社労士の仕事は給与計算代行?その業務内容や報酬の相場をチェック!

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社労士 書類

社労士(社会保険労務士)は国家資格です。

主な業務は給与計算と思われていますが、

  • 労働社会保険手続き業務
  • 労務管理の相談指導業務
  • 年金相談業務
  • 紛争解決手続き代理業務
  • 補佐人の業務

などの業務があります。

今回は、社労士のなり方などの基本的な知識から、給与計算の実務について情報共有したいと思います。

社労士の資格を得るには

社労士になるには、

  1. 受験資格を確認
  2. 社会保険労務士試験合格
  3. 2年以上の実務経験または事務指定講習を修了
  4. 社会保険労務士名簿に登録

というステップが必要になります。

その後、企業に所属して実務を担当、転職などを経て独立開業を目指すというパターンもあります。

社労士の難易度は比較的高く、社会保険労務士試験オフィシャルサイトによれば、平成30年度の合格率は6.28%でした。
過去10年間でも合格率は10%を上回ることはありません。

かなりの努力が必要とされます。

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社労士の給与計算代行業務とは

社労士の業務は労働社会保険諸法令に基づいて、

  • 1号業務・・行政機関等に提出する書類の作成
  • 2号業務・・帳簿書類の作成
  • 3号業務・・労務管理や社会保険に関する相談や指導

という3本の柱があり、給与計算は2号業務にあたります。

給与計算については、1円の間違いもなく計算することが使命です。
そのためには依頼元の給与体系や残業手当の計算、社会保険料、税額などを正確に算出するスキルと知識が求められます。

しかも期日は絶対厳守です。

社労士の給与計算代行業務の報酬の相場

社労士事務所により報酬は異なりますが、依頼元の企業の従業員数に応じて月額報酬が決定されます。

報酬の内訳は、

  • 基本料金 10,000円~
  • 従業員数あたりの単価 500円/人~
  • オプション
  • 初期設定費用(初回のみ)

という内容が一般的です。

初期設定とは、給与計算ソフトに依頼元の従業員の個人情報など、給与明細の発行のための費用になります。

従業員が20人程度の会社では、月額20,000円プラスオプション業務というのが見えてきます。
初期設定費用は初月または契約時のみです。

また給与計算を含めて顧問契約をするか、業務単位で契約するかは任意です。

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社労士の代わりに給与計算ソフトでもOK

給与計算業務は社労士の独占業務ではないため、社会保険や人事系に強い従業員が給与計算ソフトを用いて業務にあたることも可能です。

使用する給与計算ソフトは、「やよいの給与計算」「給料王」などが、よく選ばれています。

給与計算ソフト以外にも、オンラインサービスを理由する方法もあります。

  • 給与計算ソフトfreee
  • MFクラウド給与
  • やよいの給与明細オンライン
  • ジョブカン給与計算
  • 給与奉行10
  • フリーウェイ給与計算

などが評判です。

従業員5名までなら機能制限という条件はありますが、無料というサービスもあります。

まとめ

社労士の仕事は給与計算代行だけでないことがわかりました。
その業務内容や報酬の相場をチェックしましたが、企業運営の縁の下の力持ちという存在です。

国家試験の合格率は非常に厳しいものがありますが、労働環境や関係法令、就業体系の多様化なと、企業は変化に対応しなければならないため、それにともない社労士のニーズも高まっていくことでしょう。

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