DJ用ターンテーブルの定番と現在のおすすめ機種は?DJ用と普通のレコードプレーヤーの違いとは?

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いまDJ用ターンテーブルを買うなら、おすすめ機種はどれ?DJ用と普通のレコードプレーヤーとの違いは、どういった点があるの?そんなレコードに興味を持ち始めて、これからプレーヤーを購入しようかと悩んでいる人へ、知っておきたいターンテーブルの豆知識などをお伝えします。

レコードを聴く若者が増えている?

最近はレコードを聴くという若い人が増えていて、ちょっとマニアックな音楽ではCDの他にレコードでリリースされることなんかもあります。

CDよりもレコードの方が録音されている周波数の帯域が広いので、実は音がいいなんていう話もありますが、その点については再生するプレーヤーの性能や、ステレオ装置なども絡んでくるので、一概にはなんとも言えません。

でもなんか、レコードで音楽を聴くという行為自体が、いいじゃないですか!

同じような理由からカセットテープなんかも一部の若い人たちに人気があるようです。

サブスクの対局がレコードやカセットテープですが、ちょっと儀式めいたアナログの面倒臭さが楽しかったりするのかもしれませんね。

ちなみに、レコードのことをヴァイナルなんて呼んだりもします。ヴァイナルとはビニールの英語風な発音で、海外ではレコードと呼ばずヴァイナルと呼ぶからのようです。

そもそもレコードとは、もともとは「記録」という意味の英語ですから、ヴァイナルのほうが正しいのでしょうね。

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DJ用と普通のターンテーブルの違い

レコードに興味を持ち始めて、レコードプレーヤーを買おうとしたときのちょっとしたヒントをお伝えします。

かつて家庭用のステレオなどとセットで販売されていた、いわゆるレコードプレーヤーは、純粋にレコードを再生するための機械です。

今でも売っていますが、価格としては1万円くらいからあります。マニア用のレコードプレーヤーは、高いものはすごく高いですけどね。

ただレコード聞くというのであれば、このオーディオ用のレコードプレーヤーで十分です。

しかし、もしもこの先ちょっとでもDJをやってみたいなと思っているなら、DJ用のレコードプレーヤーをおすすめします。

DJ用のレコードプレーヤーは主にターンテーブルと呼ばれていますが、オーディオ用とは少し仕様が異なります。

大きな違いは、3点ほどあります。

1つは、一般的なオーディオ用のレコードプレーヤーがベルトドライブ式であるのに対し、DJ用のターンテーブルはダイレクトドライブという方式で回っています。

これは通常のレコードプレーヤーが再生方向に対して一方方向にしか回さないのに対し、DJ用は逆回転にも回すから、回転用のモーターがターンテーブルに対してダイレクトに繋がり、手で回転を止めたりしても(実際はスリップマットなどを敷くが)壊れないよう、より頑丈なつくりとになっているのです。

DJ用は何故逆回転に回すかというと、スクラッチをするからと言うだけでなく、ヘッドホンでモニターしながら、曲の頭出しを探すときに逆回転させるからです。

そして2つ目の違いが、テーブルを回転させるためのオン・オフボタンがDJ用には付いています。

これは掛けたい曲の頭出し部分を探したあと、針は盤に設置したままテーブルの回転を止めた状態にしておき、いざ曲を流す段階に回転スイッチボタンのオンですぐに曲が掛かるよう待機するためです。

DJは曲と曲の間をつなぐために2台以上のターンテーブルを使い、片方で曲を流している間にもう片方で曲を探し、曲間が途切れることなく交互に曲を掛ける必要があるので、そういった用途に応えるためにこのような機能を備えているのです。

3つ目の違いは、無段階に回転速度を変えるフェーダーが、DJ用には付いています。

これは主にダンス系のDJが曲のBPM(Beats Per Minute)を合わせるために使用します。そうすることで、曲が変わっても同じテンポで曲が流れ続けるので、フロアで踊る人もテンポを乱されることなくずっと同じテンポで踊り続けられるのです。

DJ用ターンテーブルの定番といえば

これまでDJ用のターンテーブルといえば、ほとんどのDJが愛用している定番のターンテーブルがありました。

それはテクニクスという会社が作っていたSL-1200というシリーズです。

1989年に発売されたMk3がロングセラーモデルとなり、DJの間で定番ターンテーブルとなりました。

その後、Mk4、Mk5、Mk6とマイナーバージョンアップし、2010年12月に販売終了になりました。

販売終了後もDJたちから再販を熱望され、2019年5月にMk7が発売されました。

現在このMk7はメーカー小売希望価格99000円でありながら、市場の流通が少ないせいか、新品が12万円以上で販売されています(生産終了?)。

いまなお中古市場でのMk3からMk6の人気もアツいです。

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おすすめのDJ用ターンテーブル

定番のDJ用ターンテーブルであるテクニクスのSL-1200シリーズが新品で手に入りづらいいま、その他のおすすめとなるDJ用ターンテーブルにはどういったモデルがあるのでしょうか。

価格をある程度考慮した上でのおすすめ機種はこちらの2機種です。

1つ目が、こちら。

Pioneer PLX-500-K

メーカー価格52800円と、手頃な価格となっていながら、本格的なDJ昨日は網羅しています。

そしてもう1つが、こちら。

オーディオテクニカ AT-LP120XBT-USB(Bluetooth対応 USB出力端子搭載)

メーカー価格46200円とお値段もさらにお手頃です。

しかも、 Bluetooth対応なので、ワイヤレス接続も可能、また、USB出力端子搭載なので、USB接続もできます。もちろんオーディオ端子も付いていますので、普通にステレオにも有線接続できます。

これら2機種よりも上位機種にあたるPioneer PLX-1000やTechnics SL-1200MK7-Kも良いのですが、価格が10万円以上してしまいますので、はじめてのDJ用ターンテーブルとしては、ちょっと高いかなと思います。もちろん予算に余裕がある人にはおすすめです。

まとめ

いまレコードで音楽を聴きたいという人たちは、かなりの音楽好きな方なのではないかと思います。

そういった音楽好きは、DJがレコードプレイするイベントに出かけ、それがきっかけでレコードで音楽を聞いてみたいと思うようになった人が多いのではないでしょうか。

もしそうだとしたら、普通のレコードプレーヤーを購入するよりも、DJプレイが楽しめるターンテーブルの購入をおすすめします。

そうすれば、友達とDJイベントなんかも楽しめますし、いつかはイベントでDJデビューする日が来るかもしれませんよ!

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