車は乗り換えと乗りつぶすのとどちらがいいのか?お得な車の乗り方 車を安く維持していく方法

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車に乗るなら、途中で乗り換えるのと乗りつぶすのと、どちらがコスパがいいのでしょうか。とにかく車を安く維持し続け、生涯の車にかかるコストを極力抑えたお得な車の乗り方をご紹介します。この方法を実践すれば、住宅購入の頭金くらいの差は生まれるかもしれませんよ。

車のお得な乗り方

車を購入し乗り続けるにはそれなりのお金が必要となります。

また、車は買って終わりではなく、その後も維持費にかなりお金が掛かります。

つまり購入額と維持費の両方の面から考えて、車を選ぶ必要があります。

また、車は便利な道具でもありながら、大切な趣味であるという人もいます。

車趣味の人にとっては、コスパや維持費の安さよりも、こだわりの方を優先するでしょうから、車に対するお得の概念も変わってくるでしょう。

なので、ここでは車趣味の方は一旦置いておき、生活で車を必要とする一般の人が、お得に車を維持していく場合についてお伝えしていくこととします。

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新車購入とその後の乗り換え

新車の良いところは、最新式であることと、新しいがゆえに壊れにくいという安心感とがあるでしょう。

しかしその反面、購入時のコストは最も高くなります。

新車を購入したのち、車をどう維持するかについては、大きく3つのパターンがあります。

リセールバリューを意識した乗り換え

1つはリセールバリューを意識して、新車購入後3年、もしくは5年で次の新車に乗り換える方法です。

リセールバリューとは再販価値のことです。中古車の販売価格は新車時から年数があまり経たないないうちは、高額査定が見込めます。

それを元手に次の新車を購入すれば、あまり購入資金を要さずとも次の新しい車に乗り続けることが可能となります。

とは言え、平均的なリセールバリューは新車登録から3年後で50~60%程度、5年後で40~50%程度です(車の程度や人気により左右される)。

3~5年毎に新車を買い替えると考えると、結局は6~10年で車を乗り潰しているのと同じ計算になってしまうので、コスト面を考えるとあまりお得な乗り方とは言えないでしょう。

また新車取得時は、中古車の維持費よりも余計にお金がかかります。よほど新しいクルマ好きでない限り、リセールバリューを意識した車の乗り換えはおすすめできないと言えます。

残価設定ローンでの新車購入

2つめが「残価設定ローン」で車を購入する方法です。

残価設定ローンも、短期間で新車を乗り換えたい方に向けた仕組みです。

多くは3年もしくは5年でローンを組み、契約満了後は購入した店舗に車を返却します。新車価格からリセールバリュー分を差し引いた、言うなれば「値落ち分」のみをローンで支払うことで、新車に乗れるという仕組みです。見方によってはリースのような乗り方ですね。

ただし、途中で事故などを起こすと、契約満了時の予定評価額よりも下がるため、その分の差額の支払いが発生したり、廃車になった場合には全額支払いが求められます。

このようなリスクも考えると、残価設定ローンで新車に乗る方法も、あまりお得とは言えないでしょう。

新車を購入して長く乗る

3つめが新車を購入して長く乗る方法です。

これは途中で廃車となるような事故をしない限り、最もコスパの良い乗り方となります。

以前は、車は10年もしくは10万キロで乗り換えと言われていましたが、これはセールストークが刷り込まれたものです。

きちんとメンテナンスをしている限り、10年後でも10万キロ以上でも、車は十分走ります。

特に日本車は作りが良いので、型が多少古くなる以外は何の問題もありません。

ただし、部品の供給は生産終了から10年となります。部品供給の終了により修理ができなくなったときが、乗り換えのタイミングとなるでしょう。

新車と中古車のどちらがお得か

車は当然のこと新車よりも中古車のほうが価格は割安です。

また、不人気車のほうが中古車の価格の下落率は高いので、新しめの車でも格安で購入できます。

不人気車には、その車種自体が不人気な場合と、車種自体は不人気ではないものの色が不人気なため他の色よりも格安で販売される中古車とがあります。

これらの格安で手に入る不人気車のうち、程度の良いものを購入し、長く乗るのが最もお得な車の乗り方になります。

新車時にはその車や色が不人気かどうかのデータがまだ集まっていないため、価格差はほぼありません。

3年後、5年経ってから、やっとどの車が不人気か分かってくるというものです。

なお、新車から13年経過すると、自動車税が15%ほどアップします。

しかしアップと言っても年に数千円レベルなので、車を買い替えることと比べたら、まるで問題ないレベルと言えるでしょう。

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お得な車の乗り方

生涯の車にかかるコストをトータルでとにかく抑え、安く車を維持していきたいのであれば、5年落ちもしくは7年落ちの状態の良い格安な中古車を購入し、きちんとメンテナンスしながら乗り続けることです。

近年では新車を購入する人でも、わりと長い期間乗る人が増えている傾向にあるようです。

それでなくとも日本は、他の国に比べて新しい車ばかりが走っている国です。

故障して部品が出ないということが起きない限り、少なくとも15万キロは走れますので、大切に乗り続けましょう。

また、買い替え時は、用途や家族構成などを考えてスケールダウンをすることにより、税金面はもちろん、燃費なども改善でき、トータルでの維持費のコストダウンが見込めます。

乗り換え時はこれらの点もぜひ考慮して、次の車選びをしてみてください。

まとめ

とにかく車を安く維持してお得に車を乗り続けるなら、5年落ち、7年落ちの程度の良い不人気車を格安で購入し、メンテナンスをきちんと行いながら、乗りつぶすまで(15万キロ程度は問題なく走れる)乗ることです。

反対に、新車購入はリセールバリューを意識して、3年・5年で乗り換えたり、残価設定ローンで購入しても、割高となるのは否めません。

車が趣味で新しい車に乗りたいというのでない限り、極力コストを抑えたいならば、上手に車と付き合う方法を考える必要があるでしょう。

10年落ちの車でも、きれいな状態を保っていれば素人には古さなどはわからないものです。

周囲の目を気にしすぎることなく、自分の身の丈にあった車を選び、浮いたお金で将来の資産形成などに役立てましょう。

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