トルコの宗教と食べ物・お酒について イスラム教徒の割合やモスク、観光マナーについても

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トルコの宗教と食べ物やお酒の関係について調べてみました。また、トルコにおけるイスラム教徒の割合や、モスクと観光マナーについてもお伝えします。

トルコの宗教と割合

トルコでは身分証明書の記載事項に、「帰属する宗教」を記載する項目があるそうです。なので、トルコ国民の宗教構成の割合は、ほぼ正確に把握されています。

そのデータによると、トルコ国民の99%はイスラム教徒だそうです。そして残りの1%の人々は、ユダヤ教・東方正教会・アルメニア使徒教会・カトリック・プロテスタントなどの宗教を信仰しているのだとか。

トルコ国民の大多数がイスラム教徒である理由は、オスマン帝国末期に少数民族排除という歴史的経緯があったからだといわれています。

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トルコの宗教と食べ物

トルコ国民のほとんどの人たちはイスラム教徒ですので、イスラム教で禁止されている豚肉を基本的には食べません。

しかし、イスラム教で禁止されているお酒に関しては、トルコでは自由に飲むことができるようです。

イスラム教には「ラマダン(ラマザン)」という断食が行われる月があります。トルコでもラマダン月には、断食が行われます。

ラマダンを終えると「シェケル・バイラム(砂糖祭り)」と呼ばれる3日間のお祭りが始まります。このお祭り時期になると、家族や友人、親戚などが集まり、たくさんのスイーツを作ってティータイムを楽しんだり、ご近所さんに配り歩いたりしてお祝いをします。

なんだか、メリハリがあって良いですね。

トルコの食べ物

トルコ料理は、フランス料理・中国料理とならぶ「世界三大料理」の1つに挙げられます。

トルコ料理の中ではケバブを始めとした肉料理が代表的な料理です。

しかし、宗教上の理由から豚肉が食べられないため、羊や牛、鶏の肉で料理は作られます。

また、地中海やエーゲ海、黒海に囲まれているトルコでは、海産物が豊富なため、ムール貝やイワシ、サバなどを使った魚介系料理がたくさんあるのも特徴です。

他には、野菜を詰めた「ドルマ」という料理や、日本のハンバーグのような「キョフテ」、トルコアイスクリームとして日本でも人気を得た「ドンドゥルマ」という伸びるアイスクリームなども有名です。

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トルコのお酒

イスラム教では飲酒は禁止されていることの1つです。しかしトルコにおいては、「政教分離制度」を敷いているため、わりと自由にお酒を飲むことができます。

大都市部を中心に、ビアホール(ビラハネ)や居酒屋(メイハネ)、ワインバー(シャラップエヴィ)、オジャックバシュ(炉端焼き)など、多くの店が軒を連ねています。

ビールに関してはトルコの国民的ビールブランドであるエフェス(EFES)が非常に好まれています。また、ラク(RAKI)というブドウからつくる蒸留酒は、トルコで最もポピュラーな人気のお酒の1つです。

トルコのモスクと観光のマナー

モスクとはイスラム教の礼拝堂のことです。トルコには有名なモスクが数多く存在しています。

その中でも代表的なのは、「ブルーモスク」の名で知られるイスタンブールにある「スルタンアフメト・モスク」です。「世界一美しいモスク」と称されています。

他にも、「スレイマニエ・モスク」はイスタンブールで最も大規模なモスクで、内部の装飾も極めて美しく、トルコを旅行するなら必ず訪れたい観光名所の1つに挙げられます。

トルコではイスラム教徒ではない旅行者もモスクに入場することはできますが、その際は肌の露出の多い服は避け、靴を脱いで入るのがマナーです。

そのため、女性の観光客はスカーフの着用を求められることもあります。礼拝はムスリムにとって大切な行いなので、礼拝中の人に声をかけたり、前を横切ったりしないように十分配慮してください。

まとめ

トルコの国民の99%がイスラム教徒なのですね。ここまでイスラム教の割合が多いのであれば、国の法律もイスラム教の教えが色濃く反映されていそうです。

トルコという国自体はさほどメジャーな国ではありませんが、トルコ料理が「世界三大料理」の1つに挙げられるくらいですから、きっと美味しいのでしょう。私はまだトルコ料理なるものを食べたことがないので、ぜひとも食べてみたいと思いました。

イスラム教では禁止されているお酒も、トルコでは「政教分離制度」があるために自由に飲むことができるなど、トルコは他のイスラム教徒の国の人よりも暮らしやすい国かもしれませんね。

トルコは親日国家でもあるようなので、機会があれば旅行に行くのも良さそうです。私の友達も以前トルコに家族で旅行に行き、とても良かったと言っていました。ただ、観光の際のイスラム教に対するマナーだけは、しっかりと気を配りたいところです。

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