飲食店のトッピング料金をなぜ無料だと判断するのか?一方で店側は書いとけと上から目線なのか?
また、何やらインフルエンサー界隈が発端のいざこざを、ネットニュースで見かけました。
ラーメン店で背油増しをお願いしたところ、会計で100円の追加料金を請求されてキレとのこと。
そのキレた顛末をSNSでつぶやいたところ、当該店は謝罪と返金したようですが、別の店からの反論があって、今はインフルエンサーが非公開にしてるとか。
なにそれって感じですよね・・・。
一方で、店側が有料だと一言伝えればとか、メニューに書けとか、鵜から目線で「トラブル防止はできた」という論調も多いのです(汗)
ケンカ両成敗で良いのだろうか。
もくじ
店が有料と言えばいい?
はい、このような投稿もインフルエンサー本人や他のユーザーはしていたようですが、一理あるっちゃあるんですよね。
ただ飲食店に限らず、どのような場面でも口頭で契約は成り立つ(諾成契約)というものがあってですね、まず無料での等価交換は、あり得ないとの前提だと、揉めないわけです。
奉仕とか寄付とか明らかな無料提供という告知が無い限り、タダでに入れられると考えるのは都合が良すぎる面は否めませんよ。
しかもメニューに書いてないからタダと、勝手に解釈するのも疑問が残ります。
メニューにないものは、サービスとしてラインナップしていないと考えるのが、一般的な認知だと思うんですけど、どうですかね?
SNSで表面的な文字情報を鵜のみにしたり、自分勝手に判断したりするクセが付いてしまって、その奥や裏、行間を読むといった能力が欠けてきてるんでしょうか。
もし、そうであれば「SNS病」と勝手に名付けます。
メニューに載ってないからタダと考えるのは、つまりは「お客様は神様」思考が抜け切れてない証拠とも言えそうです。
なぜ、無料と考えたのか、良い悪いじゃなくて聞いてみたいですよね、そのインフルエンサーさんにおいては、責めるとかじゃなくて。
やはり賛否両論
前述したように、「店側が有料だと伝えればよい」「客側が有料か聞くべき」という、賛否両論のコメントがあることを、ライブドアニュースの公式Xにて確認しました。
どっちもどっちで片付けていいのかどうかということもありますが、なんだろう、いちいち認識をすり合わせることからやらなきゃならんのは、粋じゃないですね。
定性的な伝え方で申し訳ないですけど、うん、粋じゃない。
もしも、認識をすり合わせる作業が必要なら、想定外のことまで店側が予め明記、もしくは説明しなきゃならないのかって話になります。
店:はい、ラーメン一丁ですね。その前にお互いのドラブル防止のために10分ほど、当店のしくみについて流れとか注意事項とか、説明させて頂きますね。
そんなこと、やってられないでしょう(汗)
マニュアル世代、SNSネイティブ世代は全てをお膳立てしないとダメ、なんてことはさすがにないでしょう?
有料かもという疑問を持たない客側も不思議ですし、有料だと認識してるだろうと考えた店側も不思議ですが、意外とよくある認識のズレの典型ですね。
飲食店が抱えるリスク
このような認識のズレは、飲食店では機会が多いかもしれません。
特に人気のラーメンチェーンでは、なんというか独特の文化と言いますか、客側も店側も不文律を楽しむ業界の印象があります。
ゆえに一見さんは入店ハードルが高いと、勝手に思われるリスクもある気がします。
実際には、そんなことは無いのでしょうけど、これが人間独特の勝手なイメージ構築の弊害ですよね。
とは言えですよ、全くしくみを理解していなかったばかりに、店員から怒られたなんてことも聞いたりすると、特別な空間と考えてしまいます。
そのようなウソかホントかわからない情報も、認識のズレを生んでいるのかもしりないです。
ただ今回は、キレたインフルエンサーが立場を武器にして、この出来事の不満をわざわざ全世界に向けて発信するのは、単なるストレス発散でしかないのではという疑いを持たれても仕方がありません。
建設的にやんわりと注意喚起に結び付けて、最後はおいしく頂きましたぐらいの投稿なら、株が上がったのかもしれないのに、当のインフルエンサーは投稿を非公開にしていますから、悪意があったのではと言われるリスクが高まります。
先に食券を買って頂くシステムだと、大抵はこのようなトラブルは避けられますが、実は食券制を理解せずに「まず食券をお買い求めいただけますか?」と伝えてもですよ、そんなの知らんから早くもってこいなんて話の通じない人は多いです。
大抵は中年男性で、食券買い忘れという恥ずかしさを誤魔化すために、虚勢を張るのが見て取れます。
募金活動のコスト
かつて、募金している団体のスタッフが報酬を貰ってるのはけしからん、といった感じで文句を言っていた人もいました。
もう、どうしようもないですね・・・。
人が動くのですから、完全ボランティアでは募金活動そのものが成り立たないって、なぜ、わからないのでしょうか。
こういう人の返す言葉って、決まって「学校で習ってない」「そんなの言い訳」とかのレベルで、話が通じないのが関の山です。
そんなことも思い出しました。
まとめ
「飲食店のトッピング料金をなぜ無料だと判断するのか?一方で店側は書いとけと上から目線なのか?」というテーマで、認識のズレについて書きました。
タマゴが先かニワトリが先か的な話ですが、今回のようなトラブルは、まさに氷山の一角だと感じます。
だけども、ちょっと一言、ひと手間をかければ、防げるトラブルってたくさんあります。
危険予知というスキルにはなるのですが、これ、言っといた方がいいかなってことを想像できないと発動はできないんですけどね。
要はお互いの気遣いです。
参照
「勘違いするな」人気ラーメン店主が客にブチギレ 背油追加の料金めぐる苦情に「なんでも無料と思っているのか」 – ライブドアニュース
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