ウェブサイトの集客とデザインとの相関関係は担当者の考え方に左右される傾向が強い
ウェブサイトからの集客がカギとなっている会社や事業は多いですよね。
特にビジネスサイトを運営している場合は、集客ができなければウェブサイトを制作・公開した意味が無くなってしまいます。
中小企業においても自社サービスの販売受注の他にも、リクルーティング、問い合わせなど、営業面で貴重な戦力となります。
ところが、どうしても多くのウェブサイトでは、なかなか集客面で成果が出ないと嘆きの声が挙がるのでしょうか。
答えは簡単です。
そこで今回は、ウェブサイトの集客について、阻害していることを中心に書いていこうと思います。
もくじ
阻害要因1.担当者の考え方
最も大きいのが考え方です。
表面上はウェブサイトの集客に努力している、会社として目標がある、との前提で進めるのですが、成功体験が無いために常に疑念があるケースはやっかいです。
会社命令だから、という一点で仕事としては取り組みますが、それ以上に必要な情報収集や自らの提案は一切しない、案件は丸投げというパターンが見受けられます。
このような担当者だと、集客について提案してくださいと言われて提案したとしても、それ以上にはすすみません。
提案書だけを持っていかれるのがオチです。
提案自体を信用しておらず、ようはタダでちょっとしたノウハウを掴もうと考えている可能性も疑われます。
阻害要因2.デザインが客を呼ぶと思い込んでいる
デザインが今風なら、きっとアクセスが爆発する!
マジで、こんな風に考えている人って、想像以上に多いんですよ(汗)
WEB制作会社さんも多分、共感してくれる気がしますが、デザイン面と集客面ではアプローチが全く違います。
もちろん無関係とは言いませんが、少なくとも、最高のデザインだから最大の集客が可能ということはありません。
集客の改善を依頼されて対応しているのに、話しは、
- リストマークを黒丸から白丸にした方が・・・
- 階層表示のタブの幅が狭いから見た目が・・・
- フォントは16pxより14pxの方がカッコよく見えるのですが・・・
- トップページは動画の方がお客様には・・・
と、持論ばかりを展開するクライアントとは、さっさと手を切った方が身のためです。
御用聞きにされますよ、そのうち。
阻害要因3.関係ない質問だけをする
例えば、WordPressでのサイト運用を日々行っていると、
- WordPress自体の更新
- プラグインの更新
- テーマの更新
は頻繁にあります。
またプラウザも更新があり、更にはホスティング側(サーバー側)にもメンテナンスなどがありますから、刻々と環境は変わっているわけです。
そのような状況においては、まれに以前できていたことができなくなるケースもあるわけです。
これは抗えない問題なのですが、そこが気になって仕方がない担当者も存在します。
「FireFoxが調子悪いのですが、なぜなのでしょうか?」
というような「知らんわっ」て話しを持ちかけるわけです。
集客とは無関係。
あくまでも問題なのは運用側であり、閲覧には問題ないわけですからね。
阻害要因4.愛着があり過ぎる
人手が足りない、あまり周囲からの理解も得られていないという状況で、会社のためウェブマーケティングを孤軍奮闘している会社員の方も少なくないようです。
この手のタイプは自らCSSやHTML、WordPressなどを勉強して、ひとりでウェブサイトを立ち上げていることが多く、非常に愛着をもって運用しています。
その姿勢は美しいのですが、逆に大きな変更や革新的な創造ができないため、集客も頭打ちのケースが多く見られます。
のびしろがあるにもかかわらず、大きな手を加えられない消極性のため、残念ながらコンサルティングが入る余地は無いと言えます。
依頼があっても断りたい案件です。
阻害要因5.業界側の呪縛
業界の呪縛というのでしょうか、いわゆる古めな商習慣がまかり通る業界だと、担当者は保守的になります。
現状が頭打ちであってもです。
だったら何のためにコンサルティングを依頼してくるのかと頭を捻るばかりですが、何かきっかけでも欲しいのでしょうか。
そんなの無いんですけどね。
決心と決断ですよ。
- ウチの業界は〇〇なので・・・
- どうしても付き合う方の年齢層が・・・
このようなフレーズが出てくるクラインアトに対しては、まず、創造的な意見は全てNG扱いになりますので、徒労感がハンパないです・・・。
ゆえにコンサルティングよりも運営代行ぐらいに留めておく方がストレスはありません。
まとめ
「ウェブサイトの集客とデザインとの相関関係は担当者の考え方に左右される傾向が強い」というテーマで伸びしろを阻害する要因をいくつか挙げてみました。
たまたまクセの強いクライアントに対しては、
- 粘り強く対応
- 潔く撤退
この二択しかありません。
個人で対応する場合は「潔く撤退」が無難です。