政令・省令・告示さらに閣議決定とは何を意味する?わかりづらい政治用語を簡単に解説

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政治の用語は、理解していなければ、少々、混乱をまねくことがあります。

特に「政令」「省令」「告示」「閣議決定」については、わかったようでわかってない可能性が高いです。

これらの言葉の意味を理解することは、政治への興味関心の第一歩であるとともに、単なる雑学としても、ちょっとだけ優位性があるかもしれません。

そこで今回の記事では、政令や省令、告示、そして閣議決定といった難解な政治用語を、ストレスなく理解できるように解説していきます。

実際には、法律ができるまでのステップだとか、一度は、学校の社会または公民という科目で学んだはずですが、すっかり忘れていたりします(汗)

政令と省令の違い

政治用語の中には、似ているものや混同されやすいものがあります。

代表としては「政令」と「省令」です。

これらの言葉は、法律や政策の制定に深く関わっていますが、具体的な違いを理解することは重要です。

政令とは

政令は、国家の最高法規である法律を実行するために、内閣が制定する規則のことです。

法律の趣旨や目的を具現化し、具体的な運用方法や手続きを示すものと言えます。

具体例としては、法律で定められた原則をもとに、行政手続きや制度の詳細を規定するといったことです。

省令とは

一方で省令は、行政府の機関である省庁が法律に基づき制定する規則です。

つまり、政令が国家全体を対象とするのに対し、省令は特定の省庁や官庁が管轄する事務に関連する規定を含んでいます。

例えば、農林水産省が制定する省令は、その省庁が担当する分野に特化したものとなります。

さらに言えば、税制改正が法律で決まり、その詳細が政令や省令によって具体的に規定される流れとなります。

少しはイメージできたでしょうか。

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告示とは

告示(こくじ)という言葉は、あまり日常で耳にすることは少ないかもしれません。

法律や政策の中では、重要な役割を果たしています。

告示は、主に行政府が法律や政策を広く一般に知らせるために行う、公式な通知や宣言のことを指します。

具体的な内容や指示は、法律や政令に基づきますが、告示はそれを一般市民、関係者に周知する手段として使われます。

広報活動や情報提供の一環として、告示が発せられると考えると良いです。

身近な例

身近な例で告示を理解すると、例えば地域のごみ収集日や防災行政の指針などが挙げられます。

都道府県や市町村の首長および議会選挙で、候補者が看板に掲げられるのも告示です。

ちなみに公示という言葉もあるのですが、これは衆議院の総選挙、参議院の通常選挙について使われます。

前述したように、自治体が特定の行動やルールを市民に周知するために告示を出すことがあり、生活に直接影響を与えています。

閣議決定

閣議決定とは、政府の中枢である閣僚たちが集まり、重要な政策や法案に関する最終的な意思決定を行うプロセスです。

重要な政策や法案について合意を形成し、最終的な決定を下す場であり、政府全体の方針や行動計画が確定します。

これには首相を含む閣僚が出席し、慎重かつ緊密に討議が行われます。

現在は、毎週火曜日と金曜日が、閣議決定の会合日です。

たまたまですが、筆者のエリアでの一般ごみ収集日と同じwww

閣議決定が具体的な日常生活にどのように影響するのか、それを理解するためには具体的な政策や法案の例が役立ちます。

たとえば、教育政策の変更や社会保障制度の見直しなど、閣議決定が生活に及ぼす影響は大きいです。

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まとめ

「政令・省令・告示さらに閣議決定とは何を意味する?わかりづらい政治用語を簡単に解説」というテーマで、政治用語のいくつかについて解説しました。

まだまだ政治用語では、聞き慣れない言葉があります。

まずは、ここに挙げたものだけでも理解できたのですが、ちょっと偉くなった気分になるのは、筆者だけでしょうかwww

参照

総務省|新規制定・改正法令・告示 法律

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