パンダ・タンタンの返還はいつ?王子動物園の紹介、シャンシャンとパンダの返還について

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2021年の年末までだった王子動物園のパンダ「タンタン」。その返還期限が延長されることになりました。「タンタン」や上野動物園の「シャンシャン」の返還期限の延長やパンダの返還について、王子動物園の紹介などについてお伝えます。

パンダ・タンタンの返還はいつ?

神戸・王子動物園のジャイアントパンダ「タンタン(旦旦)」の中国への返還期限は、1年延長されることが正式に決まりました。新たな返還期限は、2022年の年末です。

2000年に中国から来たタンタンは、2020年7月までに帰国する予定でした。しかし、新型コロナの影響で返還期限が延長されたのです。

タンタンはメスのジャイアントパンダですが、ちょっと短めの足とまるいボディといったかわいらしい姿と優雅な所作から、「神戸のお嬢様」と呼ばれて親しまれています。

現在26歳のタンタンは、人間でいえば70歳代にあたります。心臓疾患と診断され投薬治療を受けているため、病状を観察する必要と、四川省への直行便がないなどの理由から、返還期限が延長されました。

年末まではタンタンに会えるチャンスがあるかもしれませんが、健康状態によっては観覧を制限している場合もあるようです。もしもタンタンを見に行こうと考えているのであれば、出かける前に王子動物園のホームページで最新情報を確認してから出掛けてください。

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神戸市立王子動物園

神戸市立王子動物園は、兵庫県神戸市灘区の北部に位置する王子公園内にある動物園です。日本で唯一、パンダとコアラの両方を見ることができる貴重な動物園です。

また、遊園地や動物科学資料館なども併設されているので、子供から大人まで一日中楽しめる人気スポットでもあります。

日本でパンダが見られるのは上野物園(東京)、アドベンチャーワールド(和歌山)、王子動物園(兵庫)の3カ所だけです。そして、コアラが見られる場所は、7ヵ所しかありません。その両方が一度に見ることのできる王子動物園が、いかに希少な存在であるか、よくわかりますね。

他にも王子動物園では、キリン・ゾウ・ライオンなど王道の動物たちや、ホッキョクグマ、ペンギン、カバなど水辺で暮らす動物たち、ふれあいが楽しめるウサギ、モルモットなど、約130種の動物たちに出会うことができます。

神戸市立王子動物園の基本情報

神戸市立王子動物園

住所:兵庫県神戸市灘区王子町3-1

営業時間:
【3~10月】9:00~17:00(最終入園は16:30)
【11~2月】9:00~16:30(最終入園は16:00)

定休日:水(祝日の場合は開園)、12月29日~1月1日

料金:
大人(高校生以上):600円
中学生・小学生・幼児:無料

アクセス:
電車:阪急王子公園駅より徒歩3分、JR灘駅より徒歩5分
車:阪神高速3号神戸線摩耶ランプより10分

駐車場:390台
駐車場料金は、2時間まで30分150円、4時間まで30分100円、4時間以上30分50円
※週末や春や秋の行楽シーズンは電車での来園がおすすめです。

ホームページ:http://www.kobe-ojizoo.jp/

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パンダの返還とは

パンダは、日本と中国の友好のシンボルとなる存在です。1972年の「日中国交正常化」の際に、中国からオスの「カンカン(康康)」とメスの「ランラン(蘭蘭)」が日本にプレゼントされ、上野動物園にやってきました。

その後、ジャイアントパンダは絶滅の恐れがあるとして、1984年にワシントン条約(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)が締結され、中国からの所有権が移る形での国際取引は禁止されました。

そのため、現在はパンダを他国へプレゼントすることは禁じられ、レンタルするという形を取っています。そのため、返還する必要があるのです。

ちなみに、パンダのレンタル料は、ペアで年間約1億円ともいわれています。

シャンシャンも返還延長

「シャンシャン(香香)」は、2017年に上野動物園でオスの「リーリー(力力)」とメスの「シンシン(真真)」の間に生まれたメスのジャイアントパンダです。

日本で生まれた子パンダは、中国との協定により生後24カ月で返還する取り決めとなっています。

そのため、シャンシャンは2019年6月に中国へ返還される予定でした。しかし中国との交渉により、返還期限は一旦2020年末となりました。

ところが、新型コロナが世界中にまん延した影響により、返還期限は何度も延長され、現在は2022年末に返還ということになっています。

6月にはシャンシャンが5歳、2021年6月に生まれた双子の「レイレイ(蕾蕾)」と「シャオシャオ(暁暁)」が1歳の誕生日を迎えます。上野動物園では誕生日イベントを予定しているそうですので、この機会に見に行くと良いと思いますよ。

まとめ

現在、日本で飼育されているパンダは、王子動物園の1頭、上野動物園の5頭、アドベンチャーワールドの6頭、の全12頭です。

中国からレンタルしているパンダには返還期限があり、タンタンとシャンシャンは新型コロナの影響で2022年末まで延長になりました。

タンタンに会いに行くのは年末までが最後のチャンスです。健康状態によっては観覧中止の場合もありますが、見られるうちに是非見ておきたいですね。

パンダは見る者を癒やしてくれます。疲れた心を癒やされに、次の休みにはパンダに会いに行ってみてはいかがですか。

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