Excelの横棒グラフで縦項目が表の順番とは逆に表示されてしまう不思議!解消方法を図解!
Excelのグラフ機能は非常に有能だと感じます。
インターネット上には、無料でグラフ生成ツールがゴマンと存在していますが、日本語対応していない、有料でしか満足に利用できないといったデメリットが多いです。
WordPressにおいても、グラフ生成のプラグインは多数ありますが、英語ベースなので仕様や機能の理解に時間がかかります。
英語が得意な人にはいいかもしれないですけど(汗)
そんな有能すぎるExcelのグラフ生成ですが、困ったことがあります。
なぜか横棒グラフにすると、縦軸の項目が表とは上下で逆になる現象が出てしまうことです。
縦棒グラフだと、そんな現象は出ないのですが、逆転の原因や解消方法についてシェアします。
もくじ
Excelのグラフ作成
まず、完結にグラフの作成をする際は、表が必要です。
表があれば、範囲指定してグラフの種類を選択するだけで、一応の形はできあがります。
- 表を範囲指定する
- メニュー「挿入」を選択
- グラフの種類を選択
たったの3ステップで作成できるのは、神ですね。
ただし、妙にカッコつけたりしたがる人は、ここからが長い・・・。
色分け、フォントの種類、3Dにしてみたり、影を付けてみたり、いろいろと装飾に凝りだすと、いつまで経っても終わりません。
色分けなんて勝手にExcel側がやってくれますから、いちいち考えなくて済みます。
そもそもグラフを用いる目的は、数値データをビジュアル化して、
- 視認性向上
- 理解促進
- 情報共有
といったことですから、きれいとか、美しいとか、それは個人で楽しんでください的な感じです。
上下逆転現象とは
まず、こちらをご覧ください。
表の縦軸の項目(部門)は、上からA.B.C.Dとなっていますが、グラフ化するとD.C.B.Aとなっているではありませんか。
できればグラフ化した際も、上からA.B.C.Dと並んで欲しいところですが、どうしてわざわざ順番を逆にするのか、不思議でなりません。
したり顔で「そういう仕様だ」と言う人もいるでしょうが、そんなことで納得できない人もいるわけです。
何か要因、つまりExcel側の意図が、そうさせている可能性が高いので調べてみると、やはり見つかりました。
ポイントは「原点」です。
Excelグラフの仕様
縦棒グラフを作成する場合は、表の1行目にあるデータは、原点に最も近いところで、縦棒になって出現します。
以降、2行目のデータは1行目の縦棒の右隣に出現し、これが繰り返されます。
つまり表の一番下の行にあるデータは、原点から最も離れた場所で縦棒で表示されるわけです。
これが横棒グラフになると、一番下の行にあるデータは、原点から最も離れた場所で横棒表示しますから、結果的に、一番上になります。
一番上だけども原点から最も離れているので、表の順番と上下が逆転してしまうというのが、からくりです。
そのような仕様なので、あとはグラフの書式設定で調整するしかありません。
調整方法
さて、何をどうすれば、表と同じような並びになるのでしょうか。
- グラフの縦軸項目をダブルクリック
- 右ペインに「軸の書式設定」が表示
- 「軸のオプシヨン」から「軸を反転する」にチェック
まず第一段階は終了です。
この時点では、横軸の表示も下から上に反転してしまっているので、これを元に戻さなければなりません。
第二段階として、
- 「軸のオプション」の「横軸との交点」で「最大項目」を選択
すると、ちょうどよい感じになります。
面倒臭いですが、知っておいて損はありません。
まとめ
「Excelの横棒グラフで縦項目が表の順番とは逆に表示されてしまう不思議!解消方法を図解!」というテーマで、グラフの微調整について書きました。
横棒グラフの謎が解けて良かったです。
しかし、まだまだ未知な部分も多いことから、グラフを作っていく上で、問題もいろいろと出てくるものと感じます。
他のグラフ生成ツールは、Excelに敵わないのか・・・。
もっと簡単に作れるツールを絶賛探索中。
参照
Excelで横棒グラフの並びが逆に、慌てずに順番を入れ替える2つの方法 | 日経クロステック(xTECH)