社のイメージって、人によって違いがあります。
就業経験のない学生さんは、特に、不安と期待が渦巻いたり、ドラマでの1シーンを鵜呑みにしたり、勝手な理想をあてはめいるのでは?
特に都心に本社がある上場企業においては、清潔感漂うオフィスで、テキパキと働く姿をイメージを持っていることだと思います。
昼はカフェのような社内食堂で同僚とにこやかに過ごし、午後からの会議のためにバタバタとするのも、できる社員に映るのでしょう。
しかし、それはほんの一部の企業。
大半は、こんなはずではと思うところが、ゴロゴロ出てくるものと考えたほうが良いです。
そこで今回は、こんなはずではという理想と現実の違いついて、昔を思い出してシェアしたいと思います。
もくじ
タバコ休憩
今では禁煙が行き届いて、逆に喫煙者の肩身が狭い世の中となりました。
まさか、このような社会になるとは夢にも思っていませんでしたが、密かに期待していたのは確かです。
ですから、今の方がタバコ環境に関しては、ありがたいです非喫煙者としては。
会社員だったころ、この喫煙のために離席する奴らに、めっちゃ腹立ってました。
どう考えても、タバコ休憩なんて単なる「サボリ」じゃないですか。
ですが当時は、吸ってる者勝ちみたいな、何のお咎めもないわけです。
ぶっちゃけ役員クラスが、そんなレベルだったので、上場企業の看板も大したことないなとか、若造ながら思ってました。
一応、書類片手に考えてるフリをしてる者もいるのですが、どう考えても、生産的ではない・・・。
同じ出退勤時間というのが、納得できませんでしたね。
毎日の社歌斉唱
これってシンプルに洗脳ですよね・・・。
確かに伝統ある会社の一部に所属はしていましたが、まさか、子ども染みた社歌斉唱が毎日行われるとは思いませんでした。
世界的に有名な社主の写真が、額縁に入れられて掲げられているのです。
その横に、遵法すべき精神なるものが、これまた掲げられていまして、これも唱和します。
もう嫌で嫌でたまりませんでした・・・。
こんなルーティン、全く生産性と関係ありませんし、5分~10分ほど時間を取られるので、マジで勿体ないとしか思えません。
始業だけでなく終業時もあります。
近隣の迷惑も顧みずに、わざわざ放送で社歌を流すという徹底ぶりという鬼畜の所業です。
これを恥ずかしいと思わず、本社やグループ会社もやっているからという、これまた大丈夫かと言わざるを得ない理由で行われていました。
ナゾの改善提案
毎週末に、業務に関する改善事項を、所定の書式に記入するというものがありました。
あくまでも提案なので、その改善に効果があるかどうかは、全く関係ありません。
もちろん改善実績を記入しても良いのですが、おかしなのは、その判定の体制なのです。
誰がその書類を回収していたのか?
答えは総務部門です。
総務が各部署の担当者レベルの改善事項に目を通して、それをランク付けするんですよ。
意味が解りませんよね?
お前らがわかるわけないやろ、みたいな声が影でコソコソとは聞こえるのですが、惰性で続いていました。
なぜ、惰性で続いていたのか?
もちろんグループ企業を含めた全社的な取り組みだからです。
我が企業グループは、これだけの改善をやってますよというポーズと、社員ひとりひとりが考えて働いていますという証拠としても活用してるわけです。
で、個人的に成績が良かった人は、毎月の全体朝礼で表彰されますが、全従業員が白けまくっているのは、かなりの違和感を覚えたものです。
やらされ業務の何物でもありません。
ムダはムダにしかならない
一見、ムダに見えることでも、後から役立つことがある、なんて「したり顔」で言う人がいますが、全く違うと考えています。
ムダはムダなんですよ、何かの目的がない業務に関しては。
建設的な意見を積み重ねて行った業務が、結果としてムダになったかもしれないが、その過程で身に付いたスキル、小さな成功体験が貴重なわけです。
ゆえに惰性でやってるものなんて、ムダでしかありません。
まとめ
「サラリーマン時代に疑問に感じていた社内での光景についてやはりおかしいと再確認した件」というテーマで、会社の理想と現実について書きました。
組織の一員として働く以上、コマに過ぎません。
自由はなく、ルールの中で生きていかねばならないのです。
これを窮屈だと思うのなら、1年ぐらいは我慢して、さっさと個人事業主として開業するほうがよいでしょう。