バスケW杯の歓喜の余韻が続き競技人口爆増か?バルセロナ五輪ドリームチーム以来のブームに!
バスケットボールW杯の余韻が残っているようです。
自力でのパリ五輪出場をもぎ取り、大円団となったわけですが、視聴率も20%以上と好成績で、にわかにバスケ人気の再沸騰が予想されます。
全国の中学、高校、大学のバスケ部も何かと比較されて、大変かもしれませんが(汗)
とは言え、男子バスケ部員は女子の視線を浴びる、絶好の機会到来です。
過去に、バルセロナ五輪に米国が派遣したドリームチームの影響を受けて、日本でもバスケ人口が増えた背景があります。
理由はどうあれ、競技人口が増える、関心を持つ人が増えるのは良いことなので、今回は、かつてのドリームチームを懐かしんでみます。
もくじ
ドリームチームとは
バスケの覇権を取り戻すべく、米国NBAのスーパースターが立ち上がって結成された、1992年バルセロナ五輪の男子バスケットボール米国代表チームの愛称です。
レイカーズのアーヴィン・ジョンソン(マジック・ジョンソン)の呼びかけに応じた11名と、学生1人のチーム構成で出場しています。
当時の一次リーグからの試合が、YouTubeでフル視聴できます。
実況が一切入ってない動画もありますが、はっきり言って、必要ないほど誰でも楽しめます。
所詮のアンゴラ代表は、シンドかったでしょうね・・・。
メンバー
構成メンバーを紹介しますが、1990年代のNBAを血眼になって見ていた人は、豪華すぎてオールスター以上の価値を感じたはずです。
全くご存知ない人は、八村塁選手、渡辺雄太選手がまるでルーキーに見えてしまうほどのレベルをイメージして頂ければ・・・。
では、背番号順に書いてみます。
- 4 PF クリスチャン・レイトナー(デューク大学)
- 5 C デビッド・ロビンソン(サンアントニオ・スパーズ)
- 6 C パトリック・ユーイング(ニューヨーク・ニックス)
- 7 SF ラリー・バード(ボストン・セルティックス)
- 8 SF スコッティ・ピッペン(シカゴ・ブルズ)
- 9 SG マイケル・ジョーダン(シカゴ・ブルズ)
- 10 SG クライド・ドレクスラー(ポートランド・トレイルブレイザーズ)
- 11 PF カール・マローン(ユタ・ジャズ)
- 12 PG ジョン・ストックトン(ユタ・ジャズ)
- 13 SF クリス・マリン(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)
- 14 PF チャールズ・バークレー(フェニックス・サンズ)
- 15 PG マジック・ジョンソン(ロサンゼルス・レイカーズ)
バスケの背番号って、一般的には4番からだったのですよ。
大体、キャプテンが4番を付けるのですけど、ドリームチームは大学生のクリスチャン・レイトナー選手ですから、完全にイジりに走ってますよねwww
NBAとかBリーグは、比較的、背番号についての制約や緩いルールになってますけどね。
英字はポジションの略で、PF(パワーフォワード)、C(センター)、SF(スモールフォワード)、SG(シューティングガード)、PG(ポイントガード)の意味です。
名前の後のカッコは、NBAでの所属チーム名になります。
小ネタ集
このメンバーにちなんだ小ネタを、ちょっとだけ紹介します。
まず今回のW杯を絡めると、所属チームで言えば渡辺雄太選手はチャールズ・バークレー選手の後輩にあたります。
チャールズ・バークレー選手は、身長はあまり高くなく195cmとも言われますが、とにかく肉弾戦が得意でリバウンドも得点も取りまくります。
ジョシュ・ホーキンソン選手がフィンランド戦で28得点19リバウンドを記録しましたが、あのレベルをNBAでは毎試合叩き出すスター選手です。
ホーキンソン選手より10cm以上身長は低いですが、体重は10kg以上も重いため、ゴール下での競り合いに負けません。
次に富永啓生選手は、ゴールデンステイト・ウォリアーズのスターであるステフィン・カリーにちなんで「和製ステフィン・カリー」なんて言われてます。
えげつないシュート力が武器ですが、個人的にはドリームチームでゴールデンステイト・ウォリアーズ所属のクリス・マリン選手と重なります。
ポジションは違うのですが、左利きでシューターというプレースタイルが似てるんです。
あと、色白なところwww
個人的な推しだったのが、クライド・ドレクスラー選手です。
マイケル・ジョーダン選手がイケイケの時代、唯一、対抗できる選手でした。
言ってしまえば「地味なジョーダン」というイメージ(汗)
エグい距離から飛んできてダンクを叩きこんでも、大喜びするわけでもなく、どちらかといえば「いやいや、そんな・・・」と控えめな態度。
そのような奥ゆかしいところが気に入っていました。
パリ五輪と八村塁選手
さて、問題は来年のパリ五輪です。
今回のW杯では、自身のNBAでのキャリアの転換期ということで、泣く泣く辞退した(と思います)わけですが、パリ五輪では代表として名を連ねるでしょうか。
個人的には連ねるべきだと感じます。
「W杯は欠場してパリ五輪だけ出場って都合が良すぎる」
このような意味不明な発言も目立つようですが、そんな思考の人は人生の中でも、掴めるチャンスを逃していると推測します。
あのね、代表を選ぶ権利があるのは、協会とヘッドコーチなのですよ。
八村塁選手が「オレ、出たいから出る」って、スッと加われないのが日本代表。
建設的に考えたらわかるでしょ。
八村塁選手はパリ五輪日本代表の座を勝ち取る権利はあります。
だから都合か良いとか悪いとかじゃないわけ。
まとめ
「バスケW杯の歓喜の余韻が続き競技人口爆増か?バルセロナ五輪ドリームチーム以来のブームに!」というテーマで、W杯でバスケに興味を持った方に、ちょっとしたネタを提供してみました。
W杯は盛り上がりましたが、八村塁選手のパリ五輪への出場について、反対意見が出てくること自体が、人が育たない国民性を象徴してます。
SNS病は深刻ですね・・・。