野生のサルといきなり出会ってしまったら?通学中の子どもにも教えておきたい接触回避の方法!
ここ最近、野生のサルが出没して、人に対しての被害が出ている情報が増えている気がします。
実際に親族のひとりが、街中をウロウロしているサルを見かけており、その様子がドライブレコーダーにも映っていたため、見せてもらったこともあります。
最も警戒しなければならないのは、通学中の小学生が野生のサルと遭遇することです。
好奇心旺盛な小学生は、サルに悪いイメージを持っていることは少ないため、安易に近づく恐れがあります。
その辺を踏まえて、野生のサルに出会ったとき、どのように対処すればいいのか、そして最悪の場合に備えて何をすべきか、それについて調べてみました。
もくじ
野生のサルと出会ったら?
もし、通学中に子どもが野生のサルと遭遇したら、どう対応すればよいか、伝えていますか?
恐らくほとんどの保護者は、
- 逃げろ
- 近づくな
- 学校または自宅に急いで行け
といった程度のアドバイスしか与えないのではないでしょうか。
野生のサルは、小さければ可愛らしい存在ですが、かなり大きな個体だと、その存在感だけで恐怖を覚えます。
さらに、行動が予測できないことから、安易に近づかないことだけは、徹底的に伝えておいた方がよいです。
恐らく学校側にもサル出現情報は届きますし、教師から子どもへ注意喚起、または集団下校に教師が付き添うなど、対応はしてくれます。
ここで考えなければならないのは、いきなり出くわした時です。
ひとりの時だと危険性が増すので、サルに近づかないようにすることを徹底して伝えておくしかありません。
サルを遠くから観察する、遠回りして帰宅するという方法もあることを、子どもには教えておくとよいです。
大声を出さず、手を振らず、静かにやり過ごすことがベストですが、どこまで子どもが緊張の中でできるか・・・。
そこだけが心配なところです。
野生のサルから身を守る方法
野生のサルとの出会いは稀な出来事ですが、安全を最優先に考えることが大切です。
緊急の状況に備えて、子どもに野生のサルから身を守る方法を教えることは、これからは必要だと考えます。
野生のサルとの遭遇は、貴重な経験となることもありますが、安全が最優先です。
もしサルが近づいてきたら、慌てないよう伝えましょう。
さらに身を守るための行動として、
- 近づかない
- サルの目を決して見ない
- 手荷物などは手放す
- 走って逃げない
ということはポイントになるかと考えます。
クマと遭遇したような対応に似ていますが、サル界?でのアイコンタクトは威嚇の意味を持ち、途端に攻撃的になります。
手荷物にはエサが入っていると都合よく解釈し、奪い取ろうとしますし、背を向けて逃げ出せば「遊び」だと認識してジャレついてきます。
人間のじゃれ合いと違い、手加減ができませんから、かみつき、ひっかきなどでケガをするリスクがあるわけです。
近くに大人がいたら、助けを求めるということも考えなければなりません。
多くはニホンザルか
街中に突然現れるサルのほとんどは、ニホンザルである可能性が高いです。
エサを求めて下山してきたと考えられますが、一応、ニホンザルの概要だけでも知っておくとよいでしょう。
体長はおおよそ50~60センチメートルで、オスとメスで体格に差があります。
成熟したオスの体重はおおよそ10~15キログラムで、メスはそれよりも小さいことが多いです。
特徴的な赤いおしりを持っており、そのために「赤尻猿」とも呼ばれます。
この赤いおしりは特に子ザルでよく目立ちます。
社会性の強い動物で群れを作り、階層的な社会構造のもと、リーダーが指導的な役割を果たすことが特徴です。
果物、草、木の葉、昆虫など、さまざまな植物や動物を食べる雑食性のため、人間が口にする食べ物でも充分に対応できると考えられます。
ゆえに街中でエサを求めて行動することは、充分にあり得る話しです。
サルが住宅街などにまで出没してしまうと、警察や消防が出動して捕獲に尽力しますが、なかなか難しいことは知られています。
大人が大人数で追い詰めて、ようやく捕獲できるレベルですから、小学生では太刀打ちできません。
ゆえに、遭遇しないことが一番ですが、出会ってしまったら、静かに距離を取ることから始めるようにしたいものです。
まとめ
「野生のサルといきなり出会ってしまったら?通学中の子どもにも教えておきたい接触回避の方法!」というテーマで、野生のサルについて書きました。
通学途中あるいは下校中に出くわすと、びっくりしますよね。
サルは身近に感じやすい動物ですが、それは動物園などで飼育されているサルに限ります。
野生のサルには、人と対応する訓練を受けていませんし、ましてや友好関係を築く術も知りません。
被害に遭わないよう、行動することが重要です。