ステンレスボトルに入れてはいけないもの・入れても良いもの 破裂するものもあるので要注意!
携帯用に便利なステンレスボトル。もはや1人1つとマイボトルを持ち歩く人も多いことでしょう。しかしこのステンレスボトル、何でも入れて良いわけではありません。入れてはいけないものと入れても良いものとがあります。中には入れてしまうと破裂する危険のあるものもありますので十分に注意してください。
もくじ
ステンレスボトルには入れてはいけないものがある
夏冬問わず、出かけるときは必ずステンレスボトルを持ち歩く、なんていう人も多いのではないでしょうか。
我が家も各自がそれぞれ専用のステンレスボトルを所有し、愛用しています。
しかしそのステンレスボトルに入れてはいけないものがあるのをご存知でしょうか。
ということで、毎日便利に活用しているステンレスボトルに入れてはいけないものをご紹介していきます。
知らずに入れていた!なんていう人は、この先問題が発生するかも知れないので、しっかりとここで覚えていってください。
絶対に入れてはいけないのがドライアイス
まず覚えておいてほしいのが、ステンレスボトルにドライアイスは絶対に入れないでください。
というか、ペットボトルでも同じですが、密閉される容器にドライアイスを入れるのは厳禁です!
ドライアイスは、炭酸ガス(二酸化炭素)をマイナス78.5℃の低温にしてギュッと固めたものです。これが気化すると体積は800倍以上に膨らみます。
1cm角のドライアイスでも気化すると800立方センチメートルになるわけですから、内圧は非常に高まります。これは想像するだけでも恐ろしいですよね。
なので、密閉容器にドライアイスだけは絶対に入れないようにしましょう。
酸や塩分を含むものはNG
続いて紹介するステンレスボトルに入れてはいけないものは、「酸や塩分を含むもの」です。
なぜ入れてはいけないかというと、酸や塩分は腐食の原因となるからです。
ステンレスが腐食をすると内側に穴が空いてしまいます。そうなるともう保温や保冷力が損なわれるどころか、液漏れの原因にもなります。
酸を含むものには、
- 果汁飲料
- 酢の入った飲み物
などが、塩分を含むものには、
- 味噌汁
- スープ
などがあります。
味噌汁やスープなどを持ち歩きたいのであれば、専用の「スープジャー」というものがあります。
牛乳や乳飲料もNG
また牛乳や乳飲料も、ステンレスボトルに入れてはいけません。
牛乳や乳製品は栄養価がとても高いため,微生物などが増殖しやすく、変質を受けやすい性質があります。
変質するとガスなどが発生しやすく、密封されるステンレスボトル内での気圧が高まります。
すると中から空気が押されふたが開きにくくなったり、明けた瞬間中身が噴き出したりする恐れがあります。
また、パッキンなどの部品のすき間に乳製品が入り込むと、においがついてしまい洗ってもなかなか取れなくなります。
一旦匂いがついてしまうと、水などの無臭のものを入れた際に、やたらと匂いが気になり、美味しく飲めなくなってしまいます。
なので、牛乳やヨーグルト飲料はもちろん、カフェオレやミルクティーなども、ステンレスボトルに入れるのは避けたほうが良いでしょう。
炭酸飲料はNG
内部のアツが高まるという意味では、炭酸飲料もステンレスボトルに入れてはいけません。
炭酸ガスにより、空気が押されふたが開きにくくなったり、明けた瞬間中身が噴き出したりする恐れがあります。
コーヒーや紅茶、お茶を入れても大丈夫?
ステンレスボトルに入れてはいけないものはだいたいわかったとして、持ち運びたくなる飲み物の代表でもある、コーヒーや紅茶、お茶などは入れても大丈夫なのでしょうか。
これらは、入れても大丈夫です。
ただし、先程もお伝えしたように、カフェオレやミルクティーなど、牛乳が入っているものはやめましょう。
また、麦茶や烏龍茶は、緑茶などの場合、茶葉は入れないようにしてください。
それと、珈琲や紅茶など、わりと香りのあるものは、ステンレスボトルに匂いが残りやすいのも事実です。
なので、できたら、コーヒー用のステンレスボトルといったように、専用に用意すると良いかもしれません。
ステンレスボトルに入れても良い意外なもの
その他、ステンレスボトルに入れても良いものとして、意外に思えるものもご紹介します。
それは、
- スポーツドリンク(炭酸なし)
- ワイン(スパークリングは不可)
ただし、これらは全くのOKというものではなく、どちらかというと入れてよいかどうかのグレーな境界上のもの。
なので、もし入れたとしても早めに飲むようにし、使ったらすぐに洗うようにしましょう。
まとめ
ステンレスボトルには入れて良いものと、入れてはいけないものとがあります。
中でも絶対に入れてはいけないものがドライアイスです。ドライアイスは気化すると体積が倍以上に増えますので、密閉容器に入れると爆発する危険があります。絶対に入れないでくださいね。
その他にも、炭酸飲料やオレンジジュースなどの酸性飲料、牛乳やヨーグルトなどの乳飲料、塩分が含まれるみそ汁やスープ、アルコール類などは、ステンレスボトルに入れてはいけないものです。
反対に入れても良いものは、水はもちろん、お茶類やコーヒーです。ただし、カフェオレやミルクティーは入成分が含まれるため、入れないほうが良いでしょう。
意外にもスポーツドリンクやワインは入れてもいいという説もありますが、あまりお薦めはできません。仮に入れたとしても、すぐに飲み切り、使用後はすぐに洗うようにしましょう。