雨量の1時間に○○ミリが全くピンと来ない点をどうにかしたい!なぜ響かない方法に固執するのか?

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東北地方では激しい雨量で大変な状況ですね・・・。

線状降水帯なんて、これまで聞かなかった言葉も頻繁に使われますし、適度な雨というのは期待できないのでしょうか。

かつては局地的豪雨なんてのもありましたが、雨の降り過ぎは困ります。

さて、雨の降る量を○○ミリという言い方をしますが、これでピンときます?

まるで「東京ドーム○個分」ぐらい、わかりづらいです。

そもそも、なぜ東京ドームを基準にするのかわかりません。

ましてや地方に住んでいると東京ドームの規模感すら想像しにくいですから、いい加減、やめてもらいたいものです。

比較対象を改善

広さなら東京ドーム基準というのは、いい加減に公共のメディアなどを通して発信するのは、ぜひ、止めて頂きたい・・・。

とは言え、適切な比較対象が無いのも事実ではありますが(汗)

都内および近郊の方なら東京ドーム基準でも十分に伝わりますが、これを各都道府県で代表的なシンボルを決めて、それを基準に広さを想像してもらう方が、まだマシではないかと考えます。

各都道府県ごとに、広さの基準となるシンボル、同じ球場でも良いですし、テーマパーク、サッカーのスタジアム、湖などの自然などを決めて、オープンにしておけば、想像しやすいと思うのです。

「ああ、あれの○倍ならデカイな・・・」

身近な比較対象だとイメージしやすいのではないでしょうか。

広さだけでなく、高さも同様に各地域のシンボルで比較すると、わかったようなわからないような感じにはなりません。

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厄介なのは雨量

さて、厄介なのは雨量です。

気象庁の発表では、必ず「1時間あたり○○ミリ」というような伝え方をします。

「24時間で200mmにもなりました!」

いくら血相を変えてキャスターが伝えたところで、内輪でしかわからない言葉で表現されてもねぇってな感じです。

避難の決心の役にも立たない。

例えば「1時間に20ミリ」の雨量というのは、ある容器に1時間で2cmぐらい水が貯まる量を示します。

それでも全くわからない(汗)

一応、1時間で20ミリの雨量というのは、いわゆる土砂降り状態で、道路に当たった雨が跳ね返リ、傘を差しても濡れてしまうぐらいの量です。

予報用語

実は雨が降る量を言葉であらわすのには決まりがあり、これを「予報用語」と言います。

  • やや強い雨:10~20ミリ未満
  • 強い雨:20~30ミリ未満
  • 激しい雨:30~50ミリ未満
  • 非常に激しい雨:50~80ミリ未満
  • 猛烈な雨:80ミリ以上

キャスターや気象予報士が感覚的に使っていたわけではなく、裏の意味が存在していたのです。

天気予報で、上記のような言葉が出たとしてら、大体の雨量が予測できるので、注意深く見てみると良いかも。

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青森県の大雨

先日、平年の8月の1カ月分を上回る記録的な雨量を観測した青森県ですが、特に深浦町はすごかったようで、総降水量は354・5ミリと観測史上最多となりました。

何がすごいかって1日に満たない時間での降水量だということです。

この場合、町全体を容器に例えると1日も経たずに35cmも雨水が貯まるほどの降り方をしたわけですから、そりゃ河川など、あっという間に氾濫するでしょう。

怖かったでしょうね。

まさか雨で災害が起こることが珍しくなくなる日が来るとは。

まとめ

「雨量の1時間に○○ミリが全くピンと来ない点をどうにかしたい!なぜ響かない方法に固執するのか?」というテーマで、広さ、高さ、雨量などの規模について書きました。

東京ドーム○個分など、イメージしづらい伝え方が当たり前のように使われていますが、雨量については、少しはイメージが沸くようになりました。

降り過ぎは困りますが、降らないのも困ります。

適度に雨が降ることが一番良いですが、自然はコントロールできないので、まさに神頼みですね。

参照

気象庁|予報用語 雨の強さと降り方

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