プッシュスタート式の自動車によくあるエンジンスタート誤操作をやっちまいました
10数年ぶりに新車を購入したのですが、何もかもが浦島太郎状態で、現在もフワフワしています。
慣れるのに時間がかかるのも、何となくイヤなもんですね(汗)
一番のカルチャーショックはプッシュスタートです。
ボタンを押せばエンジンが始動するなんて、おもちゃやないかい。
カギを差し込んで捻った、あのブルルンという始動の感覚が「運転するぞ!」という安全への気合だったのですけど、時代に抗ってはいけません。
そこで今回は、プッシュスタート式にまつわる基礎知識をシェアしたいと思います。
もくじ
プッシュスタート式のエンジン始動方法
カギを差し込んで回すタイプであっても、基本動作は同じですね。
- P(パーキング)にシフトレバーが入っていることを確認する
- 右足でブレーキを踏む
- プッシュボタンが発光していることを確認する
- プッシュボタンを押す
- エンジンが始動する
- シフトレバーをD(ドライブ)に移動する
- 右足をブレーキからはなし、そっとアクセルを踏む
これが堅実なエンジンの始動までの所作ですよね。
あ、シートベルトの装着という項目を飛ばしてしまいましたが、ほとんどの軽自動車および普通乗用車でのエンジン始動は、ほぼ同じだと思います。
ブレーキを踏まずにプッシュボタンを押したら
まあ、無いでしょうけど、ネット上では「あるある」のようなので書いておきますね。
万一、ブレーキを踏まずにプッシュスタートボタンを押してしまったら、
ACC → IG → ON → OFF → ACC → IG・・
というように、ボタンを押すごとに切り替わっていきます。
ACCとかIGとか、なんだそれはということにならないために解説をしておきます。
自動車の電源スイッチのしくみ
カギを差し込んで回すタイプも、同じようになってるんですが、
- ACC:ナビ、メーターなどアクセサリー類のみ通電
- IG:全電装類に通電
- ON:エンジン始動
- OFF:エンジン停止
という意味があります。
停車中にラジオで天気予報を聞いたり、ウィンドウを下げたり、しばらくエアコンに当たりたいときなどは、ACCやIGのモードで操作をしたことが誰しもあると思います。
ちなみにACCはアクセサリー、IGはイグニッションという意味です。
奥さんがやっちまって大焦り
まさに本日、奥さんがブレーキ踏まずにプッシュスタートボタンを押して、ACCかIGの状態でリバースしてしまいました。
近くで荷物を載せるために見てたのですが、音もなくスーッと動いてきたので、瞬間でエンジンが始動していないことに気付きました。
当然、奥さんも違和感を感じていたようで、ハンドルが若干重く感じて、ブレーキの効き具合も良くなったとのことでした。
移動した距離は2mぐらいなので、事故なども無かったわけですが、パーキングにシフトレバーを戻してブレーキを踏んでプッシュスタートボタンを押すと、しっかりとエンジンが始動しました。
ACCもしくはIGの状態で、車は移動できるのかなと思ったのですが、勾配のある路面だったので、たまたま自然に動いたのかもしれません。
どちらにしろ、それで済んだので良かったです。
エンジン始動の所作は慎重にしたいですね。
走行中にエンジンが停止する恐怖
これは知っておいた方がいいかも。
車種によっても違いはあるでしょうが、走行中にプッシュスタートボタンを3回以上押すか、長押しするとエンジンが停止するそうです。
走行中に手遊びでボタンをポチポチ押すことはないでしょうが、高速道路運転中に何となく手持ち無沙汰だからという理由で、ポチッポチッポチッと押してしまったら・・・。
後は想像にお任せします。
興味本位でボタンを連打するもんじゃないですね。
ボタンを連打して良いのはゲームだけです。
まとめ
プッシュスタートボタンの基礎知識について書きました。
便利になっていく反面、しくみが複雑になり、イレギュラーな状況が起こったときの対処法がわかりづらいなあという印象を、最近の自動車には持っています。
慎重に落ち着いて運転しましょう。