プールの水を6日間出しっぱなしにした責任は教師と断罪!約200万円の損害賠償も負担の地獄!
これ、他人事ではないんですよね・・・。
親族に教職員がいますから、マジで傍観はできないのですよ。
神奈川県川崎市の公立小学校で、6日間ものプールで水を出しっぱなしにした責任を、教師が負うということがニュースとなりました。
しかも約200万円近い金額の損害賠償すら、その教師が負担しなければならないという内容も。
市と教師の両方に言い分はあるようですが、このトラブルに関して、プール授業も含めて独自の見解を述べたいと思います。
もくじ
トラブル概要
トラブルの概要については、すでにお伝えしましたが、5月の話しです。
プールに水をためる際に、操作をあやまったとかで、6日間で合計2,200立方メートルをムダに流出してしまったというもの。
損害額の総額である約200万円のうち、校長と教師ですでに95万円を市側が請求していることが発覚して、市民の間では抗議が出ているとか。
つまり学校側、いや個人に全責任を負わせるのは、いかがなものかということなんです。
市民と市の声
市民側の声としては、
- かわいそうだ
- 教師不足に拍車をかける
とい内容が多いですし、おそらく、ほとんどの市民の心情としては理解できます。
市側としては、教師不足と今回の問題(賠償など)は別である、という見解です。
それも理解できないわけではありません。
業務上のミスと教師不足という人材難を一緒にするのは、話しがややこしくなるだけですし、問題解決には至りません。
民間の置き換えると、業務上のミスで損害賠償沙汰となった場合は、
- 法人
- 個人
それぞれで何らかの責任が問われます。
ただし公務員の場合は、厳密には民間と比較できないところがありますので、難しいところではあります。
教師側の負担
このままだと教師側の負担は免れない印象です。
約200万のうちの半分は、校長と教師へ損害賠償として請求しているようですが、もう半分は市側が持つということでしょうか・・・。
もしそうならば、市側も責任を負うということになります。
ただし、市側は税金で、校長と教師は身銭を切るという大きな違いがあるので、痛みは個人の方が断然大きいわけです。
なかなかの懲罰ですよ。
民間企業でも大失敗はありますが、身銭を切ることは、ほとんど聞いたことはありません。
もちろん異動とか降格とか、多少は収入に影響が出るようなことがあるでしょうけど、現金が動くとなると厳しいものがあります。
プール授業の是非
水の出しっぱなしについては、今後、どういったオペレーションが再発防止になるのかを検討することになると思います。
それとは別に根本的な話として、プール授業の是非ということも考えたほうが良さそうです。
5月にプール、寒くて健康に良くないでしょ。
ただでさえカリキュラム(授業時数)に余裕がないのに、プールに時間を取られるのは、教師側にとっては非常に痛いのが正直なところ。
実際に、そう言ってますしね。
二学期にプール授業をする学校もあるのですが、はっきり言って暑いですから、水もぬるくて下手すると雑菌が増えやすいのですよ。
しかも授業内容は、昔と変わらない。
着衣泳なんて、あまり意味が無いですよ(現場も言ってます)
それよりも、しつこいぐらいに、
- 池に近づくな
- 川で泳ぐな
- 泳ぐときは浮き輪かライフジャケット
という水難事故への啓発に使った方が有益です。
事故防止に全力
悲しい事故を減らすことが、まさに教育の真骨頂なのではないかと考えます。
落ちたときは浮きましょう、なんて、いざとなったときに冷静にできるわけがない。
そんな事例、ないでしょ?
浮いているところを見つけましたって、最悪の事態のときにしか伝えないことが、その証左ですよ。
健気にも着衣泳で身に付けたことを・・・なんてゼロに近いのでは?
それが全てです。
結果の出ないことを伝えるよりは、近づくなと口うるさく言うって、意識改革した方がマシです。
まとめ
「プールの水を6日間出しっぱなしにした責任は教師と断罪!約200万円の損害賠償も負担の地獄!」というテーマで、責任所在とプール授業について書きました。
プール授業は反対です。
夏における水難事故についての授業に差し替えるなら賛成です。
着衣泳なんて効果があるのか、実践的なのか不明なことを伝えるより、やかましく川で泳ぐなといい続けることのほうが、重要な気がします。
毎年、何人の若い人が、川で命を落としていることか・・・。
プール授業は不要です。
参照
6日間プールで水出しっぱなし 小学校教諭らが賠償負担 川崎市長「妥当な処分」|tvk NEWS WALL|Channel OPEN YOKOHAMA