50代から一気に老ける人の特徴 70代・80代を元気に生きるために意識すべき3つのこととは?

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70代・80代の高齢者を見ていると、元気な人・そうでない人の差が、ずいぶんと広がっているのを感じます。このような差が開くのは、実は50代の頃からの習慣の差が生み出すそうです。50代から一気に老けてくる人にはある特徴がみられます。その特徴とは…。特徴をよく理解して、元気な70代・80代を目指しましょう!

50代から一気に老け始める人

70代・80代になった頃、人にはそれぞれ大きな差が生じています。

健康的に毎日をアクティブに過ごす人もいれば、自分では一人で行動することもままならないほど心身ともに衰弱している人など。

もちろん見た目だって同じ年とは思えないくらいに、大きな差がついていることでしょう。

一体どうしてこのような差が70代・80代頃になると生じてしまうのでしょうか。

これには、50代ころからどう過ごしてきたかが大きく関係するそうです。

人は40代・50代の頃になると、人生がマンネリ化し始め、いつも同じことをして過ごすようになります。

このマンネリ化の多くが、どんどんと人を老けさせていき、70代・80代になる頃には、恐ろしく大きな差となって現れてくるのです。

理想は、「いつまでも自分の頭でしっかりと考えることができ、自分の足で歩けること」です。

では一体、どう50代を過ごせば、いつまでも元気でいられるのでしょうか。

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前頭葉を普段から鍛えよう

50代にもなってくると誰しも、以前と比べて多かれ少なかれ脳の衰えを感じ始めるかと思います。それは加齢とともに脳の前頭葉が萎縮を始めるからだそうです。

この前頭葉は、物事に対してやる気やモチベーションを起こすことを司る部分でもあります。前頭葉が衰えると、物事に対する意欲が低下し、何事に対しても関心が薄れ、考えることが億劫に感じるようになっていきます。

このスパイラルに陥るとどんどん頭を使わなくなるので、それだけ前頭葉の萎縮も加速化していきます。

前頭葉が萎縮してくると、計算能力や言語能力も衰えていき、その結果として脳全体が衰えていきます。そして、脳全体が衰えると、人は体力・知能・精神力ばかりでなく、見た目さえも老化していくのです。

つまり、前頭葉を鍛えれば脳全体の老化を遅らせることができますので、体力・知能・精神力・見た目の全ての老化を遅らせることができ、結果的に若々しくいられるということに繋がります。

ではどうすれば前頭葉を鍛えられるのかというと、常に「頭を使って物事を考える」習慣を持つということです。

そこで最もおすすめなのが「日記」を書くことです。

日記は昨日の出来事などを思い出しながら書いていきます。この思い出すという行為が前頭葉を鍛えるのに非常に良い作業なのです。

また、日記を書く時はできるだけ手書きをおすすめします。手を使って文字を書く作業は、脳に対して大きな刺激を与えます。日記を書くうえで思い出せない漢字は、手間を惜しまずに調べることで更に脳は鍛えられます。

日記を書き続けていると、客観的になれることから、日常の中から気づきを得られることも多々あります。普段あまり意識していなかった些細なことの中に、自分にとって大切なものを見つけることもあります。

きちんとした文章を書こうとか、量を書こうなどと頑張りすぎず、まずは軽い気持ちで始め、日記を習慣化してみてください。

ホルモンの減少を防ぐ

50代になると、男女ともにホルモンが減少してきます。そしてこのホルモンの低下が、老化や病気につながると言われています。

ホルモンには、男性ホルモンに含まれるテストステロン、女性ホルモンに含まれるエストロゲンやプロゲステロン、またその他のホルモンとして、ドーパミン、セロトニン、メラトニン、オキシトシンといったものがあり、これらはいずれも非常に大事なものにもかかわらず、加齢と共に減少していってしまうものです。

なので、これらホルモンの分泌量を低下せさない工夫をする必要があります。

そこで最もおすすめなのが、「筋トレ」です。筋トレを行うと様々なホルモンの分泌が増えると言われています。

セロトニンが増すことでメンタルの調子が良くなったり、ドーパミンが増すことでポジティブな気分になったり、テストストロンが増えることで自分に自信が持てたりと、様々な良い効果が得られます。

