ユーズド・イン・ジャパンがアツい!どんなものが人気?その理由は?日本人はパラダイムシフトを

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いま海外では「ユーズド・イン・ジャパン」がアツいそうです。!ユーズド・イン・ジャパンとは何なのか。どういったものが人気なのか、そしてその理由とは?この事実から、日本人はいまこそパラダイムシフトを起こすべきときではないのか?

ユーズド・イン・ジャパンとは

「ユーズド・イン・ジャパン」という言葉が密かに浸透しつつあるのをご存知ですか。

メイド・イン・ジャパンなら日本製ということで、昔から高い品質の代名詞のように使われ、耳馴染みもあると思いますが。今回はメイドではなくユーズドです。

ユーズドということですから、「使われた」「中古」という意味ですよね。

そう、日本で使われた中古品のことを「ユーズド・イン・ジャパン」と呼ぶのです。

それがどうした?って思った方もいるかと思いますが、実は海外から日本の中古品の需要が高まっているのです。

どうしてかって?それは…。

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日本の中古品は程度がいい

海外の人からすると、日本の中古品はとても程度がいいという印象が強いそうです。

もともと日本人は良いものを大事に使う習慣があるので、仮にそれが日本製ではなく海外製品であっても、日本人が使った中古品は状態がとても良く、質も良いという、そういう信頼感ができあがっているようなのです。

考えてみれば、日本で走っている車はみんなピカピカだし、洋服だってボロボロの服を着ている人なんて、まず見当たりませんよね。

これは、日本の暮らしが土足厳禁なので、部屋の中も欧米やアジア諸国と比べて、清潔ににしてあるというのも関係あるかもしれません。

それと、日本人は常に新しいものを使用することが好きで、少しでも古くなるとまだ使えるものでも買い替える傾向が強い国民性とも関係がありそうです。

そうしたまだきれいで使えるけど、「飽きたから」「あまり気に入ってないから」「新しいのを買ったから」といった理由で、使わなくなってしまうものが日本にはたくさんあります。

そういったものの大半は捨てられてしまったりしますが、中にはもったいないからと中古品買取店に持ち込んだりする人もいますが、大抵はいくらにもならず、たくさん持って言っても数百円レベルの買値しかつかないことが多いでしょう。

それでもどのみち処分するからと、その値段でお店費に引き取ってもらうことが多いもの。あなたもそんな経験はありませんか?

ハード◯フのような中古品店に行くと、そういったものが山と積まれています。

しかし、これらの日本人からしたら不要なものが、海外の人にとっては宝の山なのだそうです。

これは日本の中古車などもそうです。確かにまだまだきれいで乗れるのに、10万キロ走っているからとか、10年以上前の車だからという理由だけで、5万円とか10万円といった低価格で中古車が売られていたりします。

しかもその車を日本人は誰も買わないんですよね。一体なんなのでしょうね。きっと日本人は新しいもの好きな人が多いということなのでしょうね。

何がそんなに需要があるの?

どんなユーズド・イン・ジャパンに需要があるのかというと、

  • 重機
  • 自動車
  • 洋服
  • 服飾小物
  • アクセサリー
  • 置物
  • おもちゃ
  • 家具

などです。

中でも重機はかなりアツいようです。

と言うのも、日本の建設現場で使われた重機は、性能の3分の1程度のパワーしか使われていないらしく、しかも丁寧に扱われているので、30年くらい前のものであったとしても、海外に持っていけばまだあと30年くらいは使えるほど程度が良いのだそうです。

おそらく日本の企業的には、減価償却が終わったら、また新しい重機を購入したりするので、30年以上も前の重機など、どの会社も必要ないのでしょう。

またそういった古い重機は作りがシンプルなので、海外でも修理が難しくないため、かえって都合が良いのだそうです。これは以前、日本の車を買い付けて輸出する外国人バイヤーから直接聞いた話です。

また、タイなどのアジア諸国には大量のユーズド・イン・ジャパンな洋服などが輸出されているのですが、現地で作られ販売される洋服と比べると、ユーズド・イン・ジャパンの洋服には高そうでしっかりした作りのものが多いのだそうです。

なので、タイ製の新品を買うよりもユーズド・イン・ジャパンを買うほうが、同じ値段なら断然コスパが高いとか。

そのせいもあって、現地では日本に親近感を持つ人や日本好きな人も増えているようです。

なんだかそれで好きになられても、不思議な気がしますけどね。

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日本人はいまこそパラダイムシフトのとき

「そうかそうか、日本の中古品が喜ばれてるんだね。活用されていて良かった良かった!」って、そう思っている場合ではない気がします。

それだけ日本が裕福なのかというと、わたしたちの暮らしを振り返ってみると、そんな余裕はもはやなく、結構「生活が苦しい」という声を耳にするようになってきています。

「年金生活になると本当に大変」だとか、「お金のことを考えると将来が不安すぎる」「今の収入では結婚なんてとうてい無理」といった声で溢れかえっています。

日本は高度成長期とバブルとで、どんどん生活が豊かになっていき、いつしか金銭感覚や物に対する感覚がずれてしまい、それが根付いてしまっています。つまり、贅沢に慣れきってしまっているのです。

そのくせ、ちょっと状況が変わるとすぐに貧困まっしぐらという、非常に不安定な国です。

なのでそろそろ何でもかんでも新しいものをすぐに買うのはやめ、もっと大切に長く物を使うよう切り替える頃だと思います。そうすることで、無駄な出費も抑えられ、貯蓄も増やすことができるでしょう。

日本人は新車を購入した場合も、平均7-8年で乗り換えてしまうそうです。

昔から「車は10年10万キロ」と言って、10万キロ走るか10年経ったら乗り換えということを言われていました。

しかしこれはある意味、自動車ディーラーのセールストークを真に受けたものです。自動車は大事に扱えば、10年以上経とうが10万キロ以上走ろうが、まだまだ使えます。特に日本車はよくできているので、海外の車よりももっと長持ちするはずです。

なので「最新が最高」という考え方から、そろそろ脱却しましょう。そうすることでお金から開放され、もっと心に余裕を持って生きましょう。

ユーズド・イン・ジャパンのニュースを見て、このようなパラダイムシフトが、いまの日本には必要なのではないかと感じました。

まとめ

「ユーズド・イン・ジャパン」と呼ばれる、日本で使われていた中古品が注目され、いま海外へ大量に輸出されています。

日本人が使った中古品は、世界的に見て製品価値の高いものが多く、また丁寧に使用されたものが多いため、中古でも安心して使えるものが多いのだそうです。

たしかに日本にはあまり質の悪いものは流通していません。そういった物を嫌う傾向があるからです。

それに加え、日本人は新しいもの好きなので、少し古くなったというだけでまだまだ使えるものを、すぐに手放してしまいます。

こうしたまだまだ使えるユーズド・イン・ジャパンな製品は、タイやパキスタン、カンボジアなどの国からすると、宝の山のように見え、実際海外では飛ぶように売れるのだそうです。

日本では誰も見向きもしない中古品が、海外では飛ぶように売れる。

これは物価の違いもあるでしょうが、価値観の違いがもたらすところが大きいと思います。

しかしなんだかユーズド・イン・ジャパンのニュースを見て、日本人の消費行動の異常性を感じてしまいました。

最新式のものを求めてばかりいるために、常にお金のことばかり気にして生きている日本人。そんなライフスタイルで幸せになれるわけがありません。

もう少し物を長く使う、不要なものは買わない、そういった意識の変化こそが、日本人の幸福度アップにつながるように思います。

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