洋楽のパワーポップというジャンルとは?定義や代表的なバンド・アーティスト、年代ごとの名曲などをご紹介
洋楽のパワーポップというジャンルとはいったいどんなもの?パワーポップの定義やアーティスト、代表的な名曲など、時代ごとにご紹介します。
もくじ
パワーポップとは?
洋楽にパワーポップと呼ばれるジャンルがあるのをご存じですか?あまり一般的ではないかもしれませんが、ルーツをたどると60-70年代くらいに遡れるくらい、実はわりと歴史の長いジャンルです。
パワーポップの定義はわりと広義であり、基本的には勢いのあるメロディアスな楽曲のロックを指します。
楽曲的にはギター主体のものが多く、バンド形式で演奏されるモノが多いです。サウンド的にはフォークロックからハード目のものまで幅広いのですが、どこかしらビートルズによる影響が感じられます。
キャッチ―なメロディを持ち、思わず口ずさみたくなるような楽曲であることがパワーポップの特徴でもあります。
だったらオアシスもパワーポップなのかと言われると、違うとは言い切れませんが、あまりオアシスをパワーポップの括りで語られることはありません。何でですかね(笑)。
ちなみにパワーポップに共通するルックスやファッションはありません。
そんなわけで、意外とパワーポップでの括りは、個人に委ねられる部分も大きいようです。
パワーポップの代表的なバンド
パワーポップのバンドとして、まずあげられるのがバッドフィンガーとラズベリーズです。ルーツオブパワーポップとして、この2つのバンドはよく取り上げられますね。
ビッグ・スターやムーヴといったバンドもこの頃を代表するパワーポップバンドです。そして、チープトリックやキッス、ディジー・ミズ・リジーと続き、ナック、カーズなど。
80年代に入ると、マシュー・スウィート、ヴェルヴェット・クラッシュが登場。
90年代はポウジーズ、ティーンエイジ・ファンクラブ、ジェリー・フィッシュ、ウィーザーなど。
そして2000年以降は、ファウンテインズ・オブ・ウェインがいます。
もちろん他にも上げればキリがないほどパワーポップを奏でるバンドやアーティストはいますが、とりあえず各時代の代表をあげておきました。
パワーポップの名曲
続いて、パワーポップの名曲をご紹介します。
こちらも年代順に紹介していきます。
まずは、
「ゴー・オール・ザ・ウェイ」ラズベリーズ
「No Matter What」バッドフィンガー
「サレンダー」チープトリック
そして、
「The King Is Half-Undressed」ジェリーフィッシュ
「アイヴ・ビーン・ウェイティング」マシュー・スウィート
「Drive Me Down」ヴェルヴェット・クラッシュ
「Neil Jung」ティーンエイジ・ファンクラブ
90年だと、
「ソーラー・シスター」ポウジーズ
「ユー・ゲイブ・ユア・ラブ・トゥ・ミー・ソフトリー」ウィーザー
2000年以降はこれですね。
「The Summer Place」ファウンテインズ・オブ・ウェイン
YouTubeなどに楽曲は上がっていますので、ぜひ参考に聴いてみてください。
まとめ
上にあげた曲を実際に聴いてみると、なんとなくパワーポップというものが見えてくるのではないかと思います。
キャッチ―なメロディーが特徴なので、洋楽と言えどとっつきやすく、つい掃除や料理などをしていると口ずさんでしまうほどです。
言葉の意味が分からなくとも、なんとなく少し切ないメロディーから雰囲気が伝わってくるところも、パワーポップの良さなんですよね。
もしこれまでパワーポップを知らなった方がいたら、これを機にぜひいろいろと聴いてみてください。おすすめです。