また筋トレを行うと、「若返りホルモン」とも呼ばれるDHEA(デヒドロエピアンドロステロン)が分泌されます。DHEAは「長寿ホルモン」とも呼ばれており、長生きしている人を調べたところ、長寿の人ほどDHEAが多いという研究結果も報告されています。

筋トレは、ホルモンの分泌を促す以外にも、加齢による筋肉の減少を防ぐという効果も得られます。

筋力が低下すると、転びやすくなり、骨折にも繋がります。骨折が原因で寝たきり生活に入り、そこから痴呆が発生するという人は非常に多いです。

なので、筋トレを日課にすることには、絶大な効果が期待できるのです。

ではどの程度の筋トレをすべきかというと、ハードな筋トレを行う必要はありません。毎日5分程度のスクワットを行うだけでOKです。

ぜひ、今日から「毎日5分間のスクワット」を習慣にしてみてください。

加えてホルモンの分泌を増やすうえでとても有効なのが、「ポジティブ思考」です。

ネガティブ思考の人は常にメンタルに負荷をかけてしまい、そのためストレス系ホルモンのコルチゾールが分泌されやすくなります。このコルチゾールは若返りホルモンのDHEAの分泌を邪魔する物質です。

だからといってネガティブ思考の人がいきなりポジティブ思考になるのは難しいでしょう。そういう場合は、可能な限りポジティブな人と一緒にいるようにすると良いでしょう。

東大に受かる人の仲間は、同じく東大に受かる人が多いと言われるように、人は付き合う人と似た性質を持つようになります。その作用を利用するのです。

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変化に富んだ毎日を生きる

50代にもなると、同じ職場・同じ仕事などを、もう何十年も続けているという人も少なくないでしょう。

若い頃は、学校でも日々新しいことを学んだり、クラスが変わったり、小中高と通う学校が変わったりして、同じことを10年も続けるなどという環ことはありません。

しかし一旦社会に出ると、特に日本は終身雇用という制度が根付いていた国だけに、下手をすると一度就職した企業に定年まで勤め続けるということもままあります。

そうなると、毎日同じ時間に同じ電車に乗って、昼は同じ定食屋に行き、といったルーティンというものが出来上がっているかもしれません。このルーティンのおかげで、頭を使わずとも毎日をなんとなくやり過ごせていたりします。

こうして考えることなく毎日同じルーティンを繰り返していると、前頭葉を衰えさせることにつながります。

そういう人は、意識的に行動を変えることを試みてください。ランチタイムは新しい店を開拓する、食べたことのないメニューを注文してみる、仕事帰りに何処かへ寄ってみる。週末にやったことのないことを誰かに誘われたらチャレンジしてみるなど、いつもと違うことを意識的に行い、脳に刺激を与え続けることが大切です。

意識的に変化を求めるのが難しいと感じたなら、何かを選択する際に、「やったことのないもの・経験したことのないものを常に選ぶ」というルールを作るのも良いかもしれません。

ぜひこのようにして、日々の生活の中で積極的に新しいことを取り入れてみるようにしてみてください。するとあなたの引き出しが増えるので、誰かとの会話もより弾んでくるはずです。

そこからまた新たな出会いや誘いが生じ、未知なることにチャレンジする機会も増えていくことでしょう。

これらが日常の中に常に起こることで、脳はどんどんと活性化し老化を遅らせることにつながります。

まとめ

70代・80代の頃になると、人にはそれぞれ元気な人とそうでない人との間にとても大きな差が生じてきます。

いつまでも若々しく元気でい続けるためには、50代頃からの日々の過ごし方が関係してきます。

とういのも、老ける人は50代から一気に老け始めるからです。

50代から一気に老け始めるのを防ぐには、

  • 前頭葉を鍛える
  • ホルモンの減少を防ぐ
  • 変化に富んだ毎日を生きる

の3つがとても重要になってきます。

前頭葉を鍛えるうえでおすすめな方法は、「日記を書く」ことです。

ホルモンの減少を防ぐうえでおすすめな方法は、「スクワット」と「ポジティブ思考」です。

変化に富んだ毎日を生きるためにおすすめな方法は、「日々のルーティンを避け、常に新たな選択・チャレンジをする」ことです。

これら3つを意識的に行うことで、脳や筋肉の老化を遅らせることができ、結果として70代・80代を自分の頭で考え、自分の足で行動できる健康的な身体を維持できるようになります。

ぜひ、今日から意識的に行ってみてください。

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