くじけない人になるために知っておきたいこと 人はなぜ心が折れるのか 心が折れたときの対処法
何事に対しても「くじけない人」になれたら、いつかはきっと成功するはずです。ではどうすれば「くじけない人」になれるのか、ということについて解説いたします。また、人はなぜ心が折れるのか、そして心が折れたときの対処法についてもお伝えします。これを知れば、あなたも成功に一歩近づけるはず!
もくじ
くじけない人とは
「彼は決してくじけない」そして「どんな困難にも立ち向かっていく」そんな人だ。
って、結構日本のヒーローものとかって、大抵ががこういう主人公ですよね。
映画なんかでもそういった主人公は多いです。「007シリーズ」とか、「ミッション・インポッシブル」など。
そして私達はみんな、そういった困難にも負けずに立ち向かっていく人に、少なからず憧れているのです。だからこういった内容の映画やアニメがヒットするわけです。
つまり、自分も困難に負けず、立ち向かっていく人になりたい!そう思っているわけです。
そうは言っても実際はなかなか難しく、くじけてしまうこともあります。しかも心が折れて、しばらく再起不能状態になることも。
自分にはくじけない人になることは無理なのか。どうすれ不屈の精神の持ち主になれるのだろうか。
くじけないということは、メンタルが強いとも言い換えられるのかもしれません。
ではどうすればメンタルは鍛えられるのでしょう。
くじけない人はメンタルが強い人だけじゃない
失敗をものともせず、周囲の噂などにも動じない、周りを気にせずに自分の決めた道を行ける。
そういう人をメンタルが強いと言いますが、くじけない人は必ずしもメンタルが強い人ばかりではありません。
失敗したことを気にするし、周囲の噂も気になる、周りのこともめちゃ気になるといった人の中でも、くじけない人がいます。
それはどういう人かと言うと、立ち直りがめっちゃ早い人です。
ショックを受けるもすぐに回復して目標に向かうことができれば、メンタルはさほど強くなくてもくじけずに済みそうです。
こうした困難や脅威に直面しても、上手く状況に適応したり、受けた心のダメージからすぐに気持ちを切り替えて回復したりする力のことを「レジリエンス」と呼ばれ、近年注目されています。
メンタルを強くするのは難しくても、回復力を上げることは、ちょっとした思考や行動のコツを知ることで、意外と身につけやすかったりするようです。
くじけない人になるためのコツ
くじけない人になるには、
- 落ち込みからの回復力を鍛える
- 失敗を気にしすぎない
- 困難を客観的に楽しむ
といった方法を身につけることです。
最初の「落ち込みからの回復力を鍛える」とは、先ほど紹介したレジリエンスを鍛えることになります。この方法については後ほど説明します。
2つ目の「失敗を気にしすぎない」ことについてですが、人は何かをやろうとすると極度に失敗を恐れ、一回で成功させようと思い込みすぎの傾向にあるようです。
ここでよく例えられるのが、あのイチロー選手だって最高のときでさえ打率は4割に達していないということ。つまり、10回中6回以上は失敗に終わっているというのです。
そんな天才イチローよりも高い成功率を望むということこそ、滑稽というもの。失敗なんて当たり前なんだという気持ちで挑めば、10回もやれば成功するでしょ。そう考え方をシフトすることです。
3つ目の「困難を客観的に楽しむ」ということですが、自分事となるとあれこれ複雑に考えたり、感情が邪魔して、物事を難しくしがちですが、他人に対して「こうすればいいじゃないの?」と気軽にアドバイスするように、自分事も客観的に見ることができれば答えはすぐに見えてくるでしょう。
これはセルフコンサルティングといって、自分とそれに答えるもうひとりの自分とを頭の中に用意し、対話する形で問題について考えると答えが出やすいと言われています。
実際、これまでもなんとか困難な面も乗り越えてきているわけですから、大抵のことは過ぎてしまえば大したことではなかったと思えることです。
問題を勝手にふくらませるのではなく、「なんとかなるでしょ」とやや他人事のように楽観視する術を身に着けましょう。
人はなぜ心が折れるのか
ところで、人はどうして心が折れるのでしょうか。
これには「期待」と言う言葉が大きく関係していると思います。
つまり何かに対しての期待が大きい場合に、それに見合った結果が得られないと、人は心が折れてしまうのです。
先ほどの例を用いて説明すると、始めからイチローほどの成績が残せるわけがないと理解したうえでチャレンジしたら、1,2回失敗したとしても、「これが普通でしょ」と思えるでしょう。
しかし百発百中のパーフェクトを狙ってしまうと、残念な結果となった時に、「あんなに頑張ったのに…」と思う気持ちばかりが強く、チャレンジしたことがまるで無意味だったことのように感じて心が折れるのです。
かのアインシュタインもこう言っています。「失敗や挫折をしたことがない人とは、何も新しいことに挑戦したことが無いということだ」と。
つまり、挑戦するということは大半が失敗なのです。しかし、失敗してもまた挑戦することの先にしか、成功はないのです。
ですから、始めから上手くいくことばかりを期待せず、「どんなに失敗が続こうと、挑戦を諦めないぞ」という覚悟を持って始めれば、同じ人間でも心は折れにくくなるはずです。
これは他人に対しても同様で、自分が思っていることを相手がしてくれるだろうと勝手に期待していると、その通りにならなかった時に失望したり心が折れたりしがちです。
自分のことでさえよくわからないわけですから、ましてや他人が思う通りに行動してくれるだろうなどと期待するほうがおかしなことです。
こうした考え方や知識を身につければ、レジリエンスもわりと簡単に身につけられるはずです。
心が折れたときの対処法
それでも心が折れてしまった場合、もしくは現在心が折れてしまっている場合は、
- とにかくゆっくり休む(十分な身体的休息)
- 好きなものを食べる(心と体を満たす)
- 自分にご褒美をあげる(誰も慰めてくれないものです)
- 友人と話す(毒出し。ただし愚痴を聞いてくれる人を選ぶこと)
といったことで、自分自身を癒やしましょう。
少し心のエネルギーが回復したら、先ほど紹介したように、過度の期待があったのではないか、1回で成功できると思っていたのではないか、ということを思い返してみてください。
そして、次はあまり期待をしすぎず、失敗することは駄目じゃないということも理解して、チャレンジし続けることを目標に頑張るよう考え方をシフトしていきましょう。
そうして再び小さな成功体験を積み重ね、自己肯定感を上げながら、より多くのことにチャレンジし続けることで、望む結果が得られるようになるはずです。
まとめ
「くじけない人」になるためには、メンタルを鍛えるだけではなく、失敗から回復する力(レジリエンス)でも目指せます。
鋼のメンタルを手に入れるのはかなり難しいですが、回復力を身につけるのは考え方などの知識を上手に使うことで比較的誰でも手に入れられるでしょう。
その具体的な方法とは、
- 落ち込みからの回復力を鍛える
- 失敗を気にしすぎない
- 困難を客観的に楽しむ
といった方法を身につけることです。
人はなぜ心が折れるのかというと、そこには「過度の期待」があるからです。期待すればするほど、それが手に入らなかった時に落ち込みは大きくなります。
特になにかにチャレンジする際に1発で成功させようとか、他人が自分の思いどおりに動いてくれるかなどは、上手くいかないほうが確率的には大きいはずです。それなのに、勝手に大きな期待を掛けてしまっては、勝手に落ち込んでいるのです。
チャレンジは失敗しても当たり前、人は自分の思いどおりに動かなくて当たり前、そう思っていれば心が折れることも減るはずです。
それよりも成功したければ、「失敗しても何度でもチャレンジするぞ!」という覚悟こそが大事です。
しかし、それでも心が折れてしまった場合は、
- とにかくゆっくり休む(十分な身体的休息)
- 好きなものを食べる(心と体を満たす)
- 自分にご褒美をあげる(誰も慰めてくれないものです)
- 友人と話す(毒出し。ただし愚痴を聞いてくれる人を選ぶこと)
といったことで自分自身を癒やしましょう。
そして再び心のエネルギーが高まったら、また新たなチャレンジに踏み出していきましょう